くるくるとした巻き毛がキュート!ラムキンの特徴や性格をご紹介!

2020.11.16

くるくるとした巻き毛がキュート!ラムキンの特徴や性格をご紹介!

くるくるの巻き毛がチャームポイントのラムキン。 まだまだ歴史が浅い猫ですが、たくさんの人を惹きつける魅力があります。 いったい、どんな猫ちゃんなのでしょうか? ラムキンの特徴や性格を紹介していきます!

【目次】
1.くるくる巻き毛が大きな特徴のラムキン
 1-1.羊にちなんで命名
 1-2.くるくる巻き毛が個性的
 1-3.「長い毛」も「短い毛」もいる
 1-4.いろんな毛色がある

2.ラムキンの体型や体重について
 2-1.がっしり系で小型
 2-2.短足がかわいい

3.ラムキンの歴史と特徴
 3-1.歴史は浅め
 3-2.とても珍しい猫ちゃん

4.ラムキンの性格って?
 4-1.活発で愛嬌がある
 4-2.飼い主さんには甘えん坊、周囲の人にはフレンドリー
 4-3.あまり鳴かない猫ちゃん

5.ラムキンの健康面

6.ラムキンの特徴&性格から飼い方のコツを知ろう
 6-1.コツ1.被毛のお手入れをする
 6-2.コツ2.留守番は少なめに、たくさん構ってあげよう
 6-3.コツ3.ケガをしないような環境を作ってあげる
 6-4.コツ4.放置し過ぎない

7.まとめ


くるくる巻き毛が大きな特徴のラムキン

ラムキンの最大の特徴ともいえるのが“毛”です。
毛の長さや毛色などには、どんなものがあるのでしょうか。

◆羊にちなんで命名

ラムキンの被毛で特徴的なのが、巻き毛です。
くるくるした被毛は、羊の外見とよく似ていますよね。
ラムキンは小さいので、子羊を表す「ラム」が猫種名の由来となっています。

また、小人を指す「ナナス」、巻き毛の猫「レックス」の2つの英語をミックスさせて、ナナスレックスという別名もあります。

◆くるくる巻き毛が個性的

ラムキンという猫種が誕生するにあたり、用いられていた猫がマンチカンセルカークレックスという猫ちゃん達です。

ラムキンは、セルカークレックスの大きな特徴である「巻き毛」を受け継いでいます。
顔のまわり、背中まわり、胸まわり…と、全体的にくるくるとした被毛に包まれています。
顔のうえの眉毛にあたる部分、そしてヒゲ部分にもカールした巻き毛が見られるのはとても個性的です。

◆「長い毛」も「短い毛」もいる

ラムキンの毛の長さは、短毛から長毛までいます。

短毛だとしても、くるくるの巻き毛をしていることから、ボリュームのある被毛に見えるでしょう。

また、巻き毛の状態は、気温や湿気などによって変化することもあります。
きつめのカールになったり、緩めにウェーブしたりなど、巻き毛の雰囲気が違って見えるのも面白いですね。

◆いろんな毛色がある

ラムキンには、いろいろな毛色があります。
色によって受ける印象が違いますが、それぞれに個性が感じられます。

ラムキンのなかでの定番カラーは、白です。
そのほか、黒や青っぽい子もいます。


ラムキンの体型や体重について

ラムキンと言えば、「小さい体」というのが、主な特徴です。

◆がっしり系で小型

ラムキンの平均体重は、だいたい1.8~4キロ前後です。
一般的な猫と比べても、小柄な猫ちゃんと言えるのではないでしょうか。

この小さな体型は、マンチカンの体の特徴を受け継いでいます。
マンチカンの平均体重は、大きく育てば4.5キロ前後、小さく育てば2~3キロ前後です。
つまり、小型のマンチカンよりも小さめなラムキンもいるということです。

ただ、小さいながらにもラムキンは筋肉質です。
体重が軽めでも、全体的に丸みがあって健康的なイメージがあります。

◆短足がかわいい

マンチカンの「短足」という特徴を受け継いでいます。
短い足で歩くラムキンの姿は、愛嬌たっぷりです。

ただ、ラムキンのもとになっている猫種「マンチカン」には、短足と長足のどちらもいます。
そのため、ラムキンも短足ばかりが生まれてくるわけでもありません。

「短足」という特徴がラムキンの理想とされていますが、なかには長い足のラムキンもいます。
長足と言っても、「短足よりは長め」という意味で、一般的な猫の足の長さとあまり変わりません。


