猫の抜け毛が大変身♪カンタンに作れる猫毛フェルトをご紹介!

2020.04.23

猫の抜け毛が大変身♪カンタンに作れる猫毛フェルトをご紹介!

愛猫の抜け毛にお悩みの飼い主さんは多いもの。季節によってはビックリするくらいの抜け毛量…。ただ捨てるのはもったいないですよね。「何かが作れそう…」そんな思いを抱く飼い主さんへ、猫毛フェルトをご紹介!

【目次】
1.そもそも猫は抜け毛が多い
 1-1.身を守るために猫の被毛は生え変わる
 1-2.抜け毛対策で重要なのはブラッシング
 1-3.猫の抜け毛の活用法って?

2.ひそかに流行中…!猫毛フェルトってなに?

3.猫の毛がどんなアイテムに生まれ変わる?猫毛フェルト作品例
 3-1.猫ちゃん大喜び!まんまるボールに大変身
 3-2.いつも持ち運びしたい!可愛らしいマスコット
 3-3.愛猫を可愛らしく変身させる帽子に…!

4.猫毛フェルトを作ってみよう!
 4.猫も喜ぶ「ボール編」
 4.マスコット編

5.猫毛フェルトには良いことがいっぱい!
 5-1.愛猫とのコミュニケーションのきっかけになる
 5-2.抜け毛の飲み込み防止

6.まとめ

そもそも猫は抜け毛が多い

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長毛の猫ちゃん、短毛の猫ちゃん。触り心地は、猫種によって違いますよね。毛の長さ問わず、猫の柔らかな被毛に触れていると優しい気持ちになる飼い主さんは多いでしょう。

毛の長さや質によって程度は異なりますが、猫の毛は必ず抜けます。

◆身を守るために猫の被毛は生え変わる

猫の毛にかぎらず、どんな動物の毛にも言えることですが“毛”は成長しています。一度生えた毛は永遠に毛穴に残っているわけでなく、成長がストップすれば抜け落ちていきます。それが「抜け毛」です。

そもそも野生で生きていた猫は、暑さや寒さが変わる自然界では、被毛量で体温を調節しなければなりません。そのため、冬が近づくと被毛がボリューミーに厚くなり、逆に夏に近づくと毛量をダウンさせスッキリと涼しげに変化させます。
春は夏に向けての準備期間、秋は冬に向けての準備期間としての換毛期になるんですね。

換毛期は、古い毛が抜け毛としてなくなり、新しい毛が生えていく時期と言えるでしょう。

ただ、飼い猫の場合は、部屋のなかがいつも快適な室温となり恵まれた状況です。被毛で調整しなくても体温調節がしやすく、完全室内飼いであれば「外気の暑さ・寒さ」の影響を受けにくいもの。
そのため、一般的な生え変わり時期には特に左右されず、年間通して抜け毛があるという猫も多いです。

◆抜け毛対策で重要なのはブラッシング

猫ちゃんの抜け毛対策でのベースとなるのは、やはりブラッシング。毛の長さに応じて、効率的に毛を取り除けるブラシを使うことが大事です。

ブラッシングする時は、人間用のクシではなく、猫用のものを使いましょう。

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毎日のお手入れが楽しくなるココロ踊るかわいいデザイン。S字にカーブした多数のピンが、被毛をほぐして抜け毛をごっそりかき取ります。台座にラバークッションを使用することで肌あたりもやわらかく、スリッカーが苦手なコにもやさしい使い心地です。

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手にはめてナデナデする、ふれあいミトンブラシ。
中央のやわらかいブラシが、被毛をなでることで抜け毛をしっかりキャッチします。

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やわらかなサイザル麻とほどよい硬さのシュロのブラシ、持ち手に天然木を使用した猫用マッサージブラシ。
ブラッシングとマッサージをしながら猫ちゃんとコミュニケーション!

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また、ブラッシング中に、柔らかな猫の毛が空中に舞うことは多々あります。
ペット用の保湿スプレーや濡れタオルなどで、猫の体を少し湿らせておくと飛び散り防止になるでしょう。

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シュッとするだけでお肌を良い状態に保ちます!
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◆猫の抜け毛の活用法って?

ブラッシングをこまめにやっているつもりなのに、抜け毛が多いということもありますよね。なんだか捨てるのがもったいないくらい…!

そこで、猫の抜け毛の活用法として注目されているのが「猫毛フェルト」なんです。


ひそかに流行中…!猫毛フェルトってなに?

