1.猫のウィンドウベッドとは
1-1.安全性
2.ウィンドウベッドを取り付ける際の注意点
2-1.幅が大きい
2-2.窓をしっかり拭く必要がある
2-3.2匹までしか入ることができない
2-4.耐荷重
3.猫は窓の外を見るのが好きなの?
3-1.縄張りの見張りをしている
3-2.好奇心と狩猟本能
3-3.日向ぼっこをしている
3-4.リラックスしてストレス解消している
4.まとめ
猫のウィンドウベッドとは
猫が使用する猫用ベッドは、量販店やネットなどでも、さまざまなデザインの商品が販売されていますよね。
たくさんの種類が販売されているからこそ、愛猫にぴったりな商品を選んであげたい!と思っている飼い主さんも多いことでしょう。
猫用のベッドには、スタンダードなクッションベッド、ハウス(ドーム)型ベッド、ハンモックベッドなど、猫の好奇心をくすぐる数々の商品が各メーカーから販売されています。
そして夏や冬などの、季節に合わせた素材で作られている商品もあるので、その中から愛猫に合ったアイテムを見つけ出すのは、至難の業とも言えますよね。
ですが今回注目したい猫用のベッドは、窓に取り付けるタイプの一風変わったベッドである「ウィンドウベッド」です。
量販店などでは見本を置いているお店も少ないので、見たことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、ウィンドウベッドはその名の通り、窓に設置して使用する猫用のベッドとなります。
「窓に猫用のベッドなんて取り付けられない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ウィンドウベッドは強力な吸盤を使用しているので、しっかりと窓に設置が可能です。
室内外の猫は、窓に行って外を眺めることが多いので、その場所でゆったりリラックスできるようなスペースがあったら、最高だと思いませんか?
そんな猫ちゃんの気持ちや飼い主さんの理想を叶えてくれるのが、ウィンドウベッドなのです。
◆安全性
ウィンドウベッドは吸盤だけで窓にくっつけるので、吸盤が取れて猫が落下しないか不安を感じている飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
猫用のウィンドウベッドに使用されている吸盤は、大きめで吸引力も強いので、しっかりとベッドを支えて窓からの落下を防ぎます。
ウィンドウベッドによっては、この強力な吸盤を3~4個程度使用している商品が多く、猫が乗った際の耐荷重も計算されて作られているので、安心して使用することができるのです。
安全性がクリアできているのなら、窓の外を眺めるのが好きな猫ちゃんのために、一度は使用してみたいベッドと言えるでしょう。
K&H ウィンドウベッド キティ シル
プライベートスペースが確保できるウィンドウベッドは、このようにスタイリッシュなデザインの商品がたくさん販売されています。
お部屋のデザインや猫ちゃんの柄などにあわせて選べる5色展開で、お洒落で機能性の高いベッドを探している飼い主さんにピッタリです。
窓の外から見ると、猫が浮いているように見えるので、人通りの多い窓に設置すると、愛猫のゴロンと眠っている姿が、注目の的になってしまうかもしれません!
K&H キティシル クレイドル EZ マウント スクラッチャー ラウンド
同じように吸盤で窓に取り付けるタイプでも、こちらはベッド部分が段ボールでできています。
ベッドの上でくつろぎながら窓の外を眺めることができる上に、爪とぎもできる優れもの。
普段から段ボールベッドを好んで使っている子にはぜひおすすめしたいグッズですよ。
ウィンドウベッドを取り付ける際の注意点
猫にとって眺めが良くて使い勝手の良いウィンドウベッドですが、窓に取り付ける際には注意しなくてはいけない点がいくつかあります。
安全に使用するためにも、以下の注意点に気を付けて、しっかりと設置を行うようにしましょう。
◆幅が大きい
猫用のベッドは、ほかのペット(犬など)用のベッドと違い、小さめのサイズの商品が多いですが、ウィンドウベッドは窓に設置することから、横長に作られている商品がほとんどです。
そのため設置する予定の窓の大きさを事前に測っておかないと、ウィンドウベッドを購入した後に、設置できない大きさだったなんてことになりかねません。
せっかく愛猫のために購入したのに、設置できないとなっては、とても残念な気持ちになってしまいますよね。
そのようなことにならないためにも、幅が大きいことを考慮した上で、ご自宅の窓のサイズを測り、しっかりと収まるような商品を選ぶようにしましょう。
◆窓をしっかり拭く必要がある
ウィンドウベッドは窓に吸盤をくっつけて使用する商品なので、ベッドと猫の体重を支えるのも吸盤の吸引力となります。
なので設置の際には、いかに吸盤をしっかりと窓につけられるかが肝心です。
設置後の事故を防ぐためにも、窓の拭き掃除を念入りにし、吸盤に空気が入らないように窓に取り付けることが大切です。
◆2匹までしか入ることができない
猫用のベッドは基本的に1匹で使用する商品が多いですが、ウィンドウベッドは猫2匹程度の重みに耐えられるように作られていますので、2匹までなら同時に使用することが可能です。
しかし2匹同時に飛び乗ったり、強い力が加わったりすると、吸盤に空気が入ってしまうことも。
落ち着いた状態であれば、2匹で使用しても問題のない商品が多いので、目安としてウィンドウベッドは2匹まで、使用可能と思っておくと良いかもしれません。
多頭飼いをしているご家庭では、2匹以上の猫ちゃんが同時に使わないような、配慮も必要となってくることでしょう。
◆耐荷重
ウィンドウベッドは耐荷重がしっかりと設定されてはいますが、前述した通り強い力などが加わってしまうと、吸盤に空気が入ってベッドが落下してしまうことがあります。
結構な重みに耐えられるようになっているからといって、あまり乱暴な使い方をしてしまうと、壊れてしまう可能性も否めません。
とくにキャットタワーやキャットウォークなどがないご家庭では、窓の上の方の設置を試みることがあるかもしれませんが、おもいっきりジャンプをしないと届かないような場所に設置するのは、あまり向いていない商品とも言えます。
愛猫が安全に使用するためにも、ウィンドウベッドに負荷がかからないような、適した場所に設置するようにしましょう。
猫は窓の外を見るのが好きなの?
