戌の日ってなに?妊婦さんは要チェック!2018年の戌の日は?

2018.05.24

戌の日ってなに?妊婦さんは要チェック!2018年の戌の日は?

「戌の日」をご存知ですか?犬を飼っていても、聞いたことが無い方も多いかもしれません。「戌の日の帯祝い」とも言われ、妊婦さんが安産祈願をするのに縁起の良い日のことで、12日に1日のペースでやってきます。「戌の日」の戌は干支の戌を指しており、犬は安産の象徴とされていることから、この日を選んで安産祈願をする人が多いのです。 意外と知られていない戌の日の由来や、犬の日にするべきこと、犬の出産についてなどをご紹介します。

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戌の日が「安産祈願をする日」と言われる由来は?

日本の風習では、戌の日は「安産祈願をする日」として有名です。

◆犬は安産の動物

日本では、戌の日に安産祈願をする風習があり、これは「犬が安産の動物だから」ということに由来しています。
犬は一度にたくさんの赤ちゃんを産み、お産自体も軽いとされているため、この日を選んで腹帯を巻き、安産祈願に行くのです。

また、古来から犬は悪霊を防ぎ、狐狸から子供を守ると言われていることも由来の一つであるようです。

◆ひと月に2~3回ある「戌の日」

干支というと生まれ年に使われるのが一般的かもしれませんが、実は暦の一日一日にも割り振られています。

11番目の干支である戌の日は、12日に1度のペースで巡っており、1か月に2~3回回ってきます。これは六曜とは関係が無いので、この日が仏滅でも気にする必要はありません。


戌の日って何するの?

戌の日

◆神社で安産祈願を行う

一般的には、妊娠5か月目の最初の戌の日に、腹帯を巻いて安産祈願に行きます。戌の日の安産祈願で有名なのは、東京の水天宮ですが、ご近所の神社でももちろん構いません。

ご祈祷の申し込みをすると、本堂でご祈祷と祝詞をあげていただき、お守りやお札、腹帯などを頂きます。だいたい15~20分程度で終わるところが多いようです。

◆様々な形態で行われる戌の日の安産祈願

昔は妊婦さんが自分の母親と一緒に行くことが多かったようですが、現在は夫婦2人で行かれる方や、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に行かれる方もいます。
日にちも、絶対にこの日でなければならないわけではないので、妊婦さんの体調の良い、天候に恵まれた日を選ぶと良いでしょう。

腹帯を巻いていく人もいれば、お参り先の神社で購入する人、腹帯を持参して祈願してもらう人など様々です。特にこうしなければいけないという決まりはないので、赤ちゃんの健やかな成長と安産を願い、ご夫婦、ご家族で相談して決めましょう。


戌の日の腹帯とは?

戌の日

◆妊婦さんのお腹を守る「腹帯」

昔、戌の日の帯祝いには紅白の絹帯地が用いられていました。それが一般化し、さらし帯に変わったものが「腹帯」で、かつては「岩田帯」とも呼ばれていました。

腹帯を巻くことで、腰の負担が軽減されたり、冷えを防ぐ、お腹を衝撃から守るなどの効果があります。さらしタイプはどんな大きさのお腹でもカバーできるのでとても便利です。
現在はさらしだけではなく、腹巻タイプやパンツタイプ、サポートベルトタイプなど、様々な腹帯が販売されています。

「腹帯からおしめまで」という言葉があるのですが、かつては腹帯の生地を加工して、産着やおしめに使うのが当たり前でした。
妊娠中に購入した腹帯は、単に記念品として扱うのではなく、感謝の気持ちを込めて使い切るのが理想的で、おしめとしてその役目を終えることが多かったようです。

◆平安時代から続く腹帯の風習

腹帯の歴史は古く、古事記の中に記録が残っています。1800年ほど前、ご懐妊されていた神功皇后が朝鮮半島に出兵した際、帯に岩を挟んで産気づくのを鎮め、お腹の子を守ったという記述があります。

神功皇后はその後、戦地から戻って無事出産したとされており、安産の神様として祀られています。後に、神功皇后がお腹に巻いたとされる帯が「腹帯」として広まりました。

この話が起源となり、平安時代に公家社会で宗教的儀式の一つとして定着し、江戸時代には庶民の間にも広がっていきました。現在の皇室にも「着帯の儀」というものがあり、一般の帯祝いと同様に行われています。


2018年の戌の日はいつ?

