泳げる猫!スナドリネコの特徴は?どこで会える?

2022.07.22

泳げる猫!スナドリネコの特徴は?どこで会える?

泳ぎが得意な「スナドリネコ」を知っていますか? ネコなのに水が得意とはどういうことなのでしょうか。 スナドリネコの特徴や生態、日本ではどこで会えるかをまとめました。

スナドリネコってどんな猫?

スナドリネコと聞いてもピンとこないという方も多いのではないでしょうか。
まずはスナドリネコがどんな猫なのか、名前の由来や生息地、特徴、性格についてまとめました。

◆英語名は「Fishing Cat」

スナドリネコ2

スナドリネコの英語名は「Fishing Cat」で、「漁をする」という意味が込められています。
日本では、「漁る(すなどる)」を当てはめ、「漁り猫(スナドリネコ)」と呼ばれるようになりました。

「すな」と付きますが砂と関係はなく、“水”に関係が深い食肉目のネコ科動物です。

◆泳ぎの得意なネコ科動物

「漁をする」というのが名前の由来になっていることから分かるように、スナドリネコは泳ぎが得意です。
水に入って、魚介類を食べて生きています。
もちろん陸上での狩猟も得意ですから、鳥やネズミなどの小型動物もエサにしています。

猫は水が苦手なイメージがありますが、スナドリネコは水を苦手としません。
水辺で生きていける理由は、前足についている「水かき」です。
わずかな水かきですが、このおかげで水に入るのには抵抗を感じないようです。
実際のスナドリネコを見ると、水かきを上手く使って上手に泳ぐ姿を確認できるでしょう。

ただ、あまりにも深い水中は得意ではありません。
エサとなる獲物がいる水際でのキャッチがメインです。

◆生息地

スナドリネコが生息しているのは、中国南部、インド、スリランカ、インドネシア、東南アジア諸国にかけた地域です。
熱帯地域の河川や沼地を中心として生息しています。

◆大きさ

スナドリネコの大きさは、平均的には、体長60~80cm、体重6~10キロほどです。
一般的なイエネコと比べると大きい体型をしています。

◆見た目の特徴

スナドリネコは、何と言ってもチーターのようなワイルドな柄が特徴的。
ジャングルの奥地から姿を現したとしても、そんなに違和感がない外見です。
灰色、もしくは茶色っぽい被毛をベースにし、黒い斑点が体全体に広がっています。
太くて頑丈な足で、たくましい印象を受けるでしょう。

また、多くのネコ科動物にみられる耳にある白い斑点がスナドリネコにもあります。
これは虎耳状斑(こじじょうはん)と呼ばれる模様で、仲間同士のコミュニケーションに使われているといわれています。

虎耳状斑

ライオンやトラ、ヒョウなどの大型のネコ科動物のほか、ベンガルヤマネコやツシマヤマネコなどのヤマネコたちにも見られます。
一方で、一般的にペットとして飼われているイエネコには存在しません。

◆寿命

スナドリネコの野生下での寿命はデータ不足で不明ですが、動物園など人間の飼育下にある場合は10年程度は生きるという記録があります。

「食べ物に困らない」「栄養のあるエサが食べられる」「心地よい温度」など、飼育下では食事管理や体調管理がしっかりしているため、寿命は長くなっていくようです。


スナドリネコは希少で絶滅の危機にある?

スナドリネコ1

スナドリネコは、絶滅の危機にある動物としてリスト載っているとても希少な動物です。

◆絶滅危惧種とは?

絶滅危惧種とは、個体数を激減させる理由があり、保全活動を人間がしていかなければならない動物を指します。
これまで生きていた動物が絶滅するにあたっては、自然破壊など人間が介入してしまっている理由があります。

野生動物が絶滅しないように環境を保全したり、人間が守ってあげなければいけません。

そんな野生動物をリストにまとめたものが、レッドリストと言われるものです。

一言で「絶滅」と言ってはいるものの、まったくいなくなる「絶滅」までには、少しずつ減少するのが一般的です。
レッドリストは、ごく近い将来に絶滅するかもしれないという緊急性のある動物、絶滅の危険が高まっている動物、情報不足によって分類が難しい動物…など、評価が分類されています。

スナドリネコは、絶滅の危機が増大している「危急種」に分けられています。

◆スナドリネコが絶滅の危機にある理由

スナドリネコが生息している地域では、年々生息数が減っています。
スナドリネコは、基本的に魚食動物です。
水のなかで生きている獲物を捕まえてエサにするわけですが、近年ではスナドリネコのエサとなる魚が生きづらい環境へと変わってしまっています。

水質汚染で魚が住めない川、開拓によって川がなくなっているなど、スナドリネコのエサも激減。
スナドリネコが、昔のように快適には暮らせなくなっているようです。

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スナドリネコはペットにできる?

スナドリネコ

スナドリネコは、一般家庭でペットにできるのでしょうか。

◆特定動物に指定されている

日本では、スナドリネコは人間に危害を加える可能性があるとして政令で定められている「特定動物」という扱いです。

一般的に有名な特定動物は、ワニやヘビなどの爬虫類です。
スナドリネコは、野生の獰猛さもあるため、爬虫類などと同じように特定動物と判断されてしまっているのですね。

動物愛護管理法の改正により、2020年6月からは新たに特定動物を飼うことが禁止となっています。
スナドリネコも特定動物のリストに入っているので、これから新しく愛玩目的で一般家庭に迎え入れることはできなくなりました。


スナドリネコにはどこで会える?

一般家庭に迎えることは不可能ですが、しっかり管理されている動物園などでは会うことができます。

現在、スナドリネコの展示を行っている施設は以下の4カ所になります。

・三重県鳥羽市-鳥羽水族館
・兵庫県神戸市-神戸どうぶつ王国
・高知県香南市-高知県立のいち動物公園
・愛知県名古屋市-東山動植物園
(2023年8月現在)

「奇跡の森」コーナーでスナドリネコを展示している鳥羽水族館では、2022年2月と7月に計3頭、2023年3月に3頭の赤ちゃんが誕生しました。
数年前にはわずか数頭しかいなかったスナドリネコですが、順調に繁殖が成功し今では倍以上の頭数を国内で見ることができるようです。


まとめ

「泳ぎが得意」というのは、猫にしては珍しい特徴ですよね。
スナドリネコがどんな風に泳いで、どんな風に獲物を捕まえるのか、一度生で見てみたいですよね。
世界的にも生息数が激減している動物なため、野生で生きる姿を見ることは難しいですが、日本でもスナドリネコの姿を見られる水族館や動物園があります。

スナドリネコについて気になった方は、ぜひ飼育している動物園や水族館に会いに行ってみてくださいね。



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