オシキャットってどんな猫?特徴からお手入れ・飼い方まとめ

2021.01.07

オシキャットってどんな猫?特徴からお手入れ・飼い方まとめ

オシキャットの第一印象をひとことで表すなら「ワイルド」という言葉がぴったり。木々が生い茂る野生のなかにヒョイっと出現しても馴染むほどの野生的なカッコよさがあります。そんなワイルド系のオシキャットを飼ってみたいと興味を持つ人も増えてきています。オシキャットとはいったいどんな魅力を持っているのでしょう。そして、子猫を選ぶときのポイントや飼い方についてもお話ししていきたいと思います。

【目次】
1.オシキャットってどんな猫?外見の特徴について
 1-1.人工的な野生猫…!?ワイルドなヒョウ柄が人気
 1-2.柔らかな被毛で手触りが良い
 1-3.ブルー以外の瞳
 1-4.筋肉質で平均的な体重
2.オシキャットの性格について知っておきたいこと
 2-1.実はとても甘えん坊
 2-2.まるで犬のよう…!?賢い頭脳でしつけもできる
 2-3.寂しがり屋
 2-4.他の動物とも一緒に育てられる
 2-5.鳴き声が小さい
3.オシキャットの子猫を選ぶときのポイント
 3-1.筋肉質な子猫を選ぶ
 3-2.模様がハッキリしているか
 3-3.イキイキとしている瞳の子猫?
 3-4.どんなカラーの子猫を選ぶか
4.オシキャットの飼い方のポイントは
 4-1.留守番はあまりさせない
 4-2.運動不足にならないように
 4-3.被毛ケアも大事
 4-4.栄養たっぷりの食事で健康的に
 4-5.日ごろの歯磨き習慣を大事にする
5.まとめ

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オシキャットってどんな猫?外見の特徴について

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オシキャットの外見の特徴にはたくさんの魅力があります。

◆人工的な野生猫…!?ワイルドなヒョウ柄が人気

オシキャットの見た目の大きな特徴がヒョウ柄。ワイルドな猫を飼いたい人にも人気の猫ちゃんです。そんな野生的な外見から、ヤマネコの血が入っているように思われることも多いです。

しかし、オシキャットはヤマネコを交配させてできた猫種ではないのだとか…。
オシキャットの生みの親は、アメリカに住んでいたブリーダーたち。アビシニアンサイアミーズ(シャム)アメリカンショートヘアといった可愛らしい特徴を持つ猫をもとに、作りだされた猫です。交配が繰り返されていったなかには、ヤマネコのような美しいヒョウ柄の特徴を持つ猫もいたので、現在のような野生的な柄のオシキャットが誕生しました。

つまり、オシキャットは純粋なヤマネコの血は持っておらず、研究によって作りだされた人工的な猫種と言えるのですね。

◆柔らかな被毛で手触りが良い

オシキャットは短毛種でありながら、とても柔らかな毛質です。撫でている感触はまるでシルクを触っているかのようにも思えるほど心地よいですよ。柔らかい毛はツヤがあって、見た目にも美しさがあります。

オシキャットには色のバリエーションが多く、シナモン、チョコレート、ラベンダー、ブルー、シルバーなど全部で12種類のカラーが認められています。

◆ブルー以外の瞳

オシキャットの特徴のなかに、大きなアーモンド型の瞳があります。
瞳の色は、グリーンやゴールド、イエロー、オレンジなど「ブルー以外ならOK」とされています。

小さな輪郭、大きな耳、ハッキリした瞳…とオシキャットは整った美形と言ってもいいでしょう。

◆筋肉質で平均的な体重

オシキャットは、痩せ過ぎでもなく、太り過ぎでもない体型です。体全体に適度に筋肉がついているので、それが野生的なヒョウ柄にマッチしていて魅力を高めている感じがしますよね。

オスの方が大きな体へと成長しやすいですが、オシキャットはだいたい5キロ前後くらいが平均的です。食事の仕方や運動量、生活環境によっても成長後の大きさは変わりますが、オシキャットは他の猫種と比べても極端に大きくなることは少ないかもしれませんね。


