スリッカーブラシおすすめ5選!猫用の特徴から選び方、使い方まで

2020.05.22

スリッカーブラシおすすめ5選!猫用の特徴から選び方、使い方まで

猫用のブラシには、ラバーブラシやピンブラシなど様々なものがあります。それぞれのブラシには、異なる使用目的と使い方があります。ブラシは、使い方を間違えると猫の皮膚を傷つけることもあるので、それぞれに正しい使い方を知っておきたいものです。スリッカーブラシは、くの字型に曲がった針金がたくさんついているブラシです。使い方によっては皮膚を傷つけるので、正しい使い方や選び方について知っておきましょう。

【目次】
1.猫用ブラシの種類
 1-1.ラバーブラシ
 1-2.獣毛ブラシ
 1-3.アンダーコート用ブラシ
 1-4.コーム
 1-5.ピンブラシ
 1-6.スリッカーブラシ

2.猫用スリッカーブラシの役割

3.猫用スリッカーブラシの選び方

4.猫用スリッカーブラシの使い方
 4-1.スリッカーブラシの持ち方
 4-2.スリッカーブラシの動かし方
 4-3.お肌に沿って平行に
 4-4.シャンプー前に
 4-5.もつれや毛玉のほぐし方

5.猫用スリッカーブラシおすすめ5選
 5-1.ウィッシュ グルーミングプロ 角型ソフトスリッカーブラシ M
 5-2.ウィッシュ グルーミングプロ 玉付きスリッカーブラシ S
 5-3.カリーニャ にゃめらかスリッカー
 5-4.カリーニャ にゃめらかソフトスリッカー
 5-5.フルーツ村のラバースリッカー S

6.まとめ

猫用ブラシの種類

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ブラシは、猫の被毛のお手入れに欠かせないペット用品です。
猫用のブラシには、いろいろなタイプがあります。
被毛の状態や猫の性格、どんな目的で使うかによって、使うブラシは異なります。

◆ラバーブラシ

ラバーブラシは、マッサージするように優しく使えるので、ブラッシングが苦手な子におすすめのブラシです。
ゴムやシリコンでできているので柔らかく、猫への負担が軽減されます。
一方、抜け毛を取る効果はやや控えめなので、短毛の子向けのブラシです。
抜け毛がブラシに張りつきやすいので使用後のお手入れは比較的楽ですが、埃がつきやすいため保管場所には気をつけましょう。

◆獣毛ブラシ

獣毛ブラシはお手入れの基本となるブラシで、被毛を艶々に仕上げるために使います。
毛先が不ぞろいのハードタイプと毛先が揃ったソフトタイプがあり、前者は長毛種向き、後者は中毛種や短毛種向きです。
豚毛製や猪毛製のものは、適度な水分や脂分が含まれているため静電気が起こりにくく、非常に使い勝手の良いブラシです。

◆アンダーコート用ブラシ

アンダーコート用ブラシは、換毛期に抜け毛を取り除くために使うブラシです。
ファーミネーターやフーリーなどの商品が人気です。
トップコートはそのままに、アンダーコートだけを取り除くことができます。
ブラッシングをすればするだけ毛が取れるので、やりすぎると抜け毛だけでなく必要な毛まで取れてしまいます。
トップコートが傷つくこともあるので、やりすぎには注意しましょう。

◆コーム

コームは、毛玉をほぐしたり、毛並みを整えたり、地肌に近い部分からムダ毛を取りたいときに使います。
当てる角度を変えながらやさしくポンポンと叩いて、皮膚マッサージをしてあげるのもおすすめです。
クシの歯の先端が尖っていると皮膚を傷つけることがあるので、先端が丸くなっているものがよいでしょう。

