猫の瞳孔が縦に細くなっているのはこんな理由!

2016.07.17

猫の瞳孔が縦に細くなっているのはこんな理由!

猫の目の中、瞳孔(どうこう)の部分は、明るいところでは縦に細長くなっていますね。あの特徴ある縦に細長くなる目には、どんな理由があるのでしょうか?

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猫の目の構造

猫の目を明るいところで見てみると、瞳孔が細長く縦になっています。この瞳孔とは、いわゆる黒目と呼ばれる部分のことですね。

瞳孔はカメラで言うところの絞りの役目を持っていて、光を調節する機能を持っています。人間や犬の瞳孔が丸く開閉するのに対して、猫の瞳孔は縦に細長く開閉します。

この、縦に細長く開閉する瞳孔は、眼球に入ってくる光の量を微調整するのにとても役立ちます。これは長円瞳孔(ちょうえんどうこう)と呼ばれる構造で、円形の瞳孔よりも早く開閉できることに加え、同時により大きく開くこともできる、というのが特長です。

katuyakukin

猫の細長い瞳孔は、目の色を作り出している虹彩(こうさい)の中を走っている「瞳孔括約筋」(どうこうかつやくきん)という小さな筋肉で調整しています。
猫の瞳孔括約筋は上下に長くなっていて、収縮すると縦長に締まっていきます。猫の瞳孔がスリット状に細くなるのは、このような特殊な形をした筋肉があるからです。細くなった瞳孔を真ん丸に大きく開くのは、主に左右に付着している「瞳孔散大筋」(どうこうさんだいきん)という筋肉によってです。

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nekoninja

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ネコ、犬、インコ、金魚などと暮らした経験を生かし、飼い主さんに役立つよ うな記事を作成しています。 ペット情報を日々チェックしながら、ペットについて勉強中です。かわいいペ ットをメインとしたイラスト作成もしています。


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