緑内障とはどんな病気か知っていますか?

2016.05.11

緑内障とはどんな病気か知っていますか?

「緑内障」人間でも歳をとっていくとなる目の病気の一つです。 もちろん、犬や猫にもあります。

focebookシャアツイート

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「緑内障」人間でも歳をとっていくとなる目の病気の一つです。
もちろん、犬や猫にもあります。

どんな病気か簡単に説明しますと…
眼球の内圧(眼圧)が高まることによって「視覚障害」が生じる病気の事を言います。
人間の場合、目に違和感がある、目の痛みなどの症状があるため、早期発見ができるので病院で治療することができます。

しかし、犬や猫の場合は、例え目に違和感があっても、言葉が話せないので、飼い主さんに伝えることができない為、病気の発見が遅れてしまうことが非常に多いのが問題です。愛犬の様子の異変に気付いて病院にいった時には手遅れ。
失明していたということもけして少なくない病気の為、ある意味怖い病気です。

ではどうしたら「緑内障」の早期発見が飼い主さんでもわかるのでしょうか?
ポイントは下記の3つです。

1) 愛犬が頻繁に目を気にしている
2) 眼が赤く充血している
3) 頻繁にぶつかる事がある

これらの症状に気づいたら、すぐに病院で診断してもらうことをお勧めます。
僕の病院にも「眼科の専門医」がいますが、動物病院も最近は「専門医」を抱えている病院も増えてきています。
動物病院は眼科、内科などの区別がないからとあきらめず、まずはかかりつけ医の診察を受けてください。専門医との連携をしている病院も増えてきているのでご相談されると良いと思います。

あとは「緑内障」にならないように、ビタミン類やミネラル。特にルテインやビタミンCを摂取するように心がけてあげると予防につながります。
飼い主さんが注意してあげてください。

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Dr.佐藤 貴紀

Dr.佐藤 貴紀

幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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