犬のしつけの基本は待てとよし!しつけは英語?いつからはじめる?

2018.01.18

犬のしつけの基本は待てとよし!しつけは英語?いつからはじめる?

犬を迎えるにあたって、一緒に生活するために必要なことが飼い主との決まりや、生活ルールなどを学ばせる「犬のしつけ」です。 犬は頭の良い動物ですが、好奇心旺盛で警戒心も強いため、しつけをしないと問題行動を多発します。 しつけは、飼い主との主従関係という信頼関係を結ぶために必要不可欠なことです。 特に「待て」「よし」はしつけの基本でもあり、必ず犬に覚えさせたいしつけです。 犬のしつけのメリットや、「待て」のしつけ方、いつからしつけをするのか、など、犬のしつけについて詳しくご紹介します。

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犬のしつけは何のためにする?

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犬を迎える事になると、気になるのがしつけです。
「待て」に代表される犬のしつけは、何のためにするものなのでしょうか。

◆飼い主と犬が一緒に暮らしていくために大切

犬は頭の良い動物ですが、好奇心旺盛で警戒心も強いため、しつけをしないと問題行動を起こします。
一度問題行動を覚えた犬は、頭の良さから「それが良いこと」「許されること」と認識してしまうため、しつけは犬を迎える日から始めなければいけません。
犬と上手に付き合い、一緒に生活するために必要なことが「犬のしつけ」です。


リーダーがいないことは、犬にとっても不幸なこと

厳しいしつけや、命令することは好きではない、という方も多いです。
ですが、犬は集団で行動する生き物です。
必ず集団の中にはリーダーが存在し、群れを率いる役割を担っています。
安心して頼ることのできる絶対的なリーダーがいる状態というのは、犬にとっても居心地の良い場所になります。
リーダーのいない集団にいる犬は、自分が気を張って家族という群れを守ろうとするため、逆に不幸であるといえます。
そのため、「待て」に代表される犬のしつけはとても大切なことなのです。


犬のしつけの基本「待て」

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犬のしつけの基本は「待て」と「よし」です。
これはリーダートレーニングといわれる、飼い主との主従関係を犬に理解させるために必要なしつけです。

◆リーダートレーニングとは?

リーダーの言う事には従わなくてはいけないため、食餌や散歩の信号待ちなどの際に「待て」を利用することで自然にリーダーは誰なのかを理解させます。
リーダーが指示した「待て」は、勝手に解除してはいけません。
「よし」の合図をリーダーが出すことで、指示は解除されます。
いつからいつまで指示を与えるかどうか、もリーダーが判断して決めます。
指示を出し、従い、解除されるまでがリーダートレーニングのしつけです。

愛犬がリーダーになってはダメ!主従関係のチェック方法や飼い主がリーダーになるトレーニング

愛犬の名前を呼んでも無視されて、散歩に行く時には人間が犬に引きずられて散歩されているような錯覚に陥り、ご飯の時間になればワンワンと吠えたてる…そんな経験はありませんか? 1つでも当てはまると、飼い主のあなたとの主従関係が逆転し、愛犬が飼い主さんを下に見ているかもしれません。 主従関係の逆転は、人間にとって不都合なことばかり起きるのではなく、愛犬にとっても辛いものなのです。 これを読めば、飼い主がリーダーになる必要性やトレーニング方法がわかります。 ぜひ参考にしてみて下さいね。

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◆待てをしつけるメリット

「待て」をしつける一番大きいメリットは、主従関係を犬に理解させることができるという点です。
「待て」を覚えた犬は、どんな場面でもリーダーの指示に従うことが出来ます。

例えば、来客時に飛びつき癖が出そうな場合に「待て」をすれば、しっかり座って待つことが出来る様になります。
交差点で「待て」をさせれば、飛び出しの防止にもなります。
散歩のときに、相手がとびかかってくる犬であっても、自分の犬に「待て」をさせることで冷静に対処することが可能になります。

◆待てはいつから練習する?

犬のしつけは、生活のルールを教えることと同じです。
放っておいても身につくものではないため、人間が教える必要があります。
そのため、犬のしつけは家に迎えた日からスタートさせます。
ですから、犬を迎えることが決まった時から家族でどうしつけていくか、しっかりと決めておく必要があります。


待て、よしのしつけ方

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犬のしつけ方法には、成功した時にごほうびを与えることと、失敗した時に罰を与える賞罰方式が一般的です。
罰といっても、けして叩いたり、痛みを利用して覚えさせるわけではなく、ごほうびがもらえない等の「罰」です。
賞罰方式とはいいますが、「損」という言い方に置き換えると解りやすいという方も多いのではないでしょうか。

犬のしつけは、毎日繰り返すことが大切です。
そのため、毎日繰り返し何回も行うごはんやおやつを使うと理解が早いと言われています。
食餌を目の前に出し、「待て」で待たせます。
動いてしまった場合には、食餌を直ぐには与えずにさげてしまいます。
そして再挑戦します。
待てが出来た場合には、「よし」の掛け声と共に食餌を与え、大げさなくらい褒めてあげます。
「待て」が出来ると良い事がある。と犬が理解できるまで毎日繰り返します。

