1.ドライヤーが嫌な理由は?
1-1.大きな音をたてるドライヤーが怖い
1-2.怖がる場合は使わないのもひとつの手
2.猫を怖がらせないコツ
2-1.コツ①タオル・キッチンペーパーとドライヤーを使う
2-2.コツ②音が小さいドライヤーを使う
2-3.コツ③猫の頭部をタオルで包んでドライヤーをあてる
3.ドライヤーのうまい使い方で早く乾かすコツ
3-1.コツ①猫用キャリーに猫を入れてドライヤーを使う
3-2.コツ②ドライヤーを離して使う
3-3.コツ③毛を立ち上げながら根元を乾かす
ドライヤーが嫌な理由は?
◆大きな音をたてるドライヤーが怖い
シャンプーを嫌がる猫は多いですが、さらにその後のドライヤーによって乾かされることも嫌がる猫は多い事でしょう。
多くの嫌がる理由は、あの「ガーッ」「ゴー」「ブワー」などの、大きな音でしょう。さらに、あの熱い(あたたかい)風があてられることも考えられますね。
猫は、人間の何倍も音がよく聞こえる耳の良い動物です。人間でもうるさいと感じるドライヤーの音、好きになるのはなかなか難しいでしょう。
また、多くはシャンプー後にドライヤーを使いますが、体を洗われて感覚が鋭敏になっているところに、あのドライヤーを近づけられるために、風や音がさらに不快なものに感じるようです。
◆怖がる場合は使わないのもひとつの手
まず、元も子もないようですが、ドライヤーを嫌がる場合、「ドライヤーを使わない」という方法があります。
体を洗った後はしっかり水気を切り、吸水性の高いタオルで拭いてあげたほうが、猫の恐怖心もほとんど感じなくて済む事でしょう。
それでも、冬の寒い日など「ドライヤーを使って早く乾かしたい!」という時のために、ドライヤーを使うコツがいくつかあります。
猫を怖がらせないコツ
大きな音が苦手な愛猫をどうしてもドライヤーで乾かさなくてはならないとき、できるだけストレスを与えないようにしたいですよね。
・キッチンペーパーとドライヤーを使う
・音が小さいドライヤーを使う
・猫の頭部をタオルで包んでドライヤーをあてる
ひとつひとつ詳しく解説していきます。
◆コツ①タオル・キッチンペーパーとドライヤーを使う
タオルや、キッチンペーパーでほとんどの水分を取っておけば、ドライヤーを使う時間が短くすみ、結果として猫が嫌がる時間を減らすことができます。
◆コツ②音が小さいドライヤーを使う
最近では、ペット用のドライヤーも販売されています。音が小さめなだけでなく、犬や猫が聞こえやすい周波数をでにくいようにしてある、というものもあります。そして、置き型で両手を使えるものもありますので、片手で猫を抑えながら乾かす、という難しいことをしなくても、一人で両手が使えて乾かしやすくなっています。
◆コツ③猫の頭部をタオルで包んでドライヤーをあてる
猫の首から上を大きめのタオルで包み、音が聞こえにくいようにしてから乾かします。ドライヤーを見えないようにすると、嫌がりながらも少しは我慢できることもあるようです。ちゃんと息ができるように、ふんわりと包みましょう。これは、協力者がいて猫を抑えていてもらう時にも有効です。
ドライヤーのうまい使い方で早く乾かすコツ
ドライヤーの使い方を少し工夫するだけで、乾かす時間を短縮することもできます。
・ドライヤーを離して使う
・毛を立ち上げながら根元を乾かす
◆コツ①猫用キャリーに猫を入れてドライヤーを使う
普段から使っているキャリーにタオルやキッチンペーパー、新聞紙などを敷き、猫を中に入れます。そしてキャリーの中に向かって風を送ります。この時のコツは、遠めに離してあてること。近づけすぎると、余計に怖がらせることになりますし、キャリーの一部が熱くなると危険です。
あたたかい空気がキャリーの中でまわるのと、猫があちこちに逃げにくいので、早く乾かせます。手を入れて、撫でたり、くしで毛を立てるようにしたりしながら乾かすと、早く乾きます。
◆コツ②ドライヤーを離して使う
早く乾かそうとして、ドライヤーを近づけがちですが、それだと、音は大きくなり、一部にだけ熱風が当たって危険ですし、うまくいきません。ドライヤーは離し気味で、大きい面に風が当たるようにして、動かしながら使うのがコツです。
◆コツ③毛を立ち上げながら根元を乾かす
毛の先の方より、体に近い方を乾かした方が、結果、早く乾きますし、猫のストレスも減らせます。体に張り付いている毛を立てるようにしながら、根元に温風をあてるようにドライヤーを使いましょう。
できるだけドライヤーは動かして、一箇所のみが熱くならないようにしましょう。ただ、あまり激しく動かしたり近づけ過ぎたりすると、猫が怖がりますので、様子を見ながら動かすのがコツです。ドライヤーに慣れてくると、押さえたり捕まえていたりしなくても、おとなしくドライヤーで乾かせる猫もいます。
また、小さい頃からドライヤーを使って育てて来ると、慣れてくる猫もいます。やけどや怪我をさせないように注意するのは同じです。
ドライヤーを怖がる猫には、音をできるだけ抑えることがコツです。ペット用ドライヤーはもちろん、人間用であれば弱いパワーで乾かしてあげること。慣れてきてから、動きを大きくしたり、パワーをあげてみたりするなど、猫に合わせて、余計なストレスを与えないようにしてあげましょう。
まとめ
大きい音が苦手な猫ちゃんにとってストレスとなる可能性が高いドライヤーですが、乾かす前にタオルやキッチンペーパーなどで水気をしっかり取ってあげたり、頭をタオルでくるんであげたりすると短時間で済ませることができます。
また、ドライヤーの使い方も少し工夫を加えることで、猫ちゃんにかかるストレスを大幅に抑えることができます。
どうしてもドライヤーを使用しなくてはならない場合は、ご紹介したコツを上手く活用してみてくださいね。
– おすすめ記事 –
・猫の耳掃除の方法と頻度、嫌がる時のコツとは? |
・一工夫で簡単に!爪切りを嫌がる猫の抱き方とコツ |
・猫のお風呂、どれぐらいの頻度で入れるのがいい? |
・春には猫のフケが増える?どうして?対策は? |
嫌がる猫もこれでOK!上手な歯磨きのやり方・しつけのコツを伝授!