新しくワンちゃんを迎えいれている家庭がすくない?!
毎年、日本ペットフード協会が行っている「犬猫飼育実態調査」では犬猫の飼育頭数や飼育されている人の年代等が分かるようになっています。
2015年に行われた同協会のアンケート結果では、犬の飼育頭数は10,346頭と昨年の9,917頭に比べると429頭も減少していることが分かります。
また、2011年に実施された同アンケートでは飼育頭数は11,936頭ですから2,019頭も減少しているんです。
細かい結果を見てみると、この数字の中でも7歳以上の高齢建設工業は53,4%と半数以上を占めており、さらに10歳以上であれば34,7%とワンちゃんの高齢化が進んでいることがわかります。
その中でも0〜1歳のパピーの割合は3.4%ですから新しくペットを迎え入れた人が非常に少ないことが分かりますね。
現在の頭数を維持していくためには少なくとも8%は必要ですから、いかに幼少期のワンちゃんがすくないことがわかります。
なぜ、飼育頭数が減少傾向にあるの?
さまざまな理由が考えられますが、まず一つ目に考えられるのが集合住宅の増加ではないでしょうか?
日本では狭い土地にたくさんの人間が住んでいますから、集合住宅や住宅間の狭い戸建て等が年々増えています。
集合住宅ですとペットの騒音や衛生問題などトラブルが発生する可能性が非常に高いですから、そういった観点からペットを飼育することを諦めたという人も多いようです。
また、ワンちゃんは基本的にしつけや散歩を必要とする犬種が多いです。
そういった面でも飼育をするのが億劫に感じる人も多いようです。
比較的飼育が楽な猫や他のペットに人気が移りつつある傾向にあります。
そして金銭面でもワンちゃんは猫よりも費用がかさむことが多いです。
ある程度お金に余裕がある家庭ではワンちゃんを飼育することは容易にできますが、ワンちゃんが欲しいけど金銭面が苦しいと悩んでらっしゃる方も多いようです。
飼育頭数が減少傾向にあるのはどこか問題があるの?
まず、動物病院やドッグトレーナー、ブリーダーなど飼育頭数の減少によって、生活に危害がでるかたもいます。
しかし、毎年5万匹近くのワンちゃんが殺処分によって命を落としていますから、飼育頭数が増えるよりは減少したほうが嬉しいと考える人も多いと思います。
ペットブームに乗り、悪質なブリーダーもたくさん増えました。
その影響もあり、人間の身勝手な理由から殺されてしまうワンちゃんも多いので、ペットブームが落ち着きつつあることに対してほっとしている人も多くいます。
この問題に関しては意見がさまざまあり、「これが正解だ。」とはっきりいえるものではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ワンちゃんの飼育頭数が年々減少していることに驚きました。
ドッグランやドッグカフェの閉設などが懸念されますが、しばらくは様子見といった形ではないでしょうか?
是非ご参考にしてみてください。
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