シーズーを買う前に!特徴と性格、なりやすい病気とは?

2016.07.12

シーズーを買う前に!特徴と性格、なりやすい病気とは?

シーズーは、その愛嬌の良さや見た目の愛らしさなどから、愛玩犬として人気のある犬種です。小柄なので抱き上げてコミュニケーションをとるのにも良いですし、リラックスしているときにひざの上に乗せてなでてあげたりもできます。 そんなかわいいシーズーを最後まで愛情を持って面倒を見ることができるようになるためにも、飼う前にシーズーの特徴やかかりやすい病気のことなどをしっかりと理解した上で家庭に迎えるようにするのが良いでしょう。

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シーズーにはどんな特徴があるのか?

シーズーは、もともとチベット生まれで、当時の中国との国交のときに献上物の一つとして捧げられていました。シーズーの名前の由来は獅子で、中国語で「獅子狗(シーズークヮ)」と呼ばれていたことでした。中国の宮廷ではシーズーの愛犬家がとても多く、なんと一時期は4000頭もいたといわれています。見た目をライオンに近づけたいと考えていた人々によって交配が何度となく行われた結果、現在の姿になったとされています。そして1960年に渡米し、1969年に犬種登録をされたのでした。
飼いやすい犬種ですが、マイペースな性格もあり、しつけは幼い頃からしっかりとしておく必要があります。
体高は20cmから27cm、体重はおよそ4キロから6キロほどです。目がぱっちりと大きく、鼻が短いのが特徴で、長めの体毛が印象的です。そのため長い毛のケアをしてあげることがとても大切です。毛は抜けにくいですが、毛玉ができやすいですからブラッシングもしっかりとしたほうがいいでしょう。

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シーズーはチベットから中国へと渡って以来、貴族などにとてもかわいがられていたという歴史があります。祖先だといわれている、チベット原産のラサ・アプソとペキニーズですが、このどちらの犬もやはり皇帝に献上されていた愛玩犬でした。
また、高貴な愛玩犬であったシーズーの特徴である大きな目ですが、傷つきやすいのでお世話するときにはそっとケアをしてあげるようにしましょう。
そして、寒さには強い犬ですが、高温多湿には非常に弱いので、特に夏場の散歩は注意が必要です。日中はできるだけ外出をしないようにし、外出する場合もこまめにお水を与えるようにするのがベストです。
シーズーの外見をあらわす言葉に、「頭部はライオン、骨格はクマ、足はラクダ、動き方は金魚」というものがあります。また、「尾は羽箒、耳はヤシの葉、歯は米粒、下は真珠のような花弁」という言葉がありますが、シーズーは見た目よりも意外とずっしりとしており、骨太で肉付きも良いです。ですが、小型犬なだけに、コンパクトなので家庭でコミュニケーションをとりやすいという長所があります。


シーズーはどんな性格をしているのか

シーズーの性格は、初心者でも飼いやすいといわれているように人懐っこく、活発で行動的です。社交性もありますから、小さなお子さんがいる家庭や他の犬を飼っている場合でも、しつけをきちんとすることで、うまくなじむことができます。しかしプライドが高く、頑固な一面もありますので、しつけをするときには感情的にならずに根気強くしつけることが大切です。納得できない叱り方をされてしまうと飼い主と愛犬の間のコミュニケーションがうまくとれなくなってしまう可能性がありますし、場合によっては吠え癖がついてしまいます。そうなってしまうと再びしつけるのが難しくなります。
頭がとても良い犬種なだけに叱るポイントをそのときそのときで変えてしまうと裏をかいた行動をしたりもしますから、叱り方には一貫性を持つことが非常に重要となります。家族に対する愛情はとても深いですし、飼い主に対して絶大な信頼を寄せてくれますので、そういう面も考えてしつけをするのが良いでしょう。

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慎重な面があるので信頼をしてもらうまで少し時間がかかることもありますが、それまでは根気よく接するようにするといいです。一度信頼してもらうことができれば、よりペットとの絆も深まって一緒に過ごすのが楽しくなりますし、もし愛犬の体調が悪い場合には、すぐに気づいてあげることができやすくなります。言葉を話せない犬にとっては飼い主のチェックが全てなのです。
ときどき、かわいがるあまりに愛犬の好きなように行動させてしまう飼い主がいますが、あれは愛犬のためにもなりません。しつけをきちんとできていない犬は周囲の人にもなかなか理解されないからです。そのときは少しかわいそうだと感じても、ちゃんとしつけてあげることが、いずれ愛犬のためになります。今はペット専用のしつけを依頼できるトレーナーなどもたくさんいますから、どうしてもうまくしつけられないときには早めに相談するのも良いでしょう。


どんな病気にかかりやすいかを事前に知ろう

シーズーにはどんな病気にかかりやすい特徴があるのか、ということを前もって知っておくことで、普段から用心しておくことができます。それと同時に、現代では低額で入ることができるペット用保険がありますから、万が一のことが起きる前に入っておくのがおすすめです。その保険にもよりますが、場合によっては治療費が半分程度ですむということもあるので、長い目でみればペット用保険加入はしておくほうがいいでしょう。
さて、本題の気をつけたほうが良い病気ですが、まず1つ目に油漏症や外耳炎があります。これはシーズーに皮脂がべたつきやすいという体質があるためです。耳のケア用の洗浄液などが販売されていますので、定期的に洗浄してあげると良いでしょう。そして2つ目ですが、目が大きいことから「眼瞼内反症」や「進行性網膜萎縮症」、「乾性角結膜炎」などの眼病にも気をつけてあげなければいけません。毎日接するときには目やにや涙などの様子を見て異常がないかをチェックしておくと良いです。
3つめは熱中症や脱水症状です。暑さに弱い犬種なので、特に夏場の熱中症や脱水症状にかからないようにしてあげなくてはいけません。室内の温度調整を適温に設定するだけではなく、水分をしっかりととることができるようにしておくほうが良いです。
そして、肥満とストレスに用心しましょう。

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この犬種は比較的肥満になりやすいので、普段から与える餌には気をつけて、食べ過ぎなどがないようにしておきます。もちろん、人間が食べる加工食品やお菓子などを与えるのは絶対にしてはいけません。
そして、ストレスもいろいろな病気を引き起こす原因となりますので、適度な散歩や運動をさせたり、飼い主と遊ぶなどのコミュニケーションをしっかりととることが大切です。遊ぶことで肥満防止にもなります。
また「気管虚脱」にも気をつけておくといいでしょう。気管虚脱とは呼吸をしやすいように、筒状になっている気管が変形をすることで出てしまう症状で、舌が紫色になったり、「ぜーぜー」と、苦しそうな呼吸をしたりします。こちらも肥満などが原因になるので、太らせないようにするのが予防となります。

いかがでしたか。
今回は、シーズーの特徴や性格、そしてかかりやすい病気についてご紹介しました。
目が大きくて愛らしいのが特徴で、人懐っこい小型犬のシーズー。
ペットとして比較的飼いやすい犬種ですが、しつうけや病気など気を付けなければならないことがたくさんあるようですね。
かわいいシーズーと、ずっと一緒に暮らせるように、シーズーのことを勉強したり、普段からペットを観察したりしておくとよいでしょう。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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