本国に知られたくないトーク連発!?吹き替えの難しさに大泉洋のボヤキが止まらない会見に…

2018.09.13

本国に知られたくないトーク連発!?吹き替えの難しさに大泉洋のボヤキが止まらない会見に…

2018年12月14日(金)公開の映画「グリンチ」の吹替え版製作発表会見が行われました。主人公のグリンチを担当した大泉洋を始め、ロバートの秋山や杏など豪華俳優陣が登壇しました。アフレコの難しさに苦戦する各人の面白すぎる裏話に終始笑いが絶えない会見となりました。また、サプライズで本国の吹き替えを担当したカンバーバッチからのサプライズや世界初公開の映像なども公開となり、ますます注目です。

アメリカではサンタクロースに並ぶ“クリスマスの代名詞”ともなっており、子供の頃から原作に触れ教科書や絵本のような作品で親しまれている「グリンチ」。クリスマスを目前に控えた12月14日(金)からイルミネーション最新作として日本にやってきます!

公開を前にグリンチの吹替え版製作発表会見が行われました!
超ひねくれ者の主人公の声をグリンチ役の大泉洋さん、グリンチの心を変える少女シンディ・ルーのママ、ドナ役を杏さん、とにかく陽気なグリンチの隣人ブリクルバウム役をロバート秋山竜次さん、グリンチと心を通わせるお母さん想いの優しい少女シンディ・ルー役の横溝菜帆さん、グリンチを優しく見守るナレーター役の宮野真守さんといった豪華面々が集結し、アフレコの感想や本作について語ってくれました。

1
左から、ロバート秋山・杏・大泉洋・横溝菜帆・宮野真守

会見は、大泉が「ここ居酒屋じゃないんだから!」とツッコむほど終始笑いが絶えないものとなりました。椅子はグリンチをイメージした特別仕様になっており、そこへ声優陣はそれぞれの役になりきった衣装で登場。グリンチをモチーフにした会場や椅子を見た大泉は「CGでも撮るのかと思った。そうなると僕透明で写ってないっていうことになりますけどね(笑)衣装をグリンチに寄せてということで僕こんな緑色で大丈夫かなと思ったらもっと寄せてる人が…」と笑いながら横に座るロバートの秋山を見て笑った。

そんな秋山は、「ただの実写ですよね(笑)」と笑っており実際に声を担当したブリクルバウムのイラストと並んでみるとご覧の通り(笑)

2

柄や色を少し合わせるだけでよかったんじゃないのかとスタイリストさんにクレームを入れる場面も。また、杏はこの日のために衣装を作ったと言いキャラクターのイメージに合ったカラーのセーターを披露しました。

63

アフレコの感想を聞かれると、主人公のグリンチを演じた大泉は、「グリンチをはひねくれ者というわけなんですけれど、ぴったりだと言われて若干複雑な思いではあります。グリンチはもっとひねくれ者ですよ。クリスマスを盗んでやるってくらいですからね。」と自分がグリンチ役をやることになった経緯を話し、笑いを誘いました。

現在アフレコの真っ只中だそうで、「アフレコを約6日程やっているがとにかく難しい。絵が細かくてベネディクト・カンバーバッチ(本国で吹き替えを担当)が声をすでに入れているからそれに合わせないと本国からクレームが来てしまう。でも合わせるべきレベルが違う。細かいからさ。スローで確認する世界ですよ。ここまでと知ってたらやらなかった。」と愚痴をこぼした。

4

大泉から、順番にボヤきをどうぞと言われた杏は「双子の子ともう一人の子のお母さんの役だが、実際と重なることが合ってこの役を引き受けた。双子のお母さん目線からアドバイスをし、お兄ちゃん、弟と呼ぶのではなく名前で呼ぶというのを採用してもらった。」と実際に双子の母であることを活かした役柄であったことを語り、大泉は自分の時は本国との少しの違いも許されなかったと不満げな表情を見せました。

5

また、秋山は自身の担当したブリクルバウムの印象を「街にちょっといるギリギリのおじさん。映画の中で、隙間で笑うから合わせるの大変だった。僕の役でも本国に逐一確認をしながらでね。とにかくいっぱい笑いました。陽気なおじさんで。意外と楽しかったですね。」と大泉同様アフレコの難しさと本国に対してのちょっとした不満を語った。

大泉や秋山の言う「本国」とは、グリンチが制作されているアメリカのことで、制作側との細かな確認を行いながらアフレコが行われているらしいです。

また、グリンチと心を通わせる少女シンディ・ルー役の横溝は「大好きなイルミネーション作品に出られて嬉しかった」と嬉しそうに話し、グリンチを優しく見守るナレーター役の宮野は収録がこれからではあったが「グリンチの気持ちに一番寄り添える役がナレーターだと思う。その国に寄り添った子供に聞かせるナレーションが出来たらと思う。」と意気込みを語った。

7

イベントでは、サプライズで本国の吹き替えを担当したベネディクト・カンバーバッチからのサプライズコメントや世界初公開の吹替版映像なども公開となり、俳優陣も大盛り上がりとなりました。

最後に公開に向けてのメッセージを求められた大泉は、「前半戦でこの仕事が大変だとぼやいたことを後悔してます。細かくて大変だけど、それはクオリティがすごいからで、アニメとは思えない。監督にOKをもらっても自分の中で納得がいかないとやり直しをするくらいこだわりたくなるクオリティのアニメ。子供も大人も楽しめるし、全世界が楽しめる作品でとにかく面白い。日本の皆さん、どうか吹き替えでみてもらいたい。」と吹替版での観覧を望んでいました。

大泉らが吹き替えを担当した映画「グリンチ」は2018年12月14日(金)から全国ロードショーとなります。登場人物たちの表情だけでなく、口の動きに合わせて細かく吹き込まれた彼らの声を是非劇場でお楽しみ下さい!

『グリンチ』
12月14日(金)全国ロードショー

– おすすめ記事 –

・映画「グリンチ」が12月公開!世界一愛される超ひねくれ者と相棒の犬がとんでもないものを盗む!?
・犬好きなあなたに送る「イヌ映画ベスト3」
・ペットも参加可能!?犬も参加できる結婚式場特集
・また飼い主に会いたい。愛から生まれた奇跡の犬映画「僕のワンダフル・ライフ」


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
坂本 絵美

坂本 絵美

ペットのお出かけスポットやエンタメ情報などを日々追いかけて取材、撮影、執筆までオールラウンドに担当。6.9kgのBIGサイズなチワワ(※肥満じゃないよ)と自由気ままに暮らす4年目の新米ライターです。愛犬を愛でるのと同じくらいスノーボードを愛し、年間30日以上は雪山を渡り歩いてます。フットワークの軽さと動物への愛で素敵な情報をお届け!

関連するキーワード


記事に関するお問い合わせはこちら