小さな黒豹ボンベイはこうして生まれた
さて、黒猫の中でも可愛さと優雅さで一歩抜きに出ているボンベイ。名前からインド産と思われる人もいるかも知れませんが、実はアメリカ産の猫ちゃんです。
ブリーダーのミッキー・ホーナーが「誰でも飼える黒豹のようなネコを!」とアメリカンショートヘアとバーミーズを交配させて10年以上かけて生み出したそうで、1976年にCFAで公認されました。
「ボンベイ」とは、黒豹の生息しているインドの都市ボンベイ、現在のムンバイから取った名前です。
ツヤツヤな毛とスタイリッシュなボディが特徴
ボンベイの見た目の特徴としてまず挙げられるのが、ジェルで固めたようにツヤツヤした、肌に張り付くような短毛ではないでしょうか。触り心地はまるで絹のサテン生地のように柔らかで、齢を重ねるに従って毛のツヤが増していきます。
体のサイズは大きくなっても5キロ程度と小柄です。体つきは大きくて重そうではありますが、足が長めなので、本当に豹のようにスタイリッシュです。ムチのように先に向かって細くなる尻尾も他の黒猫とは一線を画す優美さを漂わせています。
個体差はありますが、瞳の色は金や銅の輝きを放っているところも特徴の一つです。
活発だけど冷静で人懐っこいボンベイの性格
アメリカでは「どの動物を飼うか迷ったらボンベイを選べ」と言われるくらい一緒に住むには適したネコちゃんです。人懐っこく穏やかで、遊ことが大好きなのでご主人様を楽しませるのも得意な猫ちゃんです。見た目の通り活発でやんちゃですが、とても従順でしつけもしやすいので、ペット初心者方が初めて飼う猫としてもオススメです。
ボンベイと暮らそう!
ボンベイは好奇心旺盛で運動が大好きなので、運動する場所がないとストレスを溜めてしまいます。室内で飼う際は、最低でも登り木1つは用意しましょう。鳴き声が大きくないので部屋の中でも飼いやすいです。
食事の量はネコちゃんの平均くらいです。体の線が崩れないよう、カロリー計算に気を配りましょう。
またブラッシングですが、週2~3回で十分です。抜け毛があまりないので、部屋の掃除も
そこまで手間がかかりません。この点も飼いやすい人気の理由かもしれません。
実はボンベイは日本では珍しい猫種です。
ボンベイは日本ではまだまだ流通数がとても少なく、なかなか入手が難しい上に人気も高い猫種です。ですから、キャットショーなどに出展されるなどの情報を入手したら、すぐに予約を入れてぜひ見学に行きましょう!
購入となると少しお値段は高めで、子猫の相場はだいだい25万円以上になりますが、ボンベイの希少性を考えると妥当かなとも考えます。
意外とテレビやアニメではよく見る黒猫は、リアルの世界ではあまり見ない猫ちゃんです。
飼うことができれば、猫ちゃん仲間に自慢ができること間違いなしです!
入手は少し難しいですが、もしペットショップなどで見かけたら、ぜひとも購入してみてはいかかでしょうか(もちろん育てる環境がそろっていての話)。
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