充実したシニアライフを送るための老犬向け介護グッズとは

2016.05.22

昔に比べ、犬の平均寿命は大きく延びました。平均寿命が延びるということは、シニア期の期間が長くなるということでもあり、人間と同じように介護が必要になるということです。最近では、犬の介護グッズも充実しているので、シニア期を迎える飼い主さんやシニア期中の飼い主さんは是非参考にしてみて下さい。

犬の寿命が延びた？！

　かつては、犬のご飯＝人間のご飯だったのが、今では犬の栄養面に十分配慮したドッグフード（総合栄養食）が主流となりました。また、かつては往診がほとんどであった獣医療も、動物病院の普及はもちろん、医療に関してもめまぐるしい発展をしています。その結果、犬の平均寿命が延び、長生きをする犬が増えてきました。ただ、長生きをするということは、それだけシニア期が長くなるということでもあります。人間と同じように、愛犬に介護が必要になったら…どのようなグッズが必要なのでしょうか。

こんな介護があるんです！

ここでは、シニア期を迎えた犬用の介護グッズをいくつか紹介していきます。

■カーペットやマット

　足腰が弱ると、関節に大きな負担が掛かります。また、フローリングは関節に負担がとてもかかりやすく、滑ってしまうとケガにも繋がりかねません。
　フローリングのご家庭は、カーペットはもちろん、滑り止め防水シートなどを使用して、愛犬の歩行をサポートしてあげましょう。

■段差サポートステップ

　昔のようにソファに昇りたいけれど、足腰の衰えで昇れなくなってしまった犬のための、ステップがあるんです。一般のものに比べると奥行きがあるので、１段ずつゆっくり昇り降りが出来るのも特徴です。これなら、足腰に負担も掛からないので安心です。

■足の衰えに便利なハーネス

　ふらつき始めてしまった犬や、自分で起き上がることが困難で、介助なしでは歩行出来ない犬にオススメなのが、介護用ハーネスです。散歩時だけでなく、日常生活でも使用できるものが多いので、歩行時のサポートはもちろん、起き上がり時のサポートも可能です。
　また、歩行困難なのが後肢だけなら、後肢専用のハーネスもあるので、愛犬の状態に合わせて用意できるのも安心です。

■足を引きずってしまう犬用の靴

　足腰の衰えで、足をひきずるようになると、散歩中にケガをしてしまう可能性が高まります。そんな時、ケガをしやすい足をサポートしてくれるのが、犬専用の靴です。とても軽いので、犬も違和感なく装着することが出来るのがポイントです。

■移動に便利なカート

犬用のカートは、老犬問わず使用されていますが、カートがあると寝たきりの状態になってしまっても動物病院に行くときや気分転換でのお散歩時にも役立ちます。年齢を増すと、病院に行く機会も増えるので、カートがあると便利かもしれません。

■床ズレ防止マット

寝る時間が多くなればなる程心配なのが床ズレです。床ズレ防止効果のあるマットを使用すれば、犬の負担も少なくなり、ぐっすりと熟睡することも出来るようになります。素材も色々あり、季節に応じたタイプもあるので、四季を問わず使用することが出来ます。

■おむつカバー

トイレまで歩いていくことが困難になってしまった・寝たきり・すぐに漏らしてしまう等の症状が出た場合、おむつはとても役立ちます。通気性も良く履きやすく脱げにくい構造になっているものが多いので、排泄トラブルに備え用意しておくと便利です。