◆ピンブラシ

ピンブラシは、もつれた毛や絡んだ毛をほぐすことができるブラシです。
長毛種や毛量の多い短毛種におすすめです。
ポンポンと軽くたたくようにブラッシングすると、マッサージ効果も得られます。
皮膚を傷つけないよう、ピンの先端が丸いものを選びましょう。
強度の弱いブラシは、使っているうちにピンが内側に食い込んだり曲がったりしてしまうので、選ぶ際にはピンの強度をチェックしましょう。

◆スリッカーブラシ

スリッカーブラシは、くの字型に曲がった針金がびっしりとついている特徴的なブラシです。
毛を梳いたり、もつれや毛玉をほぐしたりするために使います。


猫用スリッカーブラシの役割

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スリッカーブラシは、「普段使い」をするブラシではありません。
スリッカーブラシを使う目的は、主に長毛種の絡まった毛や毛玉をほぐすことです。
また、換毛期のアンダーコートやデッドヘア(死に毛)を取るためにも使います。
短毛種の猫に使うと、誤って皮膚を傷つけてしまうことがあるので、基本的に長毛種用のブラシと考えましょう。
短毛種の抜け毛を取ったり、皮膚をマッサージしたりする目的で使うなら、ラバーブラシや毛先の柔らかい獣毛ブラシがよいでしょう。
一方で、アメリカンショートヘアのようなアンダーコートの多い猫種に用いると、素早くアンダーコートを取り除くことができます。
換毛期や毛玉が気になった時には、スリッカーブラシを使うとよいでしょう。


猫用スリッカーブラシの選び方

ブラシ選びで重視したいポイントは、飼い主さんが使いやすいかどうかです。
スリッカーブラシは針金が使われているため、間違った使い方をすると猫の皮膚を傷つけてしまいます。
スリッカーブラシには、ピンの素材が硬めのハードタイプと柔らかめのソフトタイプがあります。
猫の皮膚は、非常に柔らかく傷つきやすいです。
ソフトタイプはハードタイプに比べてクッション性もあるので、猫には必ずソフトタイプを使います。
また、皮膚を傷つけてしまうかもしれないと不安な方は、先に丸い玉がついているものを選びましょう。
針金状のブラシより、毛の取れ方は落ちますが、安心感があります。


猫用スリッカーブラシの使い方

スリッカーブラシは、間違った使い方をすると猫の皮膚を傷つける恐れがあるので、正しい使い方をしましょう。

◆スリッカーブラシの持ち方

床や机に置いて、親指、人差し指、中指の3本の指でつまむように持ちます。
鉛筆を持つような形で優しく持ちます。

ブラッシングをする部位や猫の向きに合わせて、①と②を使い分けましょう。
スリッカーブラシを持っている手を上からたたかれたらブラシを落としてしまうくらい、優しく持ってください。

◆スリッカーブラシの動かし方

猫の毛の流れに沿って、スリッカーブラシを動かします。
猫の毛は、一定の方向に生えています。
毛の流れに逆らって逆毛の向きにブラッシングすると、毛を無理な方向に引っ張ることになり、猫が痛い思いをしたり不快感を与えたりします。
必ず、毛並みに沿ってブラシを動かすようにしましょう。
毛の生え方は、個体によって違いますが、おおむね以下のようになっています。
背中側の毛の向きは首から背中、しっぽへ向かっており、お腹側の毛は脇から中央へ向かって流れています。
四肢の毛は付け根から足先に向かって生えており、顔や後頭部の毛は内側から外側へ向かって生えています。

◆お肌に沿って平行に

猫の肌に沿って平行に、ゆっくり優しく梳かします。
ブラッシングをする前に、自分の腕の上を滑らせて、痛くないかチェックしてみましょう。
素早く動かすと余分な力が入り、猫に痛い思いをさせることになるので、気をつけてください。
ブラシの手前にだけ毛がついているようなら、肌に平行に動かせていません。
一部のピンに力が集中してしまっているので、猫の皮膚を傷つけてしまいます。

