1.敬老の日の由来とは?
2.猫はいつから「老猫」?
2-1.猫の平均寿命は今どのくらい?
2-2.やっぱりメスの方が長生き!?
3.世界のご長寿猫をご紹介!
3-1.ギネスブックに登録されたご長寿猫
3-2.イギリスの歴史を見守ってきたご長寿猫
3-3.日本でもご長寿猫が!?
4.老猫に長生きしてもらうためにできることは?
4-1.老猫にあった飼い方をしましょう
4-2.老猫もアンチエイジングの時代!?
敬老の日の由来とは?
毎年9月の第3月曜日は敬老の日。人生の先輩である高齢者の方々に敬意と感謝を伝える日としてなじみのある祝日ですが、それでは敬老の日はいつからあるかをご存じですか?
じつはもともと兵庫県のある小さな村で「お年寄りを元気にしよう!」と始まった「村を元気にするための運動」がルーツになっています。
現在では、敬老の日は家族でおじいちゃんやおばあちゃんに感謝のプレゼントをしたり、お祝いに集まって食事をするなど、「家族を大切にする日」という意味合いが強くなっていますよね。
猫はいつから「老猫」?
国連のWHO(世界保健機関)によると、人間での「老人」の定義は65歳以上と決められています。65歳というとまだまだ元気で働いていそうなイメージですね。
それでは猫はいつから「老猫」といわれるのでしょうか?
人間よりも早く年を取る猫はだいたい12歳位で人間の65歳に相当する年齢になります。ただ、だからといって「じゃあウチの子はまだ11歳だから若い!」というわけではありません。
猫の場合、早ければ7歳頃から老化が始まってくると言われています。10歳にもなれば立派な「老猫」の仲間入りです。
◆猫の平均寿命は今どのくらい?
外と家の中を自由に出入りしていた頃と違い、完全室内飼いが推奨される近年では飼い猫の平均寿命はどんどん長くなっています。
加えて動物医療の発達や、フードの品質の向上、飼い主の意識の変化もあり、元気で長生きできる猫ちゃんが年々増えており、10年前の2007年度は12~13歳だった平均寿命が、現在では15~16歳に延びています!
ちなみに野良猫の平均寿命は4年程度と言われています。伝染病や交通事故、縄張り争いによるケンカなど、いかに大変な環境の中で暮らしているか考えさせられます。
◆やっぱりメスの方が長生き!?
人間は男性よりも女性の方が長生きする傾向にありますが、猫の世界でもそれは同じです。猫のオスの平均寿命がおよそ14歳に対して、メスはおよそ15歳。その理由として、オス猫とメス猫のかかりやすい病気の違いがあげられています。
オス猫はオス猫特有の病気として、精巣腫瘍があります。またメスに比べて尿道が長いため、たとえ去勢をしておとなしくなったオスの猫でも尿路疾患にかかりやすいと言われています。
一方、メス猫特有の病気として、乳腺の腫瘍や、子宮に関する疾患などがあげられますが、これらの病気は避妊手術をする事により、未然に防ぐ事ができるので、結果的にメス猫の方が長生きする確率が高くなると考えられます。
世界のご長寿猫をご紹介!
元気な老猫が増えて、猫の平均寿命がどんどん延びている現代ですが、じつは世界には30年以上生きたという老猫がたくさんいます。30歳といえば人間でいうところの136歳になるのですから驚きです!
それでは世界一の長寿を誇る猫はいったい何歳まで生きたのでしょうか?
◆ギネスブックに登録されたご長寿猫
ギネスブックに登録されている世界一のご長寿猫は、アメリカに住んでいた「クレームパフ」ちゃんという黒白の老猫。
クレームパフちゃんはなんと38歳まで長生きしたといいますから、人間に換算すると約170歳!!本当にすごいですね!ちなみにクレームパフちゃんはメス猫です。
また、同じ飼い主さんに飼われていたスフィンクスという種類の老猫の「グランパ・レックス・アレン」ちゃんも34歳(人間で言うと150歳位)まで生きたそうです。ちなみにグランパちゃんもメス猫。メス猫なのに「グランパ(おじいちゃん)」という名前がなんとも不思議。
◆イギリスの歴史を見守ってきたご長寿猫
イギリスに住んでいた老猫「ポピー」ちゃんは24歳(人間に換算すると114歳)まで長生きし、なんとその間5人もの歴代総理大臣を見てきたそう!長い人生の間で歴史を感じ取っていたのでしょうか?
◆日本でもご長寿猫が!?
[あいちゃんのお誕生日]
あいちゃんは昭和63年9月15日生まれです
今日で満27歳になりました。
これまで大きな病気や怪我もなく今日無事に
27回目のお誕生日を迎える事が出来ました。
皆さんありがとうございます。 pic.twitter.com/sphjsgg2Hz
— ちゃーパパ (@charkun9) 2015年9月14日
日本国内のご長寿猫では、27歳と43日生きていた大阪に住んでいた老猫「あいちゃん」。
あいちゃんは同じお家でワンちゃんとウサギさんと暮らしていたそうです。種類を超えた仲間との楽しい日々が長寿を支えていたとしたら、なんだかほほえましいですね。
また日本にはあいちゃん以外にも20歳超えの老猫は続々現れているそうです!もしかしたら猫の平均年齢が20歳を超える日も近いのかもしれません。
老猫に長生きしてもらうためにできることは?
