粗相をする
おトイレのしつけが完了している子の場合ですが、おトイレの認識があるにもかかわらずできないのは、したいけれどもできない原因がある場合が多いです。
おしっこの場合、尿結石症や膀胱炎などの痛みにより排泄のコントロールができないことが考えられ、ウンチの場合も、下痢や便秘などの排便困難で排泄コントロールが出来なくなっている可能性が考えられます。
おしっこの色が薄い
どんな子でも、お水をたくさん飲んだ後は薄いおしっこになることがほとんどなので、注目して頂きたいのは朝一番で出るおしっこです。
本来ならば夜中にお水をがぶ飲みしない限り、たまったおしっこが排泄されるため濃いおしっこが排泄されます。
ここでおしっこが薄い場合、ホルモンの疾患や腎臓の疾患の可能性が疑われます。
何度もトイレに入ったり出たりを繰り返す
何度もトイレに出入りがある場合、出たいけれど出ない、何かトイレでうまく出せないという原因が考えられます。原因は粗相をするときと同様になります。
ただし、猫ちゃんや繊細なワンちゃんの場合、環境への恐怖や落ち着かなさなど精神的要素も大きく含まれるので、この行動があるために病気が関連しているとは一概には言えません。
もし病気が関連していると、おしっこの場合、残尿感があったり、痛みが伴うために上手に出せないなどの背景があることが多く、ウンチでは便秘の際や、軟便気味で切れの悪い際などにこの行動が見られることがあります。
おしっこに粘り気がある、キラキラする
女の子の場合、発情周期のおりものの兼ね合いで、粘り気のあるおしっこを排泄することもあります。
あまり関係のない時期や男の子の場合、尿結石の前段階の尿結晶と呼ばれる砂状の物質がおしっこに混ざっている可能性があります。これが見られた場合、おしっこを取って、病院で検査をしてもらう必要が出てきます。
ウンチがいつも一定の硬さでなく、最後の切れが悪かったりする
フードがあっていなかったり、何かの要因で腸内環境が整っておらず、ウンチの水分が十分に吸収されていないため、柔らかかったりキレが悪い可能性があります。
もちろん病的な要素は関係なく、生まれつき腸が弱い子も中にはいます。
その場合、そういった子に適した療法食や市販されている専用のフードで繊維質が多く含まれていたり、脂肪分が少なく作られているものをチョイスして与えてあげることによって、改善される場合があります。
また、慢性的にずっと腸内環境を悪いままにしておくと、さらに悪化をし、腸粘膜に強いダメージが与えられてしまうこともあります。
続く場合病院で検便をしてもらうことをお勧めします。
以上がおトイレが関連するワンちゃんたちが示すサインになります。
お腹の痛みやおしっこ関連の病気でなくても、椎間板ヘルニアのような神経が関連する病気や、男の子の場合前立腺の病気、会陰ヘルニアと呼ばれる病気(お尻の筋肉の間に隙間が広がり、その隙間から腸などがはみ出してしまう病気です)でもウンチやおしっこの排泄が滞ることもあります。
元気でも、排泄に異常がないか、チェックをする習慣を付けられたら良いですね。
他にも気になることがある場合、病気の前兆や初期段階の場合もありますので、専門家の獣医さんに聞いてみることをお勧めします。
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