「羊毛フェルト」を知っている人も多いのではないでしょうか。

羊毛フェルトは、“羊の毛”を利用して、小さなマスコットを作り上げるもの。羊毛の表面にある細かな引っ掛かりがあって、それを絡めることでカタチを変形することができます。

羊毛フェルトは、そんな羊毛の毛質の特徴を活かし、特殊な針を用いてさまざまな作品を作り上げる注目の手芸です。手芸屋さんで販売されている羊毛フェルトのマスコットキットを見かけたことがある人も多いかもしれません。

手先が器用な人は、少し慣れれば可愛らしいマスコットが自作できると注目度も高めです。

「猫毛フェルト」は、羊毛フェルトの“猫毛バージョン”。わざわざ手芸用品店で材料を買わなくても、愛猫の抜け毛を利用して作成できるのが魅力ですね。

「抜け毛が多すぎて困る」なんて悩みのタネだったのが、猫毛フェルトを知れば楽しみのひとつになるかもしれません!抜け毛が多くなる換毛期だってワクワクした時期に変化するかも…。

猫毛フェルトは、手芸や可愛いマスコット好きの飼い主さん達にひそかに流行し始めていますよ。


猫の毛がどんなアイテムに生まれ変わる?猫毛フェルト作品例

猫の抜けた毛で作る「猫毛フェルト」。愛猫の分身のようで、出来上がった作品には愛おしさを感じる飼い主さんも多いでしょう。

いったい、猫の抜け毛はどんな作品に生まれ変わるのでしょうか。

◆猫ちゃん大喜び!まんまるボールに大変身

おそらく、猫毛フェルトのなかでも“初級編”と言えるのが猫毛を使ったボールのおもちゃ。

「まるめるだけ」というシンプルな作業工程なので、手先の器用さに自信がない飼い主さんでも作れるかと思います。特別な形にせずとも、「まるめる…」を意識すればOKです。
毛を足していけば理想の大きさになるので、サイズ感は飼い主さんが調整すれば良さそうですね。

できた猫毛ボールは、そのまま愛猫のおもちゃにできます!自分の抜けた毛でできたボールなので、猫ちゃん自身も「これはなんだ…!?」とかなりの興味が沸くことでしょう。

本当のおもちゃのように大きめにすれば、飼い主さんとコミュニケーションを取るときのアイテムにもなるでしょう。自分のニオイがする不思議なボールは、猫の好奇心を刺激します。一緒に遊ぶ時間が楽しくなりそうですね。

もちろん、猫ちゃんの一人遊びグッズとしても効果がありますよ!

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猫の抜け毛を再利用!自分だけのお気に入り毛玉ボールを作ろう!

猫の健康を守るためにも、毛玉対策は日常的に欠かすことが出来ませんよね! グルーミングが得意な子であっても、全身毛皮でまとわれている猫にとって、抜け毛は死活問題でもあります。 そんな中、普段なら捨ててしまう抜け毛を再利用して、毛玉ボールを作る飼い主さんもいらっしゃるのだとか。 愛猫の抜け毛を利用して小さなボールを作れば、一段と愛着が湧きますよね! 作り方を覚えて、自分だけのお気に入りを作っちゃいましょう!

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◆いつも持ち運びしたい!可愛らしいマスコット

「手先に自信がある!」という人なら、小さなマスコット作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

完成品は、インテリアとしてお部屋に飾るのもいいですし、紐やチェーンをつけて持ち運びもできます。お気に入りのバッグにつけて外出すれば、愛猫が一緒にいる優しい気分になれそうです。

猫マスコットにすれば、愛猫の分身のような幸せな雰囲気になりますよね。

◆愛猫を可愛らしく変身させる帽子に…!

可愛らしい愛猫の写真を毎日パチパチと撮影している飼い主さんも多いですよね。今ではスマホに搭載されているカメラの画質がいいので、いつでも愛猫のカメラマンに早変わりです。

そんなときの変身アイテムになりそうなのが、猫毛フェルトで作る帽子。
少し大きめなので難易度が難しそうに感じるかもしれませんが、マスコットのように細かな作業ではないので作りやすいという声も多く聞かれます。

「猫に帽子をかぶらせようとすると嫌がるのでは?」なんて心配も不要。自分のニオイが染みついている“抜け毛”ですから、猫ちゃん的にも受け入れてくれやすいのだとか。

アイデア次第で「世界にひとつだけ」のオリジナリティ溢れる猫毛帽子が作れるかと思います。


猫毛フェルトを作ってみよう!

猫毛フェルトは、家にある材料だけで作ることもできるので、ここでは簡単な作り方を紹介します。

◆猫も喜ぶ「ボール編」

猫毛フェルト初心者の方は、まずはボールに挑戦してみるといいかもしれません。

①抜け毛を集める
「作ろう!」と思い始めてからブラッシングしても、おそらくボールにできるほどの量はすぐには溜まらないでしょう。

日頃から猫の抜け毛を集めて、瓶やプラスチック容器などにストックしておくといいですね。

②石鹸水に浸しながら丸めていく
ボールを作るときには、特に道具を使わなくても簡単にできます。「集めた抜け毛をまるめていく」という作業でOKです。

ただ、それだけでは強度が弱く、形も作りづらいでしょう。そこで、「石鹸水」につけながらくるくると丸くしていきます。

猫ちゃんの体に害があると大変なので、普通の石鹸や弱アルカリ性洗剤など少量を利用してくださいね。

石鹸水に浸しながら丸めていくのですが、「小さいかな」と感じたら、さらに毛をプラスし、形を作っていきます。作ったボールが小さすぎると、猫が飲み込む恐れがあります。窒息したり、お腹に詰まったりすることも…。

