耳の汚れやすい犬種
まず、犬種によっても耳の汚れやすい犬、そうではない犬がいます。うちでは柴犬の耳は特になにもしていなくてもきれいですが、スピプーは垂れているため、やはり念入りにお掃除が必要です。他にも、シーズー、コッカスパニエルやゴールデンレトリーバーなどの長毛で耳の垂れ下がっているワンちゃんは、通気性が悪く耳の中で湿気が溜まり蒸れたり、細菌が繁殖しやすい状態になっています。耳の立っている犬よりも自然と汚れやすい環境になっているので注意が必要です。
お手入れ方法
お手入れ方法も色々とあります。犬専用のイヤークリーナーを使ったり、耳掃除専用の湿った布で拭いたりです。イヤークリーナーはワンちゃんの耳の中に数滴垂らし、耳をマッサージするようにし、最後にコットンなどで汚れをふき取るという方法です。私はイヤークリーナーは使わず、耳掃除専用の湿った布で毎朝拭いてお掃除しています。これですと犬も嫌がらずやらせてくれて、何より簡単でコストパフォーマンスも良いので、続けられます。柴犬、スピプー共におとなしく拭かせてくれます。
安全にお掃除する方法
ワンちゃんは最初は何をされるのかわからず、不安で暴れだす子もいるかもしれません。まして耳なので、暴れて動いたら鼓膜を傷つけて大変なことになりかねません。ワンちゃんを安全にお掃除するためには、①ワンちゃんを飼い主さんの膝の上に乗せて落ち着かせる。②落ち着いたら撫でながら、優しく行う。ワンちゃんが興奮しているときや、抵抗しているときは無理にせず、落ち着いたら行う。また、上手にできたら必ず褒めてあげましょう。
やってはいけないこと
綿棒でキレイにしたい!と行っている飼い主さんも中にはいますが、もし急に動いたら大変です。素人はやめておきましょう。綿棒で奥の方までつい、取りたくなってしまいグイグイやっていて、知らないうちにワンちゃんの耳を傷つけているかもしれません。また、耳垢を中へ中へ押し込んでしまう可能性もあります。耳掃除はあくまで、気持ちよく、ゆっくりと行うことが大切です。
耳の病気
ワンちゃんも人間と同じく、耳の病気がたくさんあります。なりやすい病気としては、外耳炎、中耳炎、内耳炎、耳ダニなどです。耳ダニはどの犬種もかかります。耳ダニにかかるととても痒く、頻繁に頭を振ったり、壁に耳をこすりつけてかいたりします。また悪臭もするようです。このような耳の病気になってしまった場合は、動物病院でまず見てもらいましょう。
トリミングへ行く
犬種にもよりますが、私の場合は毎日の簡単なチェック・ケアの他に、スピプ-を月1回トリミングへ連れていきます。そのときにプロの方が耳もお掃除してくれ、余分な毛もカットしてくれるので、とても安心です。もし耳に何かトラブルがある場合は、トリミング後に教えてくれるので、そのような時は病院で見てもらいます。何事も早期発見できるので助かります。柴犬も月1回トリミングへ行っていますよ。
どうでしょう?耳のお手入れは難しいと考えず、まずは毎日のワンちゃんへのチェックがとても大事ですね。耳掃除はワンちゃんとの大切なコミュニケーションの時間でもあります。きっと、ワンちゃんも耳をお掃除してもらえて気持ち良いと感じているはずです。うちの犬も目を閉じて気持ち良さそうにしています。毎日チェックすることで、もし何か異変があっても早期発見になります。大切なワンちゃんの健康を守れるのは飼い主さんだけです。毎日のケア、怠らずに行いましょうね!
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