おしゃれだけじゃない！犬に洋服を着せるメリット

シングルコートのワンちゃんは寒さに弱いんです

雪が降ると、犬は喜び庭駆け回るって本当？チワワの女のコと暮らしていますが、雪の積もった庭を駆け回るなんて、うちのコに限っては、絶対にありえません。寒冷地で生まれ育つ犬種は、気温が低い方が体調がよく、雪も大好きです。それはどうやら、犬の体毛に関係があるようです。寒さに強い犬の体毛は、上毛と下毛で二層になったダブルコートと呼ばれる構造になっています。シベリアンハスキーやコーギー、ゴールデンレトリバー、柴犬などがそうです。それと比べて、上毛のみのシングルコートの犬は寒いのが苦手です。チワワ、パピヨン、マルチーズなどがそうです。超小型犬のチワワは、シングルコートでしかも暖かい地域の原産です。犬なのに寒がりで雪が苦手な理由は、こんなところにあったのですね。愛犬がシングルコートの犬種でしたら、寒い冬には防寒対策として、お洋服を着せるのも良いと思います。

ワンちゃんだって日焼けします

夏の紫外線はお肌の大敵！毎年５月くらいになると、わたしたちは紫外線対策を意識し始めますよね。強い日差しで肌にダメージを受けるのは、人間だけではありません、犬だって、日焼けするのです。特に、皮膚の色が薄い犬、白い毛の犬、短毛の犬や薄毛の犬は紫外線に要注意です。また、慢性的に紫外線を浴び続けると、なんと、犬も人と同様に、皮膚がんになるリスクが高まるそうです！暑い季節にはUVカット効果のあるお洋服を着せてあげるなどして、愛犬の健康管理に気をつけたいですね。

ワンちゃんは真夏だってお散歩が大好き！

犬は、寒さと暑さ、どちらに弱いと思いますか？答えは・・・暑さです。湿度が高く、温暖化で気温が高くなっている日本の夏は、人間以上に犬にとって辛い季節です。人間は暑いと汗をかいて体温調節をしますが、犬は汗をかく汗腺が肉球にしかないので、口を開けてハァハァと唾液を気化させて体温調節をします。犬のハァハァにはそんな意味があったのですね。でも、犬は真夏だってお散歩が大好きです。今までだら～んとしていても、リードをもってお散歩に行く仕草をすると、ハッと我に返ったように元気に立ち上がりますよね。そこで、ここでも洋服を着せて暑さ対策です。暑い日のお散歩には、洋服を水で濡らしてあげたり、市販のクールウェアを着せてあげるのも良いと思います。

ワンちゃんにとって草むらのお散歩は要注意

お散歩に出かけると、なぜか犬はいそいそと草むらに入っていきますよね。この草むら、実は犬にとって要注意ワールドなんです。草むらには排泄物、農薬、虫など、犬の病気につながる危険物がいっぱい！そんなときも、洋服を着せていることで、皮膚が直接汚れない、虫にさされにくいなど、危険を回避できるのです。ちなみに、犬が草むらを好きな理由は、本能的に自分の匂いを消すためとも言われています。元々犬は、狩りをする動物、草の匂いを体に付けることで、獲物に対するカモフラージュになるわけです。

エチケットとして役立つワンちゃんの洋服

“うちのわんこはきたなくなーい” 愛犬家の誰もが、そう思っていますよね。けれど、世界中の誰もが犬好きというわけではありません。わたし自身も、自分で犬を飼うまでは、ペロペロとなめられるのが苦手でした。でもどうでしょう、可愛い洋服を着ていることで、犬が苦手な方にも、すこしは和んでいただけるのではないでしょうか。心理的な面だけではなく、毛抜けの激しい時期などには洋服を着ていることで、体毛の飛び散りを防ぐことができ、衛生面でも大きなメリットとなります。

犬に洋服を着せるということは、犬にとっても対外的にも大きなメリットがたくさんあります。ですが、一番のメリットは、愛犬に可愛い洋服を着せることで、飼い主であるわたしたちが和み、愛犬とより良いコミュニケーションが取れるということではないでしょうか。ところで、ワンちゃんにもそれぞれの性格があり、洋服が苦手な犬もいます。我が家の愛犬は、洋服を出してくるとクルクルと回りながら大喜びをしますが、依然預かっていた友人のワンちゃんは、いくら着せても自分で脱いでしまいました。くれぐれも、ワンちゃんのストレスにならないよう、そのコにあった洋服の着せ方をしてあげることが大切ですね。

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