戌の日

2018年の戌の日は以下の通りです。
出産予定日から、今後の「妊娠5か月目の最初の戌の日」を確認できます。

– これまでの犬の日 –
2018年1月6日(土)18日(木)30日(火)
2018年2月11日(日)23日(金)
2018年3月7日(水)19日(月)31日(土)
2018年4月12日(木)24日(火)
2018年5月6日(日)18日(金)30日(水)

2018年6月11日(月) 2018年11月15日~2018年11月26出産予定
2018年6月23日(土) 2018年11月27日~2018年12月8日出産予定
2018年7月5日(木) 2018年12月9日~2018年12月20日出産予定
2018年7月17日(火) 2018年12月21日~2019年1月1日出産予定
2018年7月29日(日) 2019年1月2日~2019年1月13日出産予定
2018年8月10日(金) 2019年1月14日~2019年1月25日出産予定
2018年8月22日(水) 2019年1月26日~2019年2月6日出産予定
2018年9月3日(月) 2019年2月7日~2019年2月18日出産予定
2018年9月15日(土) 2019年2月19日~2019年3月2日出産予定
2018年9月27日(木) 2019年3月3日~2019年3月14日出産予定
2018年10月9日(火) 2019年3月15日~2019年3月26日出産予定
2018年10月21日(日) 2019年3月27日~2019年4月7日出産予定
2018年11月2日(金) 2019年4月8日~2019年4月19日出産予定
2018年11月14日(水) 2019年4月20日~2019年5月1日出産予定
2018年11月26日(月) 2019年5月2日~2019年5月13日出産予定
2018年12月8日(土) 2019年5月14日~2019年5月25日出産予定
2018年12月20日(木) 2019年5月26日~2019年6月6日出産予定


犬は本当に安産なの?

戌の日

◆日本犬や大型犬は安産な動物として有名

確かに、昔からの日本犬、特に大型犬は比較的安産であったようです。

日本犬は中型犬から大型犬が多く、頭の大きさと身体の大きさのバランスが良いため、お産がスムーズに進むことが多いです。一回のお産で生まれる頭数も多く、多頭出産の場合、一頭一頭の大きさがそれほど大きくならない為、産道を通るのが容易になります。

犬は平均して6~10匹ほどの仔犬を出産しますが、これよりも少ない場合も多い場合もあります。一般的に、身体の大きな犬種の犬は一度に出産する頭数が多く、身体の小さな犬種は少なくなります。

生まれたばかりの仔犬は、成犬ほどのサイズの違いがなく、だいたい数十グラムから数百グラムに収まります。このため、小さなトイドッグ達はお腹の中で2~3匹しか育てられないのに対し、大型犬種は10匹以上も出産できるのです。

◆超小型犬や短頭種では難産になることも…

現代のペットに多い超小型犬や短頭種では、難産になることが多く、出産の際に人間の助けや医学的介入が必要な場合も多くあります。母犬が小さければ小さいほど難産になる可能性は高くなり、帝王切開になり易くなります。

また、短頭犬種の場合も、身体に比べて頭のサイズが大きく、産道を通りづらいため、高確率で帝王切開が必要になります。

犬種により自然分娩の難しい犬もいるので、犬だから安産、とは言えないのかもしれません。

◆ブルドッグの出産は帝王切開が多い

帝王切開が必要になる犬種の代表格が、ブルドッグです。
極端な短頭により、母犬の産道を通ることができない為、彼らのほとんどは自然交配や自然分娩ができません。また、分娩だけでなく、呼吸器疾患や皮膚疾患もかなり多い犬種でもあります。

