【柴犬】
世界的に人気を誇る主人に忠実。
小型犬ですが、中型犬並の体力を持っており、俊敏で持久力にも優れています。
1936年(昭和11年)12月、天然記念物に指定されました。
性格は主人思いの忠犬で警戒心が強いです。
【秋田犬】
日本犬唯一の大型犬種。
祖先は大館犬と呼ばれる熊を対象にした狩猟のマタギ犬。
江戸時代に家臣の土気を高めるために始められた闘犬によって大館犬は改良され大型化しました。
大正から明治になると闘犬ブームとなり、ジャーマン・シェパード、グレード・テンなどと交配され雑種が進み、純粋さが失われつつあった為、1931年には国内犬種で初めて天然記念物に指定された。
性格は従順で忠実。とても優しく情深く温厚ですが、他の動物や扱いによっては人に攻撃的になる場合もあるようです。
【甲斐犬】
現在の山梨県に古くから存在した日本在来犬で鹿や猪、熊などの獣猟犬。
別名甲斐虎毛犬とも呼ばれ、一般的に黒に近い茶褐色の被毛に虎模様が入っています。
山の中で狩りする為の保護色になっているといわれています。
性格は主人一途。
無理に触れ合おうとすると牙を向いてくる攻撃的な面もあるようです。
昭和6年(1931年)に甲斐犬愛護会が設立され、昭和9年(1934年)に天然記念物に指定されました。
名前は飼い犬と混同しないように甲斐犬(かいけん)とされました。
【土佐闘犬】
日本最強の闘犬で世界的にも人気の高い犬種です。
海外では『トサ』『ジャパニーズ・マスティフ』と呼ばれていた、現在の四国犬の祖先にマスティフやグレード・テン、ブルドッグ、ブルテリアなどを交配して誕生しました。その後混同を避けるため土佐闘犬の名で四国犬とは別種となった。
性格は飼い主には従順で優しい。
普段は落ち着きがありますが、興奮すると猛烈な力で攻撃的に転じます。
犬を初めて飼う方には飼うことはとても難しいと思います。
事件を起こす可能性もある犬種であるため、飼うには注意が必要です!!
【紀州犬】
深い山々や海岸に囲まれた和歌山県、三重県、奈良県を含む紀伊半島に古くから存在した中型の猪や鹿、熊などの獣猟犬。
昭和9年5月、国の天然記念物に指定されました。
性格は勇猛勇敢。冷静で落ち着きがあり温厚。従順。
現在は一般家庭でも飼いやすくなっているようです。
【四国犬】
現在の高知県中心に山岳地帯で熊狩りを行うマタギ犬として活躍していました。
1937年に国の天然記念物に指定されました。
指定当時は『土佐犬』と呼ばれていて闘犬目的四国犬を基礎に改良された『土佐闘犬』との名称の混乱を避けるために『四国犬』に改名されました。
性格は警戒心と忍耐力があり、飼い主に忠実。
散歩中は他の犬との接触には気をつけた方が良いようです。
【北海道犬】
東北地方からアイヌの人々とともに北海道へ渡った別名アイヌ犬と呼ばれ開拓時代から現代に至るまでヒグマやエゾシカなどの獣猟犬として活躍。
1937年に国の天然記念物に指定されました。
性格は我慢強く、勇猛勇敢で忠実。
運動能力に長けているため毎日長時間の運動が必要です。
【狆】
日本犬として世界で初めて公認された犬種。
実際は中国の犬種がルーツになっていて、古い時代に日本に持ち込まれたと考えられています。
『日本書紀』や『続日本書紀』などにも狆と考えられる犬の事が記されていました。
性格はとてももの静かで落ち着きがある。
鼻が詰まっているので、真夏の外出時や留守番の場合にはエアコンや自動車内に閉じ込めないことが重要なようです。
【日本テリア】
日本で改良された唯一のテリアグループの犬種です。
1700年代にオランダから渡来したスムース・フォックス・テリアを基礎にトイ・マンチェスター・テリアやイタリアン・グレイ・バウンドなどを交配し、それをさらに日本で改良して日本テリアの祖先が誕生しました。
性格は好奇心旺盛、明朗活発、温厚、甘えん坊。
寒さに弱いので犬用の洋服などを利用して暖かくして保温してあげた方が良い。
【日本スピッツ】
昭和30年代日本スピッツは人気な犬種だった。
本来ロシア語の『スピッチ(火)』が名前の由来で火がついたよう
よく無駄吠えをする騒々しい犬とレッテルを貼られた。
近年の日本スピッツは温厚な性格に改良され無駄吠えもなくなった。
性格は陽気、遊び好き、人見知りが激しいが飼い主には甘えん坊。
柴犬や秋田犬は以前から海外で人気のようで様々の国で飼われています。
ある番組のコーナーで天然記念物の日本犬達を育てている日本犬の里により、日本犬が注目されこれからも日本犬の人気は増していくようです。
– おすすめ記事 –
狆の歴史や特徴、性格について
柴犬専門ブリーダーはこう選ぶ!
岩合光昭写真展「ねこいぬ」 徳島市にて好評開催中!