◆シャンプー前に

猫にシャンプーをする場合には、事前にブラッシングをしておくことが重要になります。
毛のもつれをほぐし、抜け毛を取り除き、毛についた埃を取ることで、お湯やシャンプーがしみこみやすくなります。
スリッカーブラシで、全身をブラッシングした後、コームできちんと毛を梳いておきましょう。

◆もつれや毛玉のほぐし方

毛を持ち上げて、毛先から少しずつといていきます。
毛を持ち上げるように片手を添えて、ブラッシングをするのもおすすめです。
皮膚と毛の境目が分かりやすく、根元にもブラシを入れやすくなります。
毛玉ができている場合には、皮膚と毛玉の間を指でしっかり押さえて、毛玉を掌に乗せるような感じで持ちましょう。
スリッカーブラシで、毛玉の端から少しずつほぐしてきます。
頑固な毛玉は、毛の向きに合わせて縦にハサミを入れ、少しずつほぐしましょう。
最後に、粗目のコーム、細めのコームと順に使って、毛玉を完全に取ります。

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猫用スリッカーブラシおすすめ5選

◆ウィッシュ グルーミングプロ 角型ソフトスリッカーブラシ M

ウィッシュ グルーミングプロ 角型ソフトスリッカーブラシ M
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皮膚に優しいスリッカーブラシです。
ピンはさびにくくて長持ちするソフトタイプのステンレス製で、ハンドルは手が疲れにくく長時間でも使いやすい楕円形になっています。
 

◆ウィッシュ グルーミングプロ 玉付きスリッカーブラシ S

ウィッシュ グルーミングプロ 玉付きスリッカーブラシ S
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ピンの先端に玉がついているので、初めて猫を飼う人にもおすすめのスリッカーブラシです。
皮膚に優しいので、皮膚が薄くて柔らかい猫にピッタリです。
ABS製のミニブラシつきです。
 

◆カリーニャ にゃめらかスリッカー

カリーニャ にゃめらかスリッカー
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猫専用のお手入れシリーズ「カリーニャ」のスリッカーブラシです。
ピンはS字にカーブしていて、被毛をほぐして抜け毛をしっかり取り除きます。
ラバークッションの台座なので肌あたりがやわらかく、優しい使い心地でスリッカーブラシが苦手な子におすすめです。
抗菌加工、掃除用のクシ付きで、清潔に使うことができます。
グリップはラバーで持ちやすく、可愛い猫のシルエット型で飼い主さんも楽しくお手入れができるスリッカーブラシです。

◆カリーニャ にゃめらかソフトスリッカー

カリーニャ にゃめらかソフトスリッカー
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先の丸いピンで、同シリーズの「にゃめらかスリッカー」よりさらに優しい肌あたりのスリッカーブラシです。
丸いピンなので、スリッカーの苦手な子にもおすすめです。
ブラッシングしやすく疲れにくいように角度がついていて、ピンにも角度がついているので抜け毛もごっそり取れます。
グリップはラバー製で、滑りにくくしっかり握ることができ、ピンクに花のワンポイントが可愛いです。
また、サイズが小さいので、女性や子供の手にもなじみます。

◆フルーツ村のラバースリッカー S

フルーツ村のラバースリッカー S
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縦リブ構造のラバーピンで、猫のお肌に優しいスリッカーブラシです。
20℃傾けたことで、しっかりムダ毛を取ることができるようになっています。
お肌に優しいので、皮膚の弱い子にもおすすめで、短毛種にも長毛種にも使えるスリッカーブラシです。
お掃除ブラシつきで、清潔に使うことができます。


まとめ

スリッカーブラシは、長毛種の猫の毛玉やもつれをほぐすために使います。
また、デッドヘアを、スッキリ取ることもできます。
針金がびっしりとついているブラシなので使い方にはコツがいりますが、上手に使うと長毛種猫の被毛をふわふわに仕上げることができます。
愛猫の皮膚を傷つけたり不快な思いをさせたりしないように、持ち方や動かし方のポイントを押さえて、お手入れをしてあげましょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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