抜け毛対策として作った猫毛フェルト作品が、愛猫の窒息を招いてしまっては大変ですよね。飲み込みにくくするためには、愛猫の口のサイズより大きめにするのがコツです。

また、上手く丸めていくためには、毛が絡み合うように意識するといいかもしれません。

③洗う&乾燥させる
愛猫が喜びそうなサイズ感にできあがったら、石鹸や洗剤が残らないようにしっかり水道ですすぎ洗いしましょう。そして、タオルで水分を取り、その後乾燥させればOKです。

乾いたら早速猫と遊んであげましょう。

◆マスコット編

マスコットを作るときには、いくつかの道具を準備していきます。

・牛乳パック(型紙として使用)
・アイロン
・穴の開いたビニール袋
・ビーズ少し(目や鼻として飾るため)
・はさみ

①型紙を作っていく
石鹸水に入れて使うので、型紙は撥水性がある牛乳パックを使います。猫の形にすれば、猫型のマスコットができるのでおススメです。

②毛をほぐす
集めておいた猫の毛の固まりをほぐすように広げていきます。

③型紙に抜け毛をつけていく
「①」の工程で作った猫の形の型紙に、ほぐした毛を包み込むように密着させていきます。厚めに包み込んだら、それを穴のあいたビニールで包みます。

④石鹸水に染みこませる
あらかじめ石鹸を少量いれて溶かしておいた石鹸水に「③」を浸します。充分に水分が染みこんだら、袋の外側から両手をつかってギュッギュッと何回もこすりつけましょう。

強い摩擦によって、猫の毛が絡まり抜け毛がフェルト状になっていきます。

⑤洗って水分を取る
フェルト状になったら包んでいたビニールを取り、石鹸を流すようにすすいで泡を取り除いていきましょう。

充分ゆすいだら、タオルで挟み込みプレスし、水分を取り除きます。

⑥アイロンで圧縮する
タオルドライ程度で水分が取り除かれた状態で、ハンカチなどで包みます。温度は低め設定にし、アイロンでギュッと押し付けます。

なかの型紙は、端を少し切ったところから出していきます。切った部分は、マスコット猫のしっぽとして利用してもいいですね。

⑦マスコットの飾り付けで仕上げ
ぼそぼそとした部分は、ハサミやピンセットなどで形を整えます。

形が猫の形に完成したら、後は飾り付けをするだけです。
黒や赤などのビーズを使って、目や鼻をボンドで貼り付けていきましょう。首には細いリボンをつければ、首輪のようにもなって可愛いですね。


猫毛フェルトには良いことがいっぱい!

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今までは捨てていた猫の毛が再利用できるのですから、猫毛フェルトは素敵ですね。猫の毛を捨てずにいられるのも嬉しくなりそうです。

その他にも、猫毛フェルトには様々なメリットがあります。

◆愛猫とのコミュニケーションのきっかけになる

「猫毛フェルト作品のために抜け毛を集めよう」という心理から、飼い主さんは丁寧にブラッシングするようになるでしょう。ブラッシングで血行促進すれば、猫の皮膚の健康にも繋がり、さらには猫との触れ合いの時間にもなるでしょう。

コミュニケーション不足だったとすれば、ブラッシングが増えて絆も深まりますよね。

◆抜け毛の飲み込み防止

猫が自分でグルーミングしたときに抜け毛を飲み込むのも防止できます。

抜け毛が多い被毛のグルーミングは、体内に溜まって毛球症になると愛猫の健康に悪影響。猫毛フェルトのための飼い主さんの積極的なブラッシングが、愛猫の健康にも繋がるというプラスの考え方もできそうです。

また、部屋中に舞う抜け毛量も少なくできるかもしれません。

できた作品は、愛猫が楽しめるおもちゃになったり、飼い主さんが肌身離さず持ちあるけるマスコットになったりと、お互いに嬉しいことばかりではいないでしょうか。

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まとめ

いかがでしたか?

集めた抜け毛だけで、猫が遊べるボールや可愛らしいマスコットが作れるなんて驚きですよね。特別な道具を使うことなく作成できるのが魅力的です。
初めは今回紹介したボールや簡単なマスコットしか作れなくても、レベルアップすれば素敵な作品が作れるようになるかもしれませんよ。たくさん作って腕をあげてみてはいかがでしょう。

猫毛フェルトによって、愛猫のブラッシングを忘れずに行えるのでコミュニケーション不足や部屋の抜け毛の多さが気になっている人にもおススメです。
「抜け毛が悩み…」とテンションが低かった人も、猫毛フェルトにハマれば「換毛期が楽しみ!」という気持ちに変化するかもしれませんよ!



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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