アレルギー・花粉症が原因
花粉症と聞くと、つい人間だけと思いがちですが、実は犬にも花粉症があるのです。ただ、犬の場合はくしゃみ・鼻水・鼻づまり等ではなく、アトピー性皮膚炎・しかん皮膚炎などの皮膚のかゆみや赤みといった症状が出ることが多いです。
また、この時期はハウスダストが原因で結膜炎になる犬もいるので、愛犬にちょっとした異常が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
このような症状を防ぐために、以下のことを行うと効果的です。
■こまめに掃除をする
カビ・ホコリ・犬の抜け毛(春は換毛期なので特に注意が必要)などのハウスダストが原因でアレルギーを起こすので、掃除はこまめに行いましょう。
■散歩に行くことにより、花粉が皮膚に付着します。その状態が放置されることにより、花粉症の症状がでるので、定期的月1~2回)にシャンプーをしてあげましょう。また、散歩から帰ったら軽く体を拭いてあげたり、ブラッシングをして花粉や汚れを落としてあげましょう。
春の植物の誤飲・中毒が原因
愛犬と散歩から帰ってきたら、食欲不振・嘔吐・下痢・皮膚炎などの症状を起こしたということはありませんか?もしかすると、愛犬が春の植物を誤飲してしまった可能性があります。
春は、キレイな花がたくさん咲く時期ですが、誤飲すると中毒を起こす危険な花も多いのです。
■チューリップ
下痢・嘔吐・大量のよだれなどの症状が出ます。球根部分は、特に毒性が強いので注意が必要です。
■スイセン
下痢・嘔吐・大量のよだれの他、摂取量が多いと低血圧や不整脈を引き起こします。
■シクラメン
下痢・嘔吐・大量のよだれの他、球根を誤飲すると発作を起こして死に至る可能性もあります。■カーネーション
毒性は軽度ですが、胃腸障害や皮膚炎を発症します。
■アサガオ
胃腸障害を起こすので、食欲不振になります。また、興奮や幻覚を起こす可能性もあるので注意が必要です。
散歩中は、愛犬から決して目を離さないように散歩をしましょう。誤飲や誤食は、目を離した隙に起こることが殆どです。毒性がない花もありますが、基本的には毒性があると思って、花には近づかない方が賢明かもしれませんね。
発情期が原因
実は、春に発情期を迎える犬は多いのです。発情期が近づくと、メス犬は陰部が腫れ出血したりします。このような状態になると、メスも陰部が気になってしまうので、食欲不振になりがちです。この時期に食欲が落ちても、そんなに心配することはないかもしれません。我が家の愛犬も、先日発情期を迎えたのですが、食欲がなくなって少し心配していたのですが、発情期が終わるとともに食欲が戻りました。ただ、極端に減ってしまった場合は、様子を見ずに動物病院に連れて行くことをオススメします。
また、この時期はオスも気が気ではありません。発情期を迎えたメス犬のニオイを嗅ぐと、興奮状態になり脱走する可能性もあります。ただ、散歩中に歩いてくる犬が発情期中のメスかどうかはちゃんと見ないと分からないですよね。なので、この時期は、メスの散歩は控えましょう。そうすることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
環境の変化が原因
春は、就職や転勤なども多いため生活環境やリズムが変わる季節です。人間もなれるまでに時間がかかりますが、犬にとってもそれは同じです。環境の変化は、ストレスの原因となり体調不良になる犬も少なくありません。中には、体調不良が原因で免疫力が低下し、アレルギーなどの皮膚病を発症してしまう犬もいるので、注意が必要です。
環境の変化は、事前に分かっていることでもあるので、出来るだけ少しずつ変えていくと犬もストレスを感じることなく環境の変化に順応出来ます。
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