この頃からの暑さ対策は重要!
ワンちゃんは人間と違い汗腺が肉球にしかないため、自身で温度調節をすることがとても苦手な動物です。
春になると気温の差が激しく、日中ぐっと気温はあがり、夜は冷え込むといことがよくあります。
日中の散歩に行く際には日陰などを利用し、水分補給を忘れないよう心がけましょう。
人間にとって心地よい気温だと思っても、ワンちゃんにとってはとても暑いと感じる気温かもしれません。
特にワンちゃんは背が低く、アスファルトの熱さを直接感じやすいですから、十分に注意してあげるようにしましょう。
特に子犬や老犬、病気を患っているワンちゃんなどは自分では気づかないうちに熱射病などになってしまうリスクが高いです。
上記のワンちゃんを飼育している場合にはとくに注意して観察してあげるようにしましょう。
換毛期のあるワンちゃんのケアはしっかりと!
ダブルコート(被毛が二重構造)のワンちゃんは年に2回ほど換毛期があります。
この頃にはブラシを軽く通すだけでもごっそり被毛が抜けるのでビックリする人も多いと思います。
これは冬には冬仕様の被毛に、夏には夏仕様の被毛になるために、気温が暑くなると自動的に下毛がしっかりと抜けていってくれるんです。
人間でいう衣替えといった感じでしょうか。
毎日しっかりとブラッシングしていくと冬よりも体がスッキリしてみえることもありとても可愛いですよ。
もし、その抜けた被毛をなにもせず、放置すると毛玉や蒸れの原因になり、皮膚病になってしまう可能性があります。
また、皮膚病だけではなく熱がこもり、熱中症の原因にもなりかねませんから、面倒だとは思わず、毎日5分でもブラッシングの時間を作り、余分な被毛をしっかりと抜いてあげるようにしてください。
ブラッシングはワンちゃんとのコミュニケーションのツールでもあるので、ワンちゃんも喜ぶこと間違いなしです。
狂犬病予防・ワクチンの接種!
春になると狂犬病の予防注射の摂取や追加ワクチンなどのお知らせがくるとおもいます。
一度ワクチンを行っているから大丈夫だと思っている人も多いと思いますが、ワクチンには有効期限があり、期限がきれてしまうと全く効力をもっていません。
年に1回ワクチンを投与してあげると様々な病気の抗体を作ることが出来、ワンちゃんを色んなドックランに連れて行ってあげることもできます。
狂犬病予防注射はワクチンとは違い国で義務つけられていることですので、必ず受けさせないといけません。
国が義務つけたことが功を奏してか、1957年以降日本では狂犬病の発症例はなく、安全にペットを飼育できる環境下になっています。
フィラリア予防・ノミダニ予防開始!
春から秋にかけては蚊やノミやダニが繁殖しだす時期になり、ワンちゃんの予防対策も必須になります。
フィラリアやノミダニは感染すると命に関わるような病気にもなりかねません。
また、フィラリアは以前と比べてワンちゃんの好きな味付けの薬になっており、投与しやすく工夫されています。
さらに、ノミダニの駆除薬も首にたらすタイプから服用するタイプまでさまざまありますので、自分のワンちゃんにあったものを選ぶようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
春からは気温が上昇するとともに、寄生虫なども生息しやすい季節になります。
この時期からしっかりワンちゃんのケアをして、さまざまな病気を未然に防ぐようにしてあげてくださいね。
中には一度発症すると外科手術しないといけない場合もありますから十二分に注意が必要です。
ぜひ上記を参考にワンちゃんと快適なスプリングライフをお過ごしくださいね。
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