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待てをしつける時の注意点

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◆絶対に体罰をしない

犬に「待て」と「よし」をしつけるためには、成功すると良いことがある、失敗すると良い事が無いということを理解させる賞罰方式が一般的です。
ですが、中には「罰」を叩くなどの暴力で理解させようとする飼い主もいます。
「待て」に限らず、犬のしつけはリーダーとの主従関係を理解させるためのものです。
暴力をふるうと同時に、犬と飼い主の信頼関係は崩れます。
指示に従う様になったとしても、それはリーダーコントロールとは全く違う「服従」でしかありません。
絶対に暴力での「罰」は与えない様にしましょう。

◆根気よく、繰り返し行う

しつけには根気が必要です。
今日は時間が無いから「待て」はしなくてOK!などの飼い主都合のルールは犬には通用しません。
一度待てをしない日を作ってしまうと、犬は待てをしなくても食餌がもらえる、良いことが起こるということを学習してしまいます。
犬のしつけは一貫した飼い主の姿勢が大切です。
根気強く、繰り返し同じことを行うことがしつけの基本ですので、飼い主が方針をブレ無い様にしなくてはいけません。


犬のしつけは英語?日本語?

よくテレビで犬に「ウェイト!」や「ステイ!」と英語で声かけしているドッグトレーナーを見かけることがあるかと思います。
犬のしつけは英語でやるべきなのか、日本語でも良いのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
実際のところは、どちらでも構いません。
犬が理解できる様に、短い言葉で端的に伝える指示であれば良いので好みに応じて選びましょう。

しつけに使う一般的な言葉の日本語・英語は以下のとおりですが、決まりがあるわけではありません。
そのため、自分で考えた言葉を使っても問題はありません。

・待て-Wait、Stay
(※トリミングサロンで姿勢を保つ、という意味で「Stay」の指示を出す事がありますので、犬が混乱しないよう使い分ける必要もあります)
・伏せ-Down
・おすわり-Sit
・来い-Come

ウェイト!グッド!犬のしつけは本当に英語がいいの!?

私が最初に犬を飼ったとき、本を読んだりすでに犬を飼っている人に教えてもらったりしながら自分なりにしつけを頑張っていました。 我が家では、一番最初に犬に教えたのが「ハウス」という言葉です。 「犬のしつけをするときには英語の方が良い」という話を聞くことがあります。なぜ英語の方が良いのでしょうか? それにはちゃんとした理由がありました。どんな理由があるのか見ていきましょう!

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しつけ教室を利用してみよう

独学でしつけを教えるよりも、犬のしつけ教室で基礎を学ぶという方法もあります。
大型犬や超大型犬など、扱いが難しい犬の場合は犬のしつけ教室を利用する場合が多いです。

犬のしつけ教室には、飼い主と分離してドッグトレーナーが基本のしつけを入れる場合と、飼い主と一緒に通いリーダートレーニングを同時に行っていく場合と二種類あります。

今回ペットの専門店コジマで行っている「ワンちゃんのマナー教室」をご紹介します。

◆ワンちゃんのマナー教室の特徴は?

ペットの専門店コジマの「ワンちゃんのマナー教室」の特徴は、飼い主と通う教室であるという点です。
犬だけ預けるタイプのしつけ教室は、ドッグトレーナー(先生)の言う事は聞く様になるけれど家では変わらないというデメリットがある場合があります。
飼い主と一緒に通うメリットは、家族で同じしつけ方法を学ぶことで一貫したしつけが出来るという点です。

◆いつから通うことができる?

パピーレッスン(基礎編)クラスでは、生後6ヶ月までのパピーを受け付けています。
参加条件は混合ワクチン最低2回済のワンちゃんで、通常2回目の混合ワクチンは生後90日頃の接種が一般的です。
ですので、ワンちゃんのマナー教室には早ければ生後90日(生後3ヶ月頃)から通うことが可能です。

◆何を学ぶの?

コースによって様々ですが、パピーレッスン(基礎)では食餌の与え方や耳掃除などのケアなど一般的な飼育方法と同時にオスワリを簡単に教えられるコツなどしつけの部分も学びます。
パピークラスのコースレッスンでは、飼い主とのコミュニケーションに注目し、アイコンタクトやオスワリ、フセなどの基本のしつけや、「待て」なども飼い主と一緒に学んでいきます。

◆子犬でなければ通えないの?

コース設定されているのは生後8ヶ月ほどの犬であるパピーのみですが、それ以上の年齢の犬でも通うことが出来ます。
ワンちゃんのマナー教室ではプライベートレッスンで、8歳くらいまでの犬も受け入れています。
9歳以上は応相談になっています。
トレーナーと飼い主のマンツーマンで、悩んでいるしつけについて集中してトレーニングを行うことができます。

◆どこのコジマに行っても受講は可能?

ワンちゃんのマナー教室は、受講できる店舗が決まっています。
また、受講には予約が必要です。
開催曜日や時間も決められていますので必ずホームページで調べてから予約しましょう。
http://pets-kojima.com/manner/


まとめ

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犬を迎えるにあたって、一緒に生活するために必要なことが飼い主との決まりや、生活ルールなどを学ばせる「犬のしつけ」です。
しつけは、飼い主との主従関係という信頼関係を結ぶために必要不可欠なことです。
特に「待て」「よし」はしつけの基本でもあり、必ず犬に覚えさせたいしつけです。
犬のしつけには根気が必要で、繰り返し教えて覚えさせる必要があります。
しつけ教室なども利用して、犬のしつけとしっかり向き合ってみてくださいね。



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St.Elmos

St.Elmos

動物看護士、トリマー、愛玩飼養管理士などの資格を持っています。 家族の一員としてのワンちゃんネコちゃんにまつわる情報をお伝えできればと思います。

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