オシキャットの性格について知っておきたいこと

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オシキャットは可愛らしい性格をしています。

◆実はとても甘えん坊

オシキャットは野生的な外見のため、どこか近づき難く「クールな猫」とイメージしている人も多いかもしれませんね。実は、オシキャットは外見に反して、とても甘えん坊です。「甘えて欲しい」と考えている人にはピッタリの猫種でしょう。ワイルドな雰囲気で甘えられるなんて、そのギャップが魅力的ですよね。

また、甘えん坊の一面は家族以外にも見せます。知らない人に対しても社交的なので、外から来たお客さんにも自分から近寄ることもありますよ。触られること、撫でられることも嫌がらないことが多く、猫好きのお客さんが来たら愛嬌たっぷりに対応してくれるはず。「カワイイ猫ちゃん」と嬉しいコメントをもらえるかもしれません。

飼い主さんとしては自慢の愛猫になることでしょう。

◆まるで犬のよう…!?賢い頭脳でしつけもできる

オシキャットの頭脳は猫の中で秀でているといわれています。愛猫につけた名前を呼ぶと反応することもあるでしょう。

頭が良いため、飼い主さんの教え方次第ではいろいろなことを覚えてくれますよ。
例えば、犬との遊びでおなじみのボール拾いもできるようになります。ポーンと投げたボールを拾って飼い主さんのもとに届けてくれるなど、持前の頭脳を活かして人間とコミュニケーションを取ってくれます。毎日のように猫と遊びたい人にもおすすめの猫と考えてもいいでしょう。

「甘えん坊」という野生味溢れる風貌とのギャップに多くの人が魅力を感じるかもしれませんね。

◆寂しがり屋

先ほどもお話ししたようにオシキャットは甘えん坊。誰かに甘えたいと思うことが多いので孤独の時間を辛く感じやすく、長時間の留守番が苦手です。あまり構ってもらえない時間が続くと寂しがりストレスを溜めることもあります。

◆他の動物とも一緒に育てられる

オシキャットのフレンドリーさは、人間以外にも見せます。猫の多頭飼いや犬と一緒に飼うパターンもOK。寂しがり屋の性格なので、他の動物と一緒に過ごさせれば苦手な留守番対策になるかもしれませんね。

◆鳴き声が小さい

オシキャットは優しい声で鳴きます。ふだんは穏やかであまり鳴かないので、集合住宅などでも飼いやすい猫ちゃんですよ。


オシキャットの子猫を選ぶときのポイント

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オシキャットは、野生的な可愛さがあるので人気は上昇中です。ワイルドな見た目の猫が好きな愛好家にはたまらない猫種なのですが、日本では希少な存在でもあります。

オシキャットを飼うときには子猫を迎えるのが一般的です。ペットショップやブリーダーなどを通じて、スタッフに話を聞きながら購入するといいでしょう。

そこで、オシキャットの子猫を購入するときにチェックしておきたいポイントについてお話しします。

◆筋肉質な子猫を選ぶ

オシキャットの魅力は、なんと言っても野性的なところ。ワイルドな斑点模様が活きるような体型の子猫を選ぶようにしましょう。

痩せすぎて筋肉がついていない子猫は、これから大きく成長する過程で不安が残ってしまいます。

◆模様がハッキリしているか

オシキャットの美しいヒョウ柄を期待するなら子猫の頃から模様のハッキリした個体を選ぶのがおすすめです。斑点模様そのものの色が鮮やかで見た目にも「ヒョウ柄」ということが明確な子猫をチェックしましょう。

◆イキイキとしている瞳の子猫?

オシキャットだけに限らず、すべての猫種の子猫選びに言えることが輝きのある瞳かどうかをチェックすることです。生まれてから健康的に過ごしている子猫は、瞳の輝きがあります。

オシキャットの大きな瞳に輝きがあり、全体的にイキイキした表情の子猫を選ぶのがおすすめです。

◆どんなカラーの子猫を選ぶか

オシキャットは、認められているカラーがなんと12種類あります。シナモン、チョコレート、ラベンダー、ブルー、シルバーなど、それぞれの見た目印象がかなり変わってきます。どんなカラーの子猫を選ぶかについては、豊富なカラーの種類で悩むことになるでしょう。どの子猫も素敵な魅力があるので、決定打がつかめないかもしれません。

