NYで噂の“駐犬場”ってどんなもの?
ニューヨークはペット先進国といっても過言ではありません。動物愛護の観点からいっても日本をはるかに上回ります。この駐犬場というシステムはアメリカ在住のチェルシー・ブラウンリッジさんが始めました。彼女はノースカロライナ大学で経済学を学び、その後ニューヨーク大学大学院で行政学を専攻しました。その後ご自身の経験をもとに“ドッグ・パーカー”と呼ばれる駐犬場を思いつき、2015年10月よりこのサービスを開始しました。ドッグ・パーカーを利用するためには年会費を払い、会員になれば会員カードを発行してもらえます。そのカードは愛犬を駐在させる犬小屋にかざすとドアが開くシステムになっています。もちろん他の人のカードではドアは開きませんので、ワンちゃんの誘拐事件やワンちゃんのヒモが離れてしまう事故を未然に防ぐことができます。1回の利用時間は最大で3時間。十分ゆっくりと買い物やカフェが楽しめる時間ですよね。そして犬小屋の中は温度調節がきちんとされているため、夏や冬など季節に関係なく安心して利用することができます。ウェブカメラが設置されており、ウェブカメラを通して常時スタッフが監視しているため盗難などの恐れもありません。日本ではワンちゃんを車に放置したまま、買い物やカフェに出かけている方も多いと思いますが毎年多くのワンちゃんがその行為によって亡くなってしまっています…。そういった事故を防ぐために日本にもこの駐犬場を普及していってほしいですね。
どうすれば、ドッグ・パーカーを利用できるの?
前述でお伝えしました通り、年会費が必要になります。動物の管理とうことで衛生的な問題もあるため、義務付けられている予防接種をすべて受けてからの申請となります。年会費は25ドルですから日本円に換算するとおよそ3,000円程度です。とても安いですよね!インターネットで手続きを済ませると郵送で会員証が送付されてきます。その会員証を駐犬場を利用するときにカードキーとして利用します。ちなみに1分刻みで料金が発生しますが、1時間の利用でおよそ1,440円程度です。最大の利用時間は3時間と決まっていますから、もし最大まで利用するとしてもおよそ4,320円の出費で済みます。さらにその場での支払いではなくカードに利用料金をチャージしていくというシステムを導入しており、とても手軽に利用することができます。現在、ドッグ・パーカーの会員は50人程度で2016年の6月までには100ヶ所の犬小屋を設備が目標としているようで、NYで人気の高い、ゴールデンレトリーバーやジャーマンシェパードなどの大型犬用の犬小屋も随時設置予定としています。
近隣の人や利用した人の感想は?
実際の口コミ等を拝見すると、「ワンちゃんが怖がってドッグパーカーの犬小屋に入ってくれない!」という意見が多数ありました。
ワンちゃんも前のワンちゃんの匂いや狭い空間はやはり怖いようでおびえる子がほとんどだそうです。中に入らない子がほとんどだそうで改善策が急がれます。一方で愛犬家が多いニューヨーク市民にとってはこういったサービスがあるだけでありがたいという声もあり、進んで利用したいと思ってらっしゃる方も多いようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とても可愛い愛犬と一緒にお散歩。スーパーに立ち寄りたいけど愛犬を電柱などにつないでおくのは心配…。と散歩途中の買い物を諦めていた人も多いのではないでしょうか?このサービスが始まれば、誰でも気軽に買い物にワンちゃんを連れて行くことができますし、車等に置いておくリスクもなくなりますよね!私はこのサービスが日本に来てほしいものです!是非参考にしてみてくださいね。
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