猫の爪の仕組み
猫の爪は外側と内側の2段構造になっていて、内側に神経と血管が通っています。

また、猫の爪は多層構造を担っていています。猫が爪とぎをした後に、爪のかけらの様なものが落ちていますよね?あれは爪の抜け殻の様なもので、猫は爪とぎをすることで最外層の古い爪を剥がし、常に新しい爪を表面に出す様にしているのです。

猫の爪の根元の部分を優しく押すと、爪がにゅっと出てきます。本来猫の爪は、爪の下に付着している深趾屈筋腱(しんしくっきんけん)という、ケーブルの様な役目の腱が爪の出し入れに関与しています。普段の猫の足は爪の根元にある靱帯の聴力で指の内部に格納されているのですが、深趾屈筋腱が筋肉に引っ張られることで、靱帯も引っ張られ、爪が外に出てきます。
この靱帯のをそっと抑えることで靱帯が引っ張られた時の様な動きをして、爪がにゅっと出てくるです。
猫の爪切り、サボっちゃダメ?
最近はほとんどの飼い猫が室内で暮らしています。木に登ったり、アスファルトの上を歩く機会がないので、自然な爪の磨耗はほとんどありません。
伸びてしたままで爪を放置しておくと、肉球に爪が食い込んで傷つけてしまう場合もあります。また、伸びた爪のまま爪とぎをされると、家中が傷だらけになってしいます。
子猫は爪の出し入れの機能が発達していないため、常に爪が出たままの状態になっているので、じゃれあった時に他の猫を傷つけてしまうこともあります。我が家でも、りんちゃんすずちゃんが子猫の時、3匹で遊んでいる時に、そらさんの目の中に爪が入ってしまってしばらく治療が必要になってしまいました。
やはり2週間に一度程度の、定期的な爪切りは必要と言えるでしょう。
猫の爪切りを行う時に注意することは「深爪」。
爪の内側、ピンクになっている部分には血管と神経が通っているので、ここを切られると猫はとても痛い思いをするし、出血してなかなか血が止まりません。もし切ってしまった場合はすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。万が一のために市販の止血剤を用意しておくのも良いですね。
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猫の爪切り、抱き方に工夫しよう!
大概の猫は爪を切られることをとても嫌がります。暴れたり、抱っこしてもすぐに逃げ出したり・・・。あまり無理強いせず、一度に全部切ろうと思わないようにした方が良さそうですね。
使用するのは猫用の爪切り。人間用は刃が厚く、猫の爪が割れてしまうこともあります。
猫がリラックスしている時を見計らって・・・。

抱き方は、赤ちゃんを膝の上に抱き上げる感じで!太ももの上に抱き上げて、猫の背中をお腹に密着させます。
りんちゃんすずちゃんはこの抱き方で十数秒保てたらいい方。この間に1本から3本切れれば上等。何もできない時もあります。

すずちゃんは自分で後ろ足の爪を噛み切ってしまうんですよねー。切るところないです・・・。

そらさんはおとなしい!
赤ちゃんの抱き方で、膝の上に乗せて・・・

このまま肉球をそっと押して爪を出して、爪切りします。
そらさんは本当に切りやすい。

いつもの抱き方のままで爪切りする時もあります。この時は2人で行います。抱く人と、 切る人。

りんちゃんは爪切りの時はこの抱き方すら嫌います…
仕方ないので、寝込みを襲うようにして爪切りしています。それでも肉球を触ると足を引っ込めてしまうので、2本も切れたらいい方。
まとめ
今回は爪切りの時の一般的な抱き方をご紹介しましたが、それぞれの猫ちゃんにとって最適な抱き方があるはず。
無理強いすると、抱くことすら拒否されてしまうことにもなりかねませんので、猫ちゃんの様子を見ながら少しずつつきり進めて行きましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございました。

こんな格好で寝ているくせに、爪切りはさせてくれません・・・「それとこれとは別です」
そうですか・・・。


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