猫ちゃんの肛門腺絞りを動物病院でやってもらいましょう
◆肛門腺から出るニオイとは?
猫ちゃんには体臭はほとんどありませんが、肛門腺(こうもんせん)から分泌されるニオイは別。
猫ちゃんのおしりの穴(肛門の)左右には、肛門嚢(こうもんのう)という袋がついています。肛門腺は肛門嚢の中にあり、人にとっては「かなりにおう」液体を分泌します。
このニオイは猫ちゃんによって違うので、猫ちゃんはほかの猫のおしりのニオイを嗅ぐことでコミュニケーションをします。
不妊・去勢手術をしていても、肛門腺には分泌物がたまります。ためたままにしておくと、ふとした拍子にこの分泌物が出てしまい、ソファやペットオーナー様の衣服に付くことでかなりニオイます。
◆肛門腺絞りをお願いしましょう
肛門腺を絞らないまま放置しておくと、「肛門腺破裂」という症状が出てしまうこともあるので、動物病院で定期的に絞ってもらうことをオススメします。
ペットオーナー様みずから絞ることもできますが、かなりにおいますし、正直申し上げて難しいです。下手に絞ると猫ちゃんのトラウマになってしまうこともあるので、獣医師に絞ってもらったほうがいいでしょう。
猫ちゃんの体をときどきはペット用のウェットシートで拭ってあげて
体臭が少ないといわれる猫ちゃんですが、ブラッシングのついでにペット用のウェットシートで拭ってあげるとより清潔に保てます。また、猫ちゃんからいい香りがするとペットオーナー様もリラックスできて、猫ちゃんの心理状態にもいい影響を与えます。
筆者のオススメは、ジョイペットの猫用ボディータオルです。
◆アミノリンスインシャンプータオル 猫用 25枚
ノンアルコールで、ハーブのやさしい香りがします。安全な成分でできているので、体をなめる猫ちゃんでも安心です。
リンス効果もあるので、猫ちゃんの被毛がスベスベになります。
ブラッシングの後、猫ちゃんをなでるように拭ってあげてください。ゴシゴシこすりは禁物です。ムダ毛とニオイが取れて、スッキリします。
猫ちゃんのベッドなどは専用の洗濯洗剤がオススメです
最近のペット用洗剤はとてもよくできていて、あきらかに普通の洗剤&柔軟剤で仕上げた布製品とは「毛離れ」が違います。ペット専用洗濯洗剤で洗った後に外干しし、乾いたらパンパンとはたくだけで猫ちゃんの毛がするすると落ちていくのは感動的です。
筆者のオススメは、以下の洗濯洗剤です。
◆ペットの布製品専用洗たく洗剤
グリーンフローラルの香りがマイルドで、離毛効果が抜群です。猫ちゃん特有のニオイまでがすっきり落ちます。普通の洗濯洗剤と同じように扱えて、ドラム式洗濯機にも対応しています。
◆ペットの布製品専用抗菌仕上げ柔軟剤
ニオイの原因となる菌の増殖を防ぐ抗菌効果があるペットの布製品専用の柔軟剤です。
洗濯洗剤単体で洗うより、こちらの柔軟剤も併用したほうが毛離れもよくなりますし、静電気が起きにくくなります。
消臭剤を使うと洗濯頻度を減らせるしトイレのニオイもスッキリ
そんなにまめには洗濯できない、という方には、消臭剤の使用がオススメです。
プラチナクリアは、水や銀、プラチナ、みょうばんといった天然素材の消臭効果を利用しているので、安心・安全です。
◆プラチナクリア NEXT
猫ちゃんのトイレまわりにもこの消臭剤をかけ、ウェットシートなどで拭き掃除をすることでトイレからのニオイの拡散を防げます。
猫ちゃんのトイレ掃除はまめに行いましょう!
お部屋にこもるニオイのもとは、やはりトイレ。猫ちゃんがオシッコをしたら、まめに砂をすくうようにしてください。最近の猫砂は消臭効果が高いものも多いです。
また、猫ちゃんは清潔好きなので、汚いトイレでは用を足しません。トイレが汚れていると、粗相の原因にもなります。
そこで、トイレは「猫ちゃんの数+1」がオススメです。お仕事などで日中は家を空けるおうちでも、トイレを複数用意しておけば猫ちゃんは粗相をしなくなります。
粗相をしてしまったら、消臭剤を吹きかけてあらかたの排せつ物を拭ったあと、洗えるものはペット専用の洗剤で洗うようにしましょう。
空気清浄機の導入もオススメです
多頭飼いなどでお部屋のニオイが気になるようなら、ペット対応の空気清浄機を導入してみては?猫ちゃんのトイレ砂からたつほこりも取ってくれますし、部屋の空気がクリーンになります。
ただし、猫ちゃんの毛でフィルターがかなり詰まりがち。フィルターのお掃除はまめにしてください。
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