1.猫は寒がりって本当?
2.猫はホットカーペットを使ってもいいの?
3.猫がホットカーペットを使う際の注意点
3-1.ホットカーペット使用の注意点①温度設定
3-2.ホットカーペット使用の注意点②低温やけど
3-3.ホットカーペット使用の注意点③脱水症状
3-4.ホットカーペット使用の注意点④電源コード
4.猫が使えるホットカーペット
4-1.ほかほかマット DX M
4-2.ぬくぬくヒーター快速温暖NEO L
4-3.しろくまさんのもこふわ温熱マット S
5.まとめ
猫は寒がりって本当?
猫と言えば童謡で「コタツで丸くなる」とうたわれているように、寒さに弱いイメージが定着していますよね。
フワフワの毛皮をまとっている姿を見ていると、寒さなんて感じていないようにも見えますが、真相はどうなのか、気になってしまうことでしょう。
個体にもよりますが、一般的に短毛種の猫は寒さに弱く、長毛種の猫は寒さに強いと言われています。
大型の猫種であるメインクーンやノルウェージャンフォレストキャットは、長毛種の中でも寒さに強いと言われているので、被毛だけでなく体格や筋肉量によっても、多少の差は出てしまうのかもしれませんね。
そして夏は涼しい場所、冬はあたたかい場所を探すことが猫は得意なので、気付くと部屋の中で一番あたたかそうな場所に居ることから、猫は寒がりと思われることが多いのではないでしょうか。
いつの間にか暖房機器を占領していることもあり、その光景はほのぼのとして微笑ましいですが、人間用の暖房機器を猫に使用してもいいのか気になってしまいますよね?
猫の居るご家庭で使用していることの多い暖房機器といえば、ホットカーペットが挙げられますが、猫が使用しても大丈夫なものなのでしょうか?
猫はホットカーペットを使ってもいいの?
猫に人間用のホットカーペットを使ってもいいのか、いけないかの論争は尽きることがありませんが、基本的に人間が使用して安全な商品であれば、猫も使用することが可能であると言えるでしょう。
ですが猫と人間は身体の構造が違いますし、平均体温が38度前後の猫は体感温度ももちろん違ってきます。
人間が「あったかい」「心地いい」と思う温度とは、ちょっと異なるのかもしれません。
猫がホットカーペットを使用するには、いくつか注意しなければいけない点があります。
その注意点さえ守れば、猫も安全にホットカーペットを使用出来ますので、是非参考にしてみてくださいね。
猫がホットカーペットを使う際の注意点
猫がホットカーペットを使う差には、いくつかの注意点を守り、安全に使用する必要があります。
便利であたたかくなる暖房機器だからこそ、寒い冬は愛猫にも使ってもらいたいものですよね。
どんなことに注意して、ホットカーペットを使用するべきなのでしょうか?
◆ホットカーペット使用の注意点①温度設定
ホットカーペットには温度の調節が出来る商品が多く出回っており、「低」に合わせれば温度は低くなり、「高」に合わせれば温度が高くなるものがほとんどです。
猫は平熱も高く、全身が毛で覆われていることもあり、熱さに鈍感な動物でもあります。
ホットカーペットは室温やカバーの有無などでも、温度が多少変化していきますので、温度の設定には気を遣わなくてはいけません。
ホットカーペットの温度が何度なのか気になるときは、体温計で計測してみてください。
ホットカーペットにカバーをかけているときは、そのカバーの間に体温計を入れて測り、カバーがないときはホットカーペットの上にタオルなどを敷いて、その間を測ってみましょう。
猫の平均体温は38℃前後なので、38度以下の温度であれば、安全に使用することが可能です。
◆ホットカーペット使用の注意点②低温やけど
なぜホットカーペットの温度設定が大事なのかというと、ホットカーペットは長時間使用し続けると、低温やけどを起こしてしまうことがあるからです。
低温やけどとは、44度程度の暖房機器に3~4時間、46度程度の暖房機器に1時間程度触れたままの状態になってしまうと、低温であってもやけどを起こしてしまう可能性が高いのです。
熱に鈍感な猫はよく眠る動物でもあるので、その場を動かず数時間経過しているなんてことは、よくある話ですよね。
やけどのレベルは4段階に分類されていますが、症状は以下の通りになります。
・Ⅱ度熱傷:(浅達性)真皮の浅い部分まで損傷し、水ぶくれが出来る
・Ⅱ度熱傷:(深達生)真皮の深い部分まで損傷し、水ぶくれが出来る
・Ⅲ度熱傷:真皮すべてが損傷し、皮下組織まで障害が及んでいる
このように軽度であったとしても、やけどは痛みを伴うことがあるので、長時間ホットカーペットを使用する際は、カバーやマットを併用して使用するのが望ましいです。
猫の低温やけどはなかなか気付いてあげられないことが多いので、やけどをしない対策をしてあげてくださいね。
◆ホットカーペット使用の注意点③脱水症状
ほんのりあたたかくてついついホットカーペットの上で、眠ってしまったことのある飼い主さんも居るのではないでしょうか?
