- 1.猫のブラッシングの意味とは?
- 2.猫用ブラシを選ぶ前に。知っておきたい注意点
- 3.おすすめの猫用ブラシ5種類!
- 4.猫用ブラシはどれを選んだらいい?
- 5.短毛種のブラッシングの仕方
- 6.長毛種のブラッシングの仕方
- 7.猫のブラッシングをうまくやるコツ!
1-1.毛並みを整えるため
1-2.毛球症を防ぐため
1-3.スキンシップ、健康状態を把握するため
3-1.獣毛ブラシ
3-2.コーム
3-3.ピンブラシ
3-4.スリッカーブラシ
3-5.ラバーブラシ
5-1.全身のブラッシング
5-2.顔周りのブラッシング
5-3.お腹のブラッシング
5-4.尻尾のブラッシング
6-1.全身のブラッシング
6-2.顔周りのブラッシング
6-3.手足のブラッシング
6-4.おなかのブラッシング
6-5.毛玉ができやすい場所のブラッシング
6-6.尻尾のブラッシング
猫のブラッシングの意味とは?
一緒に暮らしている猫のブラッシング、しっかりと考えたことがあるでしょうか。猫をブラッシングすることは、たくさんの意味があります。
◆毛並みを整えるため
単純に、猫の毛にからまったゴミやほこりを取る場合に、ブラッシングしてあげますね。
その他にも、猫の毛並みを整えてきれいにするのはもちろん、毛玉を取ることも大切です。抜け毛を取ったり、からまった毛をほぐしたりことは、猫の快適な生活につながります。
◆毛球症を防ぐため
猫はどんな種類でも、自分で体を舐めてきれいにするグルーミングをします。その時にあまり抜け毛を飲み込んでしまうと、毛玉がお腹にたまってしまう「毛球症」になってしまいます。
毛球症を防ぐためにも、ブラッシングは必要なのです。
◆スキンシップ、健康状態を把握するため
その他にもとても重要な意味があります。それは猫と飼い主とのスキンシップです。
ブラッシングすることで、猫の体の状態もわかるし、ノミや皮膚病に気づくことができます。さらに皮膚を適度に刺激することで、マッサージ効果も得られます。
ブラッシングは、猫と飼い主との大切な時間になるのです。
猫用ブラシを選ぶ前に。知っておきたい注意点
たくさんある猫用ブラシの中から、どれを選べば良いでしょうか?
まず長毛種、短毛種という大きな違いがあります。長毛種は毛玉ができたり毛がからまったりするので、それを解消できる種類のものを使わなくてはいけません。
逆に短毛種には、皮膚をいためずに抜け毛が取れるようなものを選ぶべきです。
猫に合わないブラシを使うと、猫の皮膚に傷をつけたり、毛並みがきれいにならずに切れ毛になったりするので、ちゃんと選ぶ必要があります。
毛の長さだけでなく、使い道によってもブラシを変えてあげると良いでしょう。全身をとかす時、毛玉を取る時、マッサージをする時、それぞれにおすすめのブラシがあります。
おすすめの猫用ブラシ5種類!
おすすめの猫用ブラシ5種類を紹介します。
◆獣毛ブラシ
基本のブラシです。猫の全身を、マッサージするようにとかしてあげましょう。獣毛というくらいなので、豚の毛で出来ているものが多いです。
長毛種には、毛先がギザギザになっていて硬めのタイプを選ぶと良いでしょう。短毛種には、毛先の高さが揃っていて、柔らかめのタイプを選んでください。
最近のものは、ナイロンやプラスチック製もあるようですが、静電気が起きやすかったり、切れ毛になりやすかったりするので、避けた方が無難です。
◆コーム
一般的によく見られる、いわゆる「くし」です。網目が細いものと長いものがあります。長毛種の猫の毛のもつれをほぐすのに使いやすいです。
先端が丸くなっていて皮膚を傷つけにくいものを選びましょう。
長毛種は特にこのコームをよく使います。顔、背中、お腹、手足といったように、猫の体の部分ごとにわけて、少しずつ丁寧にとかしていきましょう。
◆ピンブラシ
先端が球形になっている硬めのブラシです。主に、長毛種の毛がからまっているのをほぐすのに使います。
力をいれすぎて引っ張ることのないように、切れ毛を起こさないように注意して使いましょう。
◆スリッカーブラシ
こちらも長毛種に使います。先端が針のようになっていて、毛玉を取るのにも使えます。ただ、毛が切れやすいので、ピンブラシよりも気を使って使用してください。
猫の皮膚にあたらないようにして、毛をほぐすように使いましょう。猫の体にあたると皮膚をキズづけて痛い思いをさせてしまいます。
◆ラバーブラシ
短毛の猫に使います。全身をいっぺんにとかすのではなく、顔、背中、お腹、手足といったように体の部分ごとにとかしましょう。
抜け毛を吸着してくれるので、軽くブラッシングするだけでもたくさんの量の毛が取れます。面積が広く、マッサージ効果も期待できるブラシです。
猫用ブラシはどれを選んだらいい?