猫のウィンドウベッドは、猫の好奇心をくすぐるような商品となりますが、猫はそもそもなぜ窓の外を見るのが好きなのでしょうか?
ネットなどでは猫が外を見る理由として、さまざまな情報がアップされています。
猫はどんな気持ちで、窓の外を見ているのでしょうか?
◆縄張りの見張りをしている
窓の外には、たくさんの家や車、そして人や動物が混在している世界です。
目に映る物すべてに興味を惹かれて外を見ているのかと思いきや、実際は縄張りを守って外を見ているという説が有力なようです。
家の中は猫にとって安全なテリトリーとなるので、外部の侵入者を家の中に入れるわけにはいかないのです。
家の安全、飼い主の安全を守っているつもりで外を見ているのかと考えると、可愛くてキュンとしちゃいますよね。
◆好奇心と狩猟本能
もちろん縄張り意識だけでなく、窓の外で動くすべての物に興味や好奇心を抱いているとも考えることができます。
何より猫は動体視力が優れているので、動く物を感知する能力が長けています。
たまたま窓の外を見て、動く物が視界に飛び込んできたのなら、興味を奪われてしまうのは、仕方のないことですよね。
とくに猫は鳥や虫を見ると、「カカカカカ…」といった鳴き声(クラッキング)を出すことがありますが、捕まえたいといった気持ちの表れなので、窓の外の世界を存分に楽しんでいるのかもしれません。
◆日向ぼっこをしている
窓の近く日の光が差し込む場所でもあるので、ポカポカと暖かく、日向ぼっこをするのに最適な場所でもありますよね。
そんな場所でウトウト眠る猫は、暖かさを求めて窓辺を好んでいるように思われがちですが、日の光(紫外線)を浴びることは、猫にとって必要不可欠な行動であることをご存知でしょうか?
紫外線にはビタミンDが含まれており、猫の皮脂腺によってビタミンDを合成し、日課であるグルーミングを行うことによって、体内にビタミンDを摂取しています。
ビタミンDは体内で合成することができず、基本的には食事で摂取する必要のある栄養素なので、日向ぼっこは猫にとって理にかなった行動であることがうかがえます。
きっとそんなこと知らずに、「気持ちいいにゃん!」などとご機嫌で日向ぼっこをしているだけだとは思いますが、太陽の光を浴びることは健康で居るためにも大切なことが分かりますよね。
◆リラックスしてストレス解消している
窓の外は、猫には計り知れないような世界が広がっています。
揺れる木々、心地よい風、さわやかな空気など、猫にとってどれも新鮮に映っているのかもしれません。
私たちも気分を変えたいときなどに、ぼんやりと外の景色を眺めたり、深呼吸をしたりして、リラックスをすることがありますよね?
猫も同じように、外の世界を眺めることによって、ストレスを発散させているのかもしれません。
ストレスを解消してリラックスすれば、心も体も軽くなりますので、リフレッシュする目的<で、窓の外を見るということを学んでいったのではないでしょうか。
まとめ
まだまだ認知されていない猫のウィンドウベッドですが、窓の外を見ることが大好きな猫にとって、理想的とも言えるベッドと言えるでしょう。
まだ試してみたことのない飼い主さんには、是非試していただきたい商品です。
ただ、シンプルなデザインの商品が多いので、オリジナリティを出すためにも、ベッドの中に敷くクッションは、愛猫に似合うようなクッションを手作りしてみるのもおすすめです。
吸盤で支えるだけなので不安がある飼い主さんも多いとは思いますが、使い心地をブログなどで紹介している飼い主さんも多いので、情報を集めて参考にしてみると良いでしょう。
愛猫が気に入ってくれれば、お気に入りの場所になると思いますので、購入を悩まれている飼い主さんはこの機会に是非、ウィンドウベッドを生活環境に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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