ワンちゃんの介護~寝返り~
我が家の愛犬は、15歳頃から、四肢の筋力低下によって自分で起き上がることができなくなり寝たきりになりました。
起き上がることができないため寝返りが自分でできなくなるので、左右どちらかにずっと重心がかかったままだと身体が痛くなるようで、頻繁に鳴くようになりました。
人間の介護でも枕を使って寝返りをうたせるように、ワンちゃんも寝返りさせてあげると身体への負担が少なくなると思います。
人間のように枕でも良いですし、大きめのぬいぐるみ等を使ってワンちゃんの左右どちらかを支えてあげると楽になるようです。
ワンちゃんによって寝姿勢もいろいろですので、最初は色々と工夫が必要だと思います。
寝返りをうたせてあげると身体も楽になるので、ワンちゃんも安心して眠ることができます。
ワンちゃんの介護~トイレ~
寝たきりになると、今までとはトイレの仕方も変わってきます。
だんだんと粗相する回数が増えてきますし、夜おしっこをさせてあっても朝まで我慢できなくなります。
ベッドの上でおしっこをして、そのままだと身体が冷えて低体温になってしまいます。
まずは夜だけでもオムツをしてあげましょう。
オムツと聞くと抵抗があると思いますし、私自身なかなか踏み切れませんでしたが上記のようなことが実際にありオムツをしてあげたほうがワンちゃんのためになると感じました。
最初は市販のワンちゃん用のオムツでも良いと思いますが、粗相の回数が頻繁になるとオムツ代もかかってきます。
少し手間がかかりますが、人間の赤ちゃん用のオムツを購入し、尻尾が出る部分に穴をあけると問題なく使うことができます。
ワンちゃんと飼い主さんが夜安心して眠るためにも、オムツを使ってみてください。
ワンちゃんの介護~食事~
寝たきりになることで運動量が減り、老化によって消化能力も衰えてきます。
それまで食べていたフードが消化できなくなったり、1回の食事量がちゃんと消化できなくなったりします。
愛犬の場合は、下痢を起こしたためかかりつけの獣医師にみせたところ上記のようなことを言われ、流動食を勧められました。
流動食と言っても今までのフードで作ります。
ドライフードの場合は、器にフードとフードがかくれるくらいの水を入れます。
粒の大きさにもよりますが、おおよそ2時間でフードがふやけます。
ふやけたフードをミキサーにかけます。
あまりドロドロだと注入器の先につまってしまうので、様子を見ながら水を足すといいでしょう。
市販のワンちゃん用の注入器等で、少しずつワンちゃんの口の中に入れて飲ませてあげてください。
ワンちゃんとのお別れ~虹の橋へ~
ワンちゃんとのお別れはとても悲しいものです。
そして、介護をしていたとしてもある日突然のことです。
大切な家族の一員を失うわけですから、悲しくて当然だと思います。
最期まで頑張ったワンちゃんをいっぱい撫でてあげましょう。
いっぱい声をかけてあげましょう。
息を引き取って1時間ほどで死後硬直も始まってきます。
まだ温かいうちに、ワンちゃんの寝姿勢をいつものようにしてあげましょう。
口や目が開いている場合も、このときに優しく閉じてあげましょう。
オムツも汚れていると思うので、きれいなオムツに変えてあげましょう。
ワンちゃんとのお別れ~天国へ~
ワンちゃんとのお別れの選択肢は色々あると思いますが、我が家は動物霊園で葬儀を行うことにしました。
我が家から車で行ける範囲の動物霊園を選択しました。
まずは動物霊園へ時間・料金等の問い合わせをしましょう。
ワンちゃんの亡くなった日時によっては、ワンちゃんの安置時間が長くなります。
ワンちゃんの身体の周りに保冷材等を置いて冷やしておいてあげましょう。
ワンちゃんが入るサイズの段ボール箱があれば用意しましょう。
ワンちゃんが好きだったお菓子やフード、愛用していたタオルやぬいぐるみ、お花等と一緒にワンちゃんを棺に入れてあげましょう。
葬儀がワンちゃんとの最後のお別れになります。
最後に
ワンちゃんの介護、最期を看取るのはとても辛いです。
けれど、ワンちゃんは最期まで頼れる人は飼い主とその家族しかいません。
ワンちゃんは最期までたくさんの癒しと無償の愛をくれます。
ワンちゃんの介護は飼い主とその家族が家族の一員であるワンちゃんにしてあげられる今までの感謝の証だと思います。