ふと目が覚めたとき、咽喉が異様に乾いていると感じたのではないかと思います。
暖房機器を使用していると、身体の水分は少しずつ蒸発していきます。
そしてあたたまった部屋の中は湿度も低くなっていることが多く、空気が乾燥していることが多いですよね。
つまり必然的にホットカーペットを使用すると、脱水症状を引き起こしてしまう条件が揃ってしまうと言えるでしょう。
猫はあたたかい場所を好み、気に入ればそこで何時間も眠ってしまいますし、元々水をあまり飲まない動物なので、人間よりも注意が必要ですよね。
なのでホットカーペットを使用する際には、水がすぐに飲めるように、飲み水を近くに設置してあげてください。
そしてホットカーペットで眠っている間は、身体に異常が起きていないかの確認を怠らないようにしましょう。
◆ホットカーペット使用の注意点④電源コード
ホットカーペットに熱を送る役目を担う電源コードですが、ひも状のものを見つけると、ついつい遊びたくなってしまう好奇心旺盛な猫ちゃんは多いですよね。
電源コードを噛み千切られてしまっては、ただの冷たいマットになってしまいますし、稼働中に噛み千切ったのなら、感電をしてしまう可能性も否めません。
ペット用の暖房機器であれば、猫の噛みつき対策として、ヒーター部分や電源コード部分が保護されている商品がほとんどですが、人間用のホットカーペットであればそのような対策はされていない商品が多いです。
コードをカバー出来る商品も色々と売られていますが、安心して猫に使用してもらいたいなら、最初から不安要素が取り除かれている商品を購入することが一番です。
猫用のホットカーペットやヒーターのような商品であれば、飼い主さんも安心して使用することが出来ますよね。
猫が使えるホットカーペット
安全で安心を得るためには、やはりペット用に開発された商品を使用することがおすすめです。
温度設定や噛みつきの心配をして、寒い思いをしなくてはいけないぐらいなら、愛猫が気に入ってくれる商品を見つけることが大切ですよね。
猫がきっと気に入ってくれるであろう、暖房機器を紹介させていただきます!
◆ほかほかマット DX M
猫は床に紙を一枚でも置くと、その上にちょこんと座る不思議な習性を持っています。
お部屋の床の上にこのマットを置くだけで、興味をそそられてきっと座ってくれることでしょう。
そしてその上があたたかかったとしたら、普段使いのベッドとしてお気に入りになってくれるかもしれませんよね!
こちらの商品は別売りでカバーも販売されている上にサイズも豊富で、裏表で温度を変えることが出来るので、愛猫の気に入った温度を上にして使用してあげてください。
高音になりすぎないので、低温やけどの心配も要りませんよ!
◆ぬくぬくヒーター快速温暖NEO L
こちらの商品もお部屋の温度に合わせて選べる、リバーシブルタイプのペットヒーターです。
PTC・ヒューズ・サーモスタットといった3つのセーフティー機構で、安心で安全に使用することが可能です。
フリース生地のかわいらしいカバーも付属されていますので、常に清潔を保って使用出来るのが嬉しいですよね!
◆しろくまさんのもこふわ温熱マット S
「やっぱり電気を使う商品はどうしても安心出来ない…」とお悩みの飼い主さんにおすすめなのが、こちらの電気不要であたたかくなれるマットがおすすめです!
マットにはアルミの中材が入っているので、猫の体温を利用して自然なあたたかさを演出してくれます。
カバーは取り外して洗うことも出来る上に、しろくま柄がとてもかわいいです!
節電も出来る上に、留守で家を空けているときも安心ですよね。
日中陽の当たる窓際に設置すると、太陽の光を吸収して、さらに猫ちゃんをあたたかく包み込んでくれますよ!
まとめ
寒い季節、愛猫が暖房機器で暖をとっている姿は、なんとも言えない幸福感を漂わせてくれます。
飼い主は見ているだけでほっこりあたたかくなれますが、猫は自分の身体をあたためることに必死です。
ご家庭で使用している暖房機器の中でも、比較的ホットカーペットは安全であるとも言えますが、カバーなどをしてやけどをしないよう対策し、温度調節してあげることも大切です。
おすすめは猫用の商品である保温効果のあるマットやヒーターですが、猫自身の体温であたたかくなれる、電気不要のベッドなども需要が高いです。
愛猫が気に入ってくれる商品を探して、寒い冬をあたたかく演出してみてはいかがでしょうか。
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