犬が見つめる時は何かを訴えている時ってホント?
ワンちゃんと暮らしていると、目が合うことって珍しくありません。ふと気が付いたらワンちゃんの熱い視線に嬉しい気分になった飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この「見つめる」という行動ですが、犬は何かを考えている時なんです。
–アイコンタクトはしつけの第一歩–
犬を飼い、しつけをする上で「アイコンタクト」はとても重要です。初めは、アイコンタクトが上手くいきませよね。
飼い主さんのことをしっかりと見つめてくれるように、ごほうびをあげながら根気よく頑張って、そして「アイコンタクト」ができるまでに!名前を呼ぶと飼い主さんの方をしっかりと振り返ってくれるまでになるでしょう。
そして、アイコンタクトは「しつけ」以外でも、愛犬の気持ちを知る大切な手段となります。
–要求があって見つめてくることも–
愛犬は何か要求があって見つめてくることがあります。そして、その時には「見つめる」という以外に、表情やしぐさもプラスして表現をしてきます。
例えば「ごはんが食べたいな~」と思ったワンちゃん。飼い主さんをジーッと見つめているはず。そして飼い主さんがその視線に気づいたとしましょう。そうすると「気づいてくれた!」と言わんばかりに、しっぽを振ったり、顔を動かしたり、何かしらのアクションをして「ごはん食べたいよ!気づいて!」とアピールしてきます。
ウンチ中に見つめてくるワケとは?
犬がウンチをする前には、何だかソワソワと落ち着きがなくなってきますよね。飼い主さんは「ウンチかな?」と気づくことも多いでしょう。そしてウンチをするポーズをとって飼い主さんを見つめてきます。
これって、どういうアイコンタクトなの?と考えたことのある飼い主さんもいますよね。
–ウンチしている自分を見て欲しい–
ワンちゃんは飼い主さんが大好き。だから、褒められたいと常に思っています。
犬を飼い始めると、家の中でトイレトレーニングをします。初めはシーツに上手くウンチやオシッコができず四苦八苦する飼い主さんも多いはず。でも、シーツにできた愛犬を見た時には、本当に感動だったのではないでしょうか。
そして愛犬はというと、オシッコやウンチをシーツにするたびに飼い主さんから褒められるので、その嬉しさが身についています。
それを覚えていますから「ちゃんとウンチできたよ~!」「褒めて欲しいよ~」という飼い主さんへの甘