ラムキンの歴史と特徴

ラムキンは、マンチカンとセルカークレックスとの交配をもとに、人為的にアメリカで誕生しました。

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◆歴史は浅め

近年、マンチカンをもとに他猫種との交配による新種の猫を作る動きが盛んとなっています。
そんななかで生まれたのがラムキンです。

ラムキンの交配や研究は、実はまだまだ行われている最中です。
現在、ラムキンはTICAで公認されているものの、歴史は浅いです。

短足や巻き毛、小型という理想を求めて交配されていますが、新しい猫種ということもあり、見た目の特徴が確立していない部分もあります。

足の長さが普通だったり、巻き毛というよりも直毛に近いような外見で生まれるケースもあるようです。
ブリーダーや研究者たちの手によって、今後、「ラムキン」という猫種が定まっていくことでしょう。
歴史が浅いこともあり、病気や寿命についてのデータ数も少なく、まだ分からないことも多いというのが現状です。

◆とても珍しい猫ちゃん

まだまだ研究中なこともあり、日本はもちろん、世界でも希少価値のある猫ちゃんです。

「家族に迎えたい」と検討しても、ブリーダーさんの数も少なく、「ラムキンを欲しい」と人気があがるほどに、簡単には入手はできないかもしれません。

出会うまでの道のりは長いかもしれませんが、縁あって家族に迎えられたら、愛情を注いであげましょう。


ラムキンの性格って?

ラムキンを家族に迎えるなら知っておきたいのが性格です。
個体差はありますが、人間に対してフレンドリーで穏やかなタイプと言えるでしょう。

◆活発で愛嬌がある

ラムキンは、活発な性格の“マンチカン”、穏やか系の“セルカークレックス”の両者の性質を受け継いでいます。

穏やかな雰囲気を保ちつつ、人間や動物達と友好的に接することができる猫ちゃんです。
「活発」「穏やか」と、どちらの性格を濃く受け継ぐかは個体差があります。

ただ、どちらにしても子猫時代はかなりアクティブに過ごすでしょう。

◆飼い主さんには甘えん坊、周囲の人にはフレンドリー

ラムキンは、人間の近くで過ごすことが好きです。
家族に対しての愛情は深く、甘えん坊な様子を見せることも多いでしょう。

飼い主さんの後をトコトコとついてくるような可愛い一面もあります。
撫でられたり抱っこされたりなども嫌がりません。
自分から「構ってほしいな」とアピールもするので、スキンシップをしやすいでしょう。
人間との暮らしはスムーズに順応する猫ちゃんと考えられています。

また、家族以外の人やほかの動物にもフレンドリーです。
初対面からいきなり打ち解けることは難しいかもしれませんが、基本的にフレンドリーな態度を見せてくれるでしょう。

◆あまり鳴かない猫ちゃん

ラムキンは、ワガママや恐怖心などが原因となって鳴くことはあまりありません。
鳴いたとしても大きい声ではないため、人間との暮らしにも向いています。


ラムキンの健康面

ラムキンは歴史が浅い猫ということもあり、かかりやすい病気や寿命に関しては、まだまだ未知の部分があります。

ただ、「小さい」「短足」「巻き毛」などの特徴から、気をつけた方がいいポイントをおさえておいた方がいいでしょう。

ラムキンのなかには、平均体重を下回るような「小さ過ぎる」ケースで骨格異常がみられることもあります。
足が短足過ぎると、腰に負担がかかるためヘルニアに注意しましょう。

小さい体の割に、運動量もあるので、関節を痛めるリスクもあります。
歩き方や動き方など、ふだんから観察しておくと早期発見につながります。

また、巻き毛により皮膚のトラブルも起こりやすいです。
お手入れ不足により、菌の繁殖が起こって皮膚炎にかかるケースもあります。

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ラムキンの特徴&性格から飼い方のコツを知ろう

ラムキンの特徴や性格をふまえて、飼い方のコツをまとめました。

◆コツ1.被毛のお手入れをする

ラムキンのくるくるしている巻き毛は、抜け毛がスルッと抜けにくいです。

抜け毛が増えると、被毛同士が絡みやすく、もつれてしまいます。
毛玉ができ、皮膚トラブルが起こりやいという特徴があります。
抜け毛がもつれたままだと、セルフグルーミングをして飲み込んでしまうリスクがあります。

