犬が日向ぼっこが好きなのには意味があるんです

愛犬は日向ぼっこが好きですか？

飼っている愛犬は、日向ぼっこは好きですか？我が家の愛犬も、暖かく日差しが出ている日は、気付くと日向ぼっこをしてお昼寝しています。人間は、日光浴をすると健康に良いというのをよく聞きますが、実はこれって人間だけではなく犬にも効果があるということを知っていますか？これから、日向ぼっこがもたらす体にもたらす効果や必要性を紹介していきます。

日向ぼっこがもたらす効果とは

それでは一体、ひなたぼっこはどのような効果をもたらすのでしょうか。

– 陽の光（特に朝日）を浴びて体内時計を整える –

人間も、朝日を浴びたり日中の陽の光を浴びると、気持ちがリセットされることが多いのですが、犬にもこれは当てはまります。ひなたぼっこなどで光を浴びることにより、体内時計が整えられ生活リズムがうまく整います。また、生活リズムが整うことにより、ホルモンバランスや睡眠に良い影響を与えてくれるので、陽の光を浴びることは犬の健康に良い効果をもたらします。
また、最近では室内飼育でお留守番が多い犬が増えてきており、なかなか散歩に行けなかったり、一緒に遊ぶ時間が早朝や夜のみという犬もいます。このような状態が毎日続くと、犬の体内時計が狂ってしまい、健康に害を及ぼす可能性も否定出来ません。そんな時、日向ぼっこをすることにより体内時計のリズムを取り戻してくれるのです。

– ホルモンバランスを整える –

陽の光を浴びることにより、セロトニン（別名：幸せホルモン）というホルモンが分泌されます。このセロトニン、その名の通り精神状態を整えるのにとても大切なホルモンなんです。
つまり、陽の光を浴びた犬はセロトニンが分泌されるため、精神状態が安定しているのですが、陽の光を浴びない犬は、精神状態のバランスが崩れ問題行動（吠える・暴れる・噛む等）が増えたり、悪化すると犬のうつ病になる可能性もあります。人間も、陽の当たらない暗い場所に閉じこもると、気分が落ちますよね。これと同じことが犬にも当てはまるのです。

– 皮膚病を予防できる –

晴れた日に布団や毛布を干すと、ダニなどがいなくなると言われるように、紫外線には殺菌効果があります。また、１日２０分程の陽の光を浴びると、カビや菌の繁殖を防ぐ効果もあるため、皮膚の病気を未然に防いだり、悪化を防ぐ効果もあります。

– ビタミンDを生成する –

人間にも当てはまるのですが、陽の光を浴びることにより犬もビタミンDが体内で生成されます。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるため、健康維持はもちろん、歯や骨の形成や、骨の病気を防ぐ効果があり犬にとっても重要な成分と言われています。　　

適度に日向ぼっこをさせてあげよう

日向ぼっこをさせることは、体内に良い影響を与える他、よい気分転換になりストレスも解消されます。ただ、気をつけなければならないのが、夏場の日向ぼっこです。夏の陽の光は、浴びすぎると熱中症の原因にもなるため注意が必要です。もちろん、散歩をしながら日向ぼっこさせる場合も、早朝もしくは夕方くらいが良いでしょう。カーテン越しのひなたぼっこでも効果はあると言われているので、夏場は工夫して日向ぼっこさせると良いかもしれませんね。
犬は、本能法的に日向ぼっこがもたらす効果を分かっているのでしょう。だからこそ、日向ぼっこが好きなのかもしれませんね。

–　おすすめ記事　–