年を取れば猫も人間と同様、特別なケアが必要になってきます。老猫は若いころのように動けなくなってきたり、変化に適応する能力や免疫力も下がってきます。
◆老猫にあった飼い方をしましょう
元気で長生きしてもらうためにも、老猫の状態にあったフードを選んであげる事や水分をきちんと摂らせてあげる工夫が大切です。
また、老猫は寝ている時間がほとんどなので、適度な運動でストレス解消をしてあげる事も重要です。体力の落ちた老猫は遊ぶ時間そのものが短くなってくるもの。毎日少しでも遊ぶ時間やスキンシップの時間をとってあげて、老猫の状態に変化がないかを観察するのがとても重要です。
ただし、一口に老猫と言っても、遺伝や生活スタイル、それぞれの猫が本来持って生まれた性格により、個体差がある事は忘れないようにしましょう。
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◆老猫もアンチエイジングの時代!?
長生きする老猫が増えてきた現代、人間と同様「いつまでも若く元気で美しくいたいニャン!」という老猫や飼い主さんのために、最近では様々なサプリメントやグッズが発売されているのをご存知ですか?
老猫向けのサプリメントとして人気があるのは、毛並のツヤや皮膚の若々しさを保つ「プラセンタ」、老猫になると吸収率が下がるとされ、元気を維持する「タウリン」、老猫が気になる尿のph値を調整する「クランベリー」などまるで人間向けのようなものがいろいろあります。またお腹の調子を整える「乳酸菌」なども愛用猫は多いようです。
●おすすめ商品
ペットの皮膚・毛艶の健康をサポート。
一方、サプリメントには頼らずに手作りのフードで老化を防ぐ方法もあります。
茹でた鳥のササミなどで不足しがちなタンパク質を老猫に補ってあげたり、免疫力を高めるカボチャや抗酸化力のあるトマトなど、補いたいと思う栄養素を自然と取り入れられるのが魅力です。また老猫の状態や好みに合わせて、柔らかくしたりペースト状にしたりと自由にアレンジすることも可能です。
寿命を延ばすことそのものは難しいかもしれませんが、これらの方法で元気なご長寿老猫になってもらえたら嬉しいですね。
老猫にプレゼントしたいおすすめグッズ!
敬老の日にはぜひ老猫の長寿を祝ってプレゼントはいかがでしょうか?
◆老猫が食べやすいおやつ
老猫になるとよく見られる症状が「噛む力の低下」。猫は年を取るにつれだんだんと歯がすり減ってくるものですが、それに加えて筋力の低下や、虫歯、歯周病などが原因で硬い物を噛むのが困難になってしまう場合があります。
老猫の状態を観察しながら、おやつは歯に負担のかからないものや、カロリーが高過ぎないものを選んであげるといいでしょう。食欲が低下してきているなら「総合栄養食」の表示のあるおやつを選んであげると、楽しく栄養補給もできそうです。
●おすすめ商品
食べきりサイズ、小さめの焼かつおです。保存に便利な蓋つき容器に入っています。
生乳使用でペットのお腹にやさしい無乳糖。シニア猫用にコンドロイチン、グルコサミン、ビタミン、ミネラル、タウリンを配合。
◆気分転換できるおもちゃ
まだまだ元気な老猫なら大丈夫ですが、動きが緩慢になった老猫に過度な運動は禁物。子猫や若い成猫のようにジャンプしたり走り回ったりなどの激しい動きを必要とする遊びは老猫の方でも求めていないでしょう。
ですが、多少の気分転換は老猫にとっても大切です。ちょこっと遊びができるように、老猫にプレゼントするならのんびりと座ったり横になったまま遊べるものがよいでしょう。
●おすすめ商品
追う猫も楽しい、見る愛猫家も楽しい、電動猫じゃらし。
目のよくない猫ちゃんにも見えやすいように、羽根スティックの色は自然なカラーを採用。
からだにフィットするボウル型にのってリラックスしたり、つめとぎもできちゃう!スタイリッシュなネコちゃんの休憩場所にどうぞ。
その他にも、トイレや高いところへ負担無く上るためのステップやスロープ、また、起き上がるのが難しくなってしまった老猫には床ずれ予防の体圧分散マットなどもあります。
●おすすめ商品
ペットがソファーやベッドから飛び降りる動作は、足腰の負担となり脱臼や骨折などにつながる可能性があります。歳をとったペットに特におすすめです。
まとめ
どんどん増える元気なご長寿猫。日本にはこれからもますます元気な老猫が増えていく事で猫ちゃんの平均寿命も延びていく事でしょう。飼い主さんのケア次第で目指せ20歳台も夢ではありません!
猫は年をとっても変わらない大切な家族の一員。これからも楽しい時間をできるだけ長く一緒に過ごしたいですよね。せっかくの敬老の日。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に、ぜひ敬老の日は老猫の長寿も祝ってあげてはいかがでしょうか?
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