これは現在の外観になるように意図的、選択的に交配が重ねられた結果で、ブルドッグたちの個々の遺伝子が似すぎていること、さらにこの遺伝子に免疫的な疾患があることが原因とされています。

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犬の発情から出産まで

◆メス犬とオス戌の発情のちがい

通常、生後半年~8か月くらいを過ぎると、メス犬は発情期を迎えます。
周期は半年に一度が一般的で、春と秋に発情期を迎える犬が多いようですが、必ずしも季節が決まっているわけではなく、特に室内犬の場合は一年のうちいつでも発情する可能性があります。

一方、オス戌の場合は明確な発情というものはなく、生後10~12か月ほど過ぎると、交配が可能になります。

◆犬の交配時期・方法は?

犬の交配時期は、2~5歳くらいが良いとされており、最初の発情は見送るべきと考えられています。1歳程度で妊娠・出産をさせてしまうと、母犬の遺伝的疾患の有無がはっきりと分からないことや、胎児に栄養を取られることで、母犬自身の成長が妨げられてしまうことが理由です。

交配相手が決まったら、まずはオスメス共に病院に行き、寄生虫や先天的疾患の有無を確認してもらうのが良いでしょう。

また、両犬の血縁関係をしっかりと把握し、正しい交配を行うことが大切です。犬種によって交配させてはいけない毛色などが明確に決まっており、無計画に繁殖を行うと、産まれてくる子犬に重大な疾患が発生することがあります。

繁殖の経験が無い場合は、自力で勉強するだけでなく、専門家に相談し、アドバイスに従いましょう。

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◆犬の妊娠と出産

犬の妊娠期間は58~63日です。交配させた後、排卵日から25日経った頃に超音波検査で受胎確認をします。その後も定期的に超音波で赤ちゃんを確認し、50~55日頃には骨格がはっきり見えるようになります。お腹の中に赤ちゃんが何頭いるかを診断してもらい、分娩時に産み残しがないようにします。

妊娠も後期に入ると、母犬は床を引っかいたり落ち着きなくウロウロしたりする営巣行動が見られるようになります。安心してお産に集中できるよう、段ボールやサークルなどで外から見えない産箱を用意してあげましょう。

出産予定日が近くなったら、こまめに体温を測るようにし、直腸温度で37度まで下がったらまもなく出産がはじまります。通常母犬は、自分で羊膜を破り、へその緒をかみ切って赤ちゃんを舐めて綺麗にします。

出産が近くなったら、かかりつけの獣医さんと情報を共有し、異変があればすぐに対応してもらうようにしておくことが大切です。

◆場合によっては去勢・避妊手術を

繁殖させるつもりがなくても、特に去勢や避妊を行っていない場合、発情や交配について理解するのは大切なことです。
安産と言われている犬たちでも、出産は命掛けです。交配させる予定がなければ、去勢・避妊手術をするのが良いのかもしれません。

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戌の日に安産祈願をしよう

戌の日の帯祝いは確かに大切な行事ですが、なによりも優先すべきは妊婦さん自身の体調です。戌の日にこだわりすぎず、体調優先でお参りの日取りを決め、外出が難しい場合は代わりに誰かに行ってもらうことも可能です。
また、ご自宅で腹帯を巻き、赤ちゃんの元気な誕生を願うだけでも、立派な安産祈願になります。

犬も人も出産は命がけの大仕事です。ぜひ、つわりが落ち着いたら、安産祈願に出掛けてみてはいかがでしょうか。



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動物の専門学校で看護の資格を取得後、6年間動物病院に勤務しました。5歳のシェルティと4歳の猫、0歳の息子と毎日楽しく過ごしています。ペットと過ごすうえで役に立つ情報をお届けできるよう、日々勉強しております。よろしくお願いします。

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