でも、子猫と面会していくなかで「この子猫がいい!」というお気に入りの猫ちゃんが直感で見つかると思います。それが楽しみのひとつにもなることでしょう。


オシキャットの飼い方のポイントは

オシキャットを育てていくうえで気をつけたい飼い方のポイントをいくつか紹介します。

◆留守番はあまりさせない

オシキャットは社交的です。それにとても甘えん坊なので、飼い主さんに近寄ってくることも多々あります。

そんな人懐こいオシキャットは、飼い主さんが仕事で日中いないことが日常的だと、毎日のように孤独を感じます。寂しがり屋のオシキャットにとっては、かなりのストレスになるでしょう。
留守番が多い忙しい飼い主さんには不向きの猫ちゃんと言えます。長い時間のお留守番で寂しい思いをさせた後には、一緒に遊んであげる、甘えさせてあげるなど、スキンシップをとってあげるようにしましょう。

オシキャットはストレスが原因で体調を崩すこともあります。それに飼い主さんからの愛情が足りないことが原因で何らかの問題行動に発展するケースもあるかもしれません。

また、寂しいストレスから脱毛症状が見られることもあります。自慢の被毛は、ストレスが原因でツヤを失ったり、毛が抜けたりするかもしれません。

寂しがり屋のオシキャットを飼うなら、十分に構ってあげられる余裕があるかどうかを事前に考えておきましょう。

◆運動不足にならないように

オシキャットは、かなり活動的な猫です。特に、子猫のときにも活発に動き回ることでしょう。家族のことが大好きなので一緒にたくさん遊んであげてくださいね。

でも、オシキャットは一人でもたくさん動きたいほど活動的な猫ちゃんなのです。オシキャットが単独でも十分に遊べるように、キャットタワーを準備するのもおすすめです。高いところに上ることも大好きなので、喜んで上下運動をしてくれると思います。タンスや本棚などを配置して、楽しく遊べる工夫をするのもいいかもしれませんね。

ただ、オシキャットは筋肉質で体もそれなりに大きいです。体型に合わないような狭いスペースだと、ケガをするリスクも出てくるでしょう。広いスペースで安心して遊べるようにしたいものです。

キャットタワーを設置するときもオシキャットが安全に遊べるようにきちんと配慮してあげてくださいね。

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◆被毛ケアも大事

短毛のオシキャットは、長毛種と比較するとお手入れが簡単です。

しかし、「被毛のツヤ」をキープするには日ごろのブラッシングが欠かせません。ブラッシングは、オシキャットの体にマッサージの効果もありますし、愛猫と飼い主さんにとってのスキンシップの時間にもなります。

なかには、ブラッシングを嫌がる猫ちゃんもいるかもしれませんが、賢いオシキャットですから愛情を持って接していけば次第に慣れていくでしょう。子猫のときから日課にできるように、根気よくブラッシングを試みていってくださいね。

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◆栄養たっぷりの食事で健康的に

オシキャットは活発で動くことが好きなので、運動できる体力をキープできる栄養たっぷりの食事を考えてあげましょう。

子猫時代、成猫時代、シニア時代とステップごとに重要となる栄養分は変わってきます。筋肉質でワイルドなオシキャットの健康のために、各ステージに適したキャットフードを与えてあげましょう。

◆日ごろの歯磨き習慣を大事にする

お口のなかのことなので気づきにくいのが「歯」の異常です。言葉でコミュニケーションが取れないため、気が付いたら歯の病気を発症していることもあります。歯肉炎が悪化し、最終的には歯が抜けるケースもあります。

成長すればするほど歯磨きを嫌がる傾向にあるので、子猫のときから歯磨きの習慣をつけてください。

初めは、飼い主さんが口を触るのを慣れさせることから始めていきましょう。無理に歯磨きをすると「歯磨き=イヤなもの」と思い込んで、トラウマになってしまいます。歯ブラシや布などで、お口を触らせるところからスタートしていってくださいね。

また、ペット用の歯磨きガムなどで対策する方法もあります。

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まとめ

「ワイルドだから気が強いだろう」と思わせる風貌のオシキャットですが、実は考えているよりも柔らかで愛らしい性格であることが分かりましたよね。それに、賢い猫でたくさんのことを覚えてくれるオシキャットは猫を飼うのが初心者という人も飼いやすいです。

「ワイルドなのに甘えん坊」「フレンドリーでコミュニケーション好き」など、他の猫種とは一味違った魅力満載の猫です。

<参考サイト>
eye catching by Nickolas Titkov



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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