愛犬の排泄物をチェックする必要性!
愛犬の排泄物には愛犬のそのときの健康状態を知るために十分な情報を持っています。
排泄物の色、排泄の回数、排泄物の量、排泄物のニオイ、便の形、便の硬さ、尿の色味や臭いなどをチェックするだけで病気や体の不調などをいち早くチェックすることができ、病気を未然に防いだり末期の状態になる前に治療で治すことが出来ます。
便は、口から入ったものが肛門まで色んな器官を通って排泄され、尿も同じく腎臓等の器官を通って排泄されます。
そのため特に消化器官や腎臓や膀胱等の異常にはすぐに気づくことができます。
具体的にどんな病気を防ぐことができるの?
排泄物をみることでパルボウィルス感染症、犬鞭虫症、伝染性肝炎、グレー・コリー・シンドローム、血小板減少症を早期発見に気付きます。とくに血小板減少症は完治が難しく、あちこちが内出血してしまう怖い病気ですが、早くに見つけることで迅速な対応をすることができます。
愛犬の便の異常チェック方法!
上記にも記載しました通り、排泄物の色、排泄の回数、排泄物の量、排泄物のニオイ、便の形、便の硬さをチェックしましょう。
–便の硬さ–
ころんとしたくらいがベスト。
軟便だったり硬くなったら水分の調節や食事量を調節したり、ストレスを軽減させてあげるといいでしょう。
–便の色味–
黄色ければ腸炎の可能性があります。
他には消化不良も考えられますので、フードを見直した方がいいかもしれません。
また、緑色の便の場合は小腸や大腸がうまく機能していない可能性があります。
また抗生物質を取りすぎた際にも緑色の便が出ることも…。
–血便–
便の表面に血がついている場合は切れ痔や大腸ポリープなどの疑いがあります。
また、中に血が混じっている場合には胃腸炎や大腸がんの疑いも。
少しでも便に血が混じっている場合にはすぐに動物病院へ行くようにしてください。
–便の臭い–
いつもより便が臭いことはよくあることです。
原因は食べ過ぎや油分の取りすぎが多くとくに心配することはありません。
–便が出にくい–
ワンちゃんは基本的に便秘になりにくいです。
環境等が変わるとストレスになり、便秘になることもあります。
一方で大腸の腫瘍や前立腺肥大の可能性もありますので、すぐに動物病院へいくようにしましょう。
愛犬の尿の異常チェック方法!
–尿の色味–
色が濃いには水分不足が懸念されます。
膀胱炎や尿結石の際にも尿の色が濃くなります。
一方で色が薄い場合には逆に水の摂取量が多い場合があります。
糖尿病や腎不全などの場合もこういった異常が見られます。また、腎臓に異常があると透明の尿がでることも…。
また、血尿は本当に危険。
膀胱ガンの可能性があります。
すぐに動物病院へ行きましょう。
–尿の臭い–
便の臭いはとくに問題ありませんが、尿の臭いは少し注意が必要です。
膀胱炎や前立腺肥大などの疑いがあります。
–尿が出ない–
毒素が出ないと尿毒症になってしまいます。
尿が長い時間でないことは本当に危険です。
必ず動物病院へいきましょう。
膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大、腹部の腫瘍の可能性があります。
まとめ
いかがでしょうか?
毎日することができる愛犬の健康チェック。
あなたの愛犬は大丈夫ですか?
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
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