最初は、基本である獣毛ブラシとコームを揃えれば良いでしょう。この2つの種類があれば、長毛種も短毛種もブラッシングしてあげることができます。
ブラッシングに慣れてきたら、他のブラシも揃えてみると良いでしょう。毛玉ができやすい、抜け毛がひどいなどの問題があれば、それに合った種類のブラシを購入しましょう。
購入する時は、ペットショップやホームセンターのペットコーナーがおすすめです。自分の手にとって触ってみることも大切ですし、どのような種類が手に入るのかを見るのも大切なことです。
まずは直接お店で実物を見てみてください。その際、自分の猫におすすめのブラシや使い方などを店員さんに聞くこともできます。
短毛種のブラッシングの仕方
◆全身のブラッシング
猫を撫でたり、声をかけたりして、落ち着かせます。
猫が落ち着いたら、体を頭の方からお尻に向かって、毛の流れに沿って全体的にブラッシングします。ラバーブラシがおすすめです。
次に毛の流れに逆らってブラッシングします。あまり力を入れ過ぎないようにしてください。逆にとかすことで、抜けた毛が取れやすくなります。
◆顔周りのブラッシング
頭、顔、首などをブラッシングします。目や耳を傷めないように丁寧にやってください。この時使うおすすめはコームです。
◆お腹のブラッシング
抱っこするか、仰向けにするかして、お腹側の毛をブラッシングします。仰向けが難しければ、お腹の下に手を入れてとかす方法もあります。
◆尻尾のブラッシング
尻尾の抜け毛を取ります。尻尾の付け根に溜まった毛も取ります。コームか、濡らした手で優しく取りましょう。絶対に尻尾を引っ張らないこと。
獣毛ブラシで優しく全身をとかして、毛並みを整えて、終了です。
長毛種のブラッシングの仕方
◆全身のブラッシング
猫を撫でたり、声をかけたりして、落ち着かせます。
猫が落ち着いたら、胴体を頭の方からお尻に向かって、毛の流れに沿って全体的にブラッシングします。この時のおすすめはコームです。
毛玉があれば取り除き、もつれた毛は慎重にほぐしましょう。コームを少しずつ動かしてとかして行くのがコツです。一気に引いてといたりしないことです。
次に毛の流れに逆らってコームでとかします。やはり、少しずつコームを動かして、こまめにとかします。その後、もう一度毛並みに沿ってとかして整えます。
◆顔周りのブラッシング
頭、顔、首などをコームでとかします。目や耳を傷めないように丁寧にやってください。
◆手足のブラッシング
手足をコームでとかします。手足をぎゅっと引っ張ったり、強く握ったりすると猫は嫌がります。横向けに寝かせるか、飼い主の手の上に猫の足を乗せるような感じでやると良いでしょう。
◆おなかのブラッシング
抱っこするか、仰向けにするかして、お腹側の毛を根元から毛先に向かってブラッシングします。仰向けが難しければ、お腹の下に手を入れてとかしましょう。
お腹の毛は柔らかくてふわふわしているので、少しずつ優しくとかすのがコツです。もつれた毛も丁寧にほぐしてください。
◆毛玉ができやすい場所のブラッシング
あごの下、脇の下、脚の付け根をコームでとかします。長毛種の毛玉ができやすい場所なので、特に気をつけてとかしてください。皮膚が柔らかく伸びるので、皮膚をひっぱったり傷つけたりすることのないように気をつけてやりましょう。
◆尻尾のブラッシング
尻尾をブラッシングして抜け毛を取ります。長毛種は尻尾の毛も長く、からまりやすいので、ほぐしながら少しずつコームでとかしてください。尻尾には大事な神経がたくさんありますので、引っ張ったり、強く握ったりしないこと。
獣毛ブラシとコームで優しく全身をとかして、毛並みを整えて、終了です。毛がからまる可能性が高ければ、コームだけでも良いでしょう。
猫のブラッシングをうまくやるコツ!
◆短時間で手際よく!
猫のブラッシングは、長くても3分くらいで終わらせることが大切です。とかされるのが好きな猫なら良いですが、多くの猫はブラッシングを嫌がります。
ブラッシングのおすすめ手順をご紹介しましたが、猫が嫌がってきたら途中であってもやめてあげ、しばらくして猫の機嫌がなおってきたら、続きから始めてみましょう。
無理やりやると、ブラシを見ただけで嫌がるようになりかねませんので、猫の様子を見極めてください。
◆猫に合わせてやさしくブラッシング!
押さえつけたり、追いかけたりしてまでする必要はありません。おすすめは、眠っている時や遊び疲れている時に優しくとかす方法です。
長毛種の場合は、遊んであげたり撫でたりしている時に、毛のもつれや毛玉を見つけておくと良いでしょう。とかし始めて先にもつれや毛玉をとってしまえば、たとえ嫌がってやめることになっても安心です。
短毛種も3分以内は同じですが、毛が短くすぐ皮膚に達するので、強い力でとかさないことです。特にスリッカーブラシは、よほどでないと必要ないことが多いでしょう。
長毛種はできれば毎日、短毛種は1週間に一度でも、猫の様子を見ながらお手入れしましょう。
猫が快適に過ごせるようになるためにも、ブラッシングをきちんとしてあげてくださいね。
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