はじめての散歩の前に子犬と飼い主が準備しておきたいこと

2017.02.05

はじめての散歩の前に子犬と飼い主が準備しておきたいこと

子犬を迎えると、散歩を始める日が楽しみですよね。ここでは、はじめての散歩をいつからするか、どんな準備が必要なのか、お話します。子犬を散歩大好き犬に育てて、犬との生活を楽しんでください♪

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子犬がはじめての散歩に出られる時期

子犬がはじめての散歩に出られる時期

犬も人と同じで赤ちゃんは母親から抗体をもらっていますが、その効き目がなくなると病気に感染しやすくなります。免疫力が下がったときに散歩に行くと病気になりやすいので、ワクチンを接種して抗体を獲得するのを待って、散歩に出かけます。はじめて散歩に行ける時期は、普通3回のワクチン接種の約2週間後になります。かかりつけの動物病院によって前後しますが、スケジュール通りにワクチンを接種できていれば、生後4カ月頃には外の地面を歩いても大丈夫という状態になります。


はじめての散歩を経験させたい時期

子犬は新しい刺激に慣れやすい時期が限られています。どんなものにも好奇心いっぱいで向かっていくのは1カ月半~2カ月頃、それ以降はだんだん知恵がつき警戒心が強くなっていきます。4カ月頃から好奇心より警戒心の方が強くなり、新しい刺激に恐怖を覚えるようになっていきます。好奇心が勝っている間は新しい刺激にも慣れやすいので、4~5カ月頃までに、はじめての散歩を経験させてあげたいものです。


子犬に散歩が必要な理由

子犬に散歩が必要な理由

子犬の間は抱っこの散歩だけにして、外を歩かせるのは成犬になってから、という考え方もあります。確かに病気のリスクは減らせるかもしれませんが、子犬の散歩は、運動不足の解消やウンチをすることだけが目的ではありません。社交的で頭が良いとか、ストレスをためにくいとか、将来育てやすく長く健康でいられる性格を自然に獲得できる最高のチャンスになります。ぜひ子犬の間に、自分の足で散歩をさせ、豊かな経験を積ませてあげてください。


はじめての散歩の前の準備

今日から散歩に行けるという日が来て、いきなりはじめての散歩に行くと、だいたい失敗します。喜ぶだろうと思っていた飼い主は、散歩ができない子犬にがっかりしながら、足を洗うことになります。でも、子犬が悪い訳ではありません。「首輪を付けられ、低い地面に足を付け、リードを引っ張られる」という初めてのことの連続に、うまく対応できなかっただけ。ひどい目にあった上、飼い主さんは機嫌が悪くなるし、散々です。これを繰り返すと散歩嫌いの犬になるので、しっかり準備することが必要です。子犬を迎えたら、できるだけ早い時期に首輪やリードに慣れさせておきましょう。


はじめての首輪とリード

普段から服を着ることに慣れている室内犬は、首輪は問題なくつけさせてくれることが多いです。でもはじめて首に重いものがつくことに緊張する子犬もいるので、家の中で十分慣れさせておきましょう。最初の首輪は、デザインより実用性重視で、軽くてじゃまにならないものを選んでください。リードは犬の体重に適したものを選びます。伸び縮みするタイプなら、ずっと使えて持ち歩きにも便利です。

はじめての首輪とリード
ドギーウォーカー ブラウン S

リードで引かれるのを嫌がり、座り込む犬もいるので、室内で歩く練習をしておくことは大切です。また、不意に犬が走り出したときに首輪が抜けてしまわないように、ゆるさを調整し、万一のときのため迷子札をつけておくと安心です。「待て」や「お座り」を教えておくと、散歩中も何かと役立ちます。


子犬のはじめての散歩は抱っこで

はじめての散歩の前の抱っこ散歩

室内でリードの練習をするのと並行して、抱っこで散歩に連れ出します。外に出るときは、必要でなくても首輪とリードを付け、寒くなくても服を着せます。あくまでも後にリードをひいて散歩する前の準備なので、その後の散歩を想定して外出します。家のそばから始めて、よく吠える犬がいる家の前、車の通りが多い道、子どもが遊んでいる公園など、だんだん音の刺激が多い場所に範囲を広げて、慣れていくようにします。


子犬との散歩で気をつけること

散歩の時間をきっちり決めて、毎日必ず行くようにしていると、犬は毎日の散歩を楽しみにするようになります。規則正しくて理想的ですが、台風の日も病気の日も、散歩に行けると思ってトイレを我慢してしまいます。それでも大丈夫という飼い主さん以外は、室内でもオシッコができるように慣らしてください。


飼い主さんも嬉しい子犬の散歩

飼い主さんも嬉しい子犬の散歩

上手に散歩ができれば、ドッグカフェやドッグランにだって行けるようになります。社交的な犬に育てば、犬との外出は一層楽しいものになります。子犬との散歩は、生活にリズムができ、運動不足が解消し、友だちができるなど、飼い主にも良いことがいっぱいです。何より子犬と仲良くなれます。散歩に連れて行ってくれる人は、飼い主ファミリーの中でも、犬にとって特別な存在になります。準備を整えて、子犬とはじめての散歩に出かけてください。

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坂田 ひかり

坂田 ひかり

子どもの頃から犬を飼い続け、犬と一緒に成長してきました。意外と知らない衝撃の真実や、知って得する豆知識を紹介していきたいと思います。犬好きさんがもっと犬を好きになって、犬と一緒に幸せになってもらえたら嬉しいです。

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