春は人も犬も意外と体調不良になりやすい!
いつも眠い、疲れがとれない、イライラする…春先は、微妙な体調不良が続きます。病院に行ったり薬を飲んだりするほどではない不調は、周りから見ただけでは分かりにくいけど、本人にはつらいものです。先日ご近所さんに、「毎日何となく体がだるくて困る」と愚痴を言ってしまいました。そうしたら「私も」と言うではありませんか。いつも元気に見えた人も、実は春の体調不良に悩んでいたんです。毎日会っていても、聞いてみないと分からないものですよね。
犬は「今日は体調不良だ」と言ってくれないので、なおさら気づくのが遅れます。そもそも犬は、よほど具合が悪くない限り、元気そうにふるまってしまいます。あなたの愛犬も、実は春の体調不良に悩んでいるかもしれません。見逃しがちな春の体調不良、サインが出る前に、原因を取り除いてあげたいですね。
犬の春の体調不良の原因~人と共通のもの
春は寒暖の差が激しく、老犬や子犬や病弱な犬は、ダメージを受けやすいです。また、直射日光の当たる場所は、温度が高くなるので、暑さに注意してあげる必要があります。 太り気味の犬は、とくに注意が必要です。冬や夏はエアコンをかけるなど、気温変化に注意していても、春は対策なしのことが多いと思います。留守番中に気温が上がり、熱中症になることもあります。窓を閉めた車に留守番させて買い物をしている間に、犬が熱中症になり動物病院に駆け込むケースも耳にします。天気予報でその日の気温をしっかりチェックして、強い日差しが当たる場所に閉じ込めないようにしてください。乳幼児と同じように気を配ってあげれば大丈夫です。
春の体調不良の原因のトップは、最近は花粉症かもしれません。室内に花粉を持ち込まないように気をつけても、散歩のときなどに鼻や口から体内に入ります。犬はマスクができないから、口や鼻から直接吸い込んでかわいそうです。症状がひどい場合は、病院でアレルゲンの検査をしてもらって治療を開始します。花粉症の対処法は、人も犬も同じですね。
犬の春の体調不良の原因~犬特有のもの
犬は、人以上に気をつけなくてはいけないこともあります。もともと寒い地域に住んでいた犬や鼻が短い犬は、とくに暑さに弱いので、寒暖差によるストレスが大きくなります。日照時間が長くなるので体内時計が狂いやすく、さらに体調不良になりやすいです。また、春は発情期を迎えるメス犬が多く、神経質になり食欲が落ちる原因になります。
春は、ノミ・ダニの活動が活発になる季節でもあります。どんなに清潔にしていても、いつの間にか犬の皮膚にノミが住みついたり、マダニがくっついたりしていることがあります。完全な予防は難しいので、早期に発見して駆除するしかありません。長く気づかずにいると、ノミはどんどん増殖して、皮膚病などの病気になってしまうこともあります。犬が。いつもと違うかゆがり方をしているときは、毛をかきわけて皮膚を見てください。細かい黒い粒が見えたら、ノミのフンかもしれません。
外から虫を寄せ付けなかったとしても、自分の抜け毛でダメージを受けることがあります。春は抜け毛のシーズン!ダブルコートの犬種は、春に大量の毛が抜ける場合が多く、抜け毛を放置しておくと、通気性が悪くなります。湿気と汚れのたまり場という、細菌が大好きな環境になりかねないので、いつもより丁寧なブラッシングが必要です。ダブルコートの犬種は暑さに弱い子が多いので、体力が落ちているところに、細菌感染が重なると皮膚病になってしまうこともあります。また、抜け落ちた毛は細菌やノミなどのすみかになります。大量発生を防ぐため、掃除をこまめにすることをおすすめします。
まとめ
春は犬も体調不良になる原因がたくさんあります。元気に見えても体調に気を配り、体調不良の原因になるものを取り除いて、あげたいですね。犬の体調の変化に気づいてあげられるのは、飼い主さんだけなので、責任重大です。人も犬も健康管理をしっかりして、春のすがすがしい空気の中、元気に散歩に出かけられるようにしたいですね。快適な環境で楽しく生活して、春の体調不良を吹き飛ばしちゃいましょう!
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