毛の長さにもよりますが、1日1回はブラッシングをして、毛の絡みを取り除いてあげましょう。
長毛のタイプなら、1日1回以上でもいいかもしれません。

ただ、巻き毛なので、ブラッシング時には注意しなければならない点もあります。
無理に力をいれたブラッシングはNG。
もつれた被毛にブラシを強くあてると、毛が引っ張られて痛いかもしれません。
被毛についた汚れや抜け毛を取り除くように、優しく丁寧にブラッシングしましょう。

カールを伸ばすほどに強くブラッシングすると、巻き毛が緩くなってしまうこともあります。

2歳になる頃には短毛タイプなら抜け毛がだいぶ落ち着くようです。
毛の状態を見ながらブラッシングの頻度を少なくするなど調整しましょう。

また、絡み合った巻き毛が原因で通気性が弱まり、菌の繁殖が起こりやすくなることも。
ときどきシャンプーをして清潔を保ち、皮膚病を予防しましょう。

猫専用のシャンプーを使うことや、すすぎ残しをしない、乾燥を十分行うなどにも気をつけてくださいね。

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◆コツ2.留守番は少なめに、たくさん構ってあげよう

ラムキンの性格は個体差がありますが、基本的には明るく活発に過ごすことが好きです。
好奇心旺盛な様子を見せたら、たくさん遊んであげたいものです。

人懐こく、飼い主さんへの愛情も深いので、誰もいない孤独な時間が苦手です。
なかには、飼い主さんへの依存心が高めの子もいます。

そのため、長い時間、ひとりぼっちはストレスを感じてしまうでしょう。
なるべく留守番をさせない飼い方がおすすめです。

ただ、どうしても留守番をさせなければならない時もあるでしょう。
ほかの動物にもフレンドリーなラムキンですから、留守番時に寂しくないように多頭飼いをするのも対策のひとつです。
留守番で孤独にしてしまった後には、たっぷり構ってあげてくださいね。

◆コツ3.ケガをしないような環境を作ってあげる

「活発」か「穏やか」か、どちらの性格寄りになるかは成猫になってみないと分かりませんが、子猫のときは好奇心旺盛でたくさん動きます。
警戒心よりも探求心が勝り、家じゅうを動き回るかもしれません。
上下運動も得意ですが、体が小さいためケガを予防してあげることが大事です。

キャットタワーを設置するなら、サイズ感に注意しましょう。

ソファやベッド、ちょっとした家具でもラムキンの運動アイテムになりますが、「本が落下してラムキンにぶつかる」「移動の際に食器を落とし破片でケガをする」などのリスクがあります。
ケガを防止する環境づくりをしてあげましょう。
運動不足にならない程度に、安全に配慮した遊びスペースを作ってあげてくださいね。

また、水の事故や落下事故を防ぐには「入ってはいけない部屋」という境界線をある程度設けておいた方がいいかもしれません。

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◆コツ4.放置し過ぎない

無駄に鳴くことも少ないラムキンは、飼い主さんを困らせるようなことをあまりしません。
あまり手間がかからない猫と言えるでしょう。

ただ、そんなラムキンの性格に甘えて、放任主義の飼い方をするのは要注意です。

留守番を長時間にしたり、帰宅後も「忙しいから」とほったらかし…。
甘えん坊のラムキンにとっては、心の痛む毎日となってしまうでしょう。
人知れず、ストレスを溜めているかもしれません。
ストレスが原因で病気になることも考えられます。

「甘えん坊で人との関わりが好き」というラムキンの性格をよく理解して、たくさんコミュニケーションをとってあげましょう。


まとめ

ラムキンのくるくるとした巻き毛は、体の小ささや短足も相まって、魅了される人が続出です。
人間に甘えるのが大好きなので、猫との時間を一緒に過ごしたい人にぴったりの猫ちゃんではないでしょうか。

巻き毛のお手入れやケガの予防など、ラムキンの体の特徴に合わせて育ててあげることが必要です。

また、とても珍しい猫ちゃんなので、出会うことが簡単ではないかもしれません。
縁があって家族になったら、たっぷり愛情をかけて育ててあげましょう。
明るく振舞う様子は、家族のなかの中心的存在になるのではないでしょうか。
笑顔の絶えない暮らしが待っていそうです。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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