実は沢山ある犬の感染症、予防方法と対策を知っておく大切さ

2016.06.09

実は沢山ある犬の感染症、予防方法と対策を知っておく大切さ

近年のペットブームにより、犬を飼うご家庭はますます増加しています。大切な家族の一員であるワンちゃんの健康を守ることができるのは飼い主だけです。常に健康状態を確認し、かわいさのあまり食べ物を与えすぎたり、面倒だからといって散歩を怠ると病気になったり足腰が弱ってしまう恐れがあります。 人間と同じように健康に過ごすためにはバランスの良い食生活と適度な運動、飼い主とのふれあいが大切になります。更に考えなければいけないのが病気にならないために感染症を防ぐ努力をすることです。今回は、感染症の予防法について見ていきましょう。

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必ず受けなければならない狂犬病接種

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犬を飼い始めたら絶対に覚えておく必要があるのが感染症対策についてです。人間が感染症にかからないためにワクチンを接種するように犬にも感染症から守るためのワクチンを接種する必要があります。
種類はいくつかありますが、必ず受けなければならないのが狂犬病のワクチンです。犬を飼う以上は必ず受ける義務があります。毎年3月あたりに役所から狂犬病のワクチン接種に関する通知が送られてきます。狂犬病のワクチンは集合注射か動物病院で受けることができます。集合注射の場合は診察料がかかりませんが他の犬と一緒に受けるため流れ作業になりがちです。日程が決まっているので好きなタイミングで受けることはできません。他に犬がいると不安になってしまうワンちゃんにはストレスがかかる恐れがあります。
一方、動物病院の場合は若干値段が高くなりますが診察も一緒に受けることができます。かかりつけの病院で接種できるため安心感もあります。


混合ワクチンの接種もしましょう

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狂犬病の予防接種の他に混合ワクチンの接種があります。混合ワクチンにはいくつか種類がありますが5種混合ワクチンの接種が基本となります。5種とはジステンパーウイルス、アデノウイルス型感染症(犬伝染性肝炎)、アデノウイルス型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)、パラインフルエンザ、パルボウイルスの5種類のウィルスに対するワクチンです。
5種以上のワクチン接種を希望される場合はさらにウィルス予防が増えますがその分費用も高額になります。これらのウィルスは感染した場合死亡する確率が高くなりますので、義務ではありませんがなるべく接種することをおすすめします。このワクチンも接種する場合は一年に一度受けることになります。基本的に狂犬病ワクチンと一緒に受けることはできませんので、時期をずらして接種するようにして下さい。接種する日はワンちゃんの体調が良い日にして下さい。接種後は安静に過ごして下さい。


ノミ、マダニ、フィラリアのケアもしましょう

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ワンちゃんとの共同生活で必ず行わなくてならないのがお散歩です。お散歩はご家庭によって行く場所も時間も異なりますが、意外に外出先には危険がたくさんあります。散歩や他の犬と触れ合うことでノミ、マダニがついたりフィラリア感染することがあります。
ワンちゃんがよくかゆがっていたらノミやマダニがいる可能性もありますので動物病院の受診をおすすめします。普段からワンちゃんを守るためにも予防薬を使うようにして下さい。薬はノミ、マダニについては液体の薬を直接ワンちゃんの体につける薬が人気があります。フィラリアの薬は飲み薬ですが、薬をなかなか飲んでくれないワンちゃんのために味がついたタイプやクッキー型になっているのもあります。
薬は動物病院で処方してもらえます。基本的に冬場は薬の使用をやめることができますが、その場合は春に血液検査をしなければなりません。血液検査をしたくない場合は年間を通して薬を使用して下さい。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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