大切な家族である愛犬の健康を飼い主が支えましょう。
動物と暮らすことを一度でも体験した人は、その動物なしの人生は考えられないという話をよく聞きます。特に犬は、人間に懐きやすい事もあり、家族として、共に人生を歩んでいくには最高のパートナーとなります。そんな愛犬の健康を守る為には、飼い主の努力が必ず必要になってきます。人間に比べ、犬の寿命は短く、長生きでも20年生きる犬種はいませんので、必ず別れはきます。しかし飼い主がしっかりと知識を身につけ、対処していくことができれば、愛犬との時間は長くなりますし、愛犬も幸せな生活を全うできるはずです。ここではニューファンドランドがかかりやすい病気を中心にご紹介していこうと思います。
ニューファンドランドがかかりやすい病気1 前十字靭帯断裂
ニューファンドランドがかかりやすい前十字靭帯断裂の症状としましては、急性断裂の場合は後ろ足を上げたまま引きずって歩こうとしたり、足を地面につけたまま歩きます。慢性的なものになると、歩いたり立ったりという生活動作がつらそうに見えてきます。原因として考えられる事は、激しい運動などにより、急激な圧力が足にかかることが考えられます。また、老齢になるにつれ、靭帯が弱くなりますし、肥満による膝関節への負担が増えると原因の一つとなります。前十字靭帯断裂の治療は、保存療法と外科療法の二つがあります。保存療法の場合は、安静にしながら抗炎症薬と投与して炎症が治まるのをじっくり待ちます。外科療法の場合は切れた靭帯の代わりとなる膝関節の動きを安定させるため靭帯の再建手術を行います。予防対策としては、激しい運動をさせないようにすると共に、食事管理をして肥満にならないように気をつけます。また膝への負担を避ける為、室内では絨毯などを敷くと良いです。
ニューファンドランドがかかりやすい病気2 拡張型心筋症
ニューファンドランドがかかりやすい拡張型心筋症の症状は、初期段階では時々失神するようになりますが目立つような症状はありません。進行してくると肺水腫が生じてしまい、日常的に咳や呼吸困難が起こりはじめます。また不整脈を起こすことがありますが、その場合、ふらついたり、意識を失ったり、元気が目に見えてなくなります。このような症状が短期間に見られると、最悪突然死する場合もあります。拡張型心筋症の原因は、まだ不明な事が多く、突発的に発症することがあり、一般的に加齢とともに発症率が高くなります。治療としては、利尿財や強心剤、血管拡張剤、抗不静脈剤などを投与する内科療法を行います。この内科治療は、症状が軽い段階から行うとより効果的ですので、継続的治療が必要です。予防対策は残念ながらありません。症状が出た時点で手遅れという事も少なくなく、ニューファンドランドは特にかかりやすい犬種ですので定期検診をおすすめします。
ニューファンドランドがかかりやすい病気3 股関節形成不全
ニューファンドランドがかかりやすい股関節形成不全の症状としては、腰を振るように歩いたり、日常的に足を気にしたり、痛がったり、足を引きずるようになります。また元気がなくなり、運動するのを拒否するようになります。また走る時に、うさぎ跳びのように後ろ足も同時に地面を蹴ったり、階段などの段差があるところを嫌うようになります。発症するタイミングとしては、早ければ生後4か月ごろから見られる事もあります。原因として一番考えられるものは遺伝的要因です。ただ遺伝だけではなく、肥満や激しい運動により発症することもあります。治療方法は、若いうちに発症した場合は、運動や食事の管理をして、鎮痛剤や抗炎症剤を投与して長期的に痛みと進行を抑えます。症状が重い場合には外科手術を行います。予防対策としては、子犬の段階からの食事管理です。栄養を与えすぎて肥満にならないように気にすると共に、激しい運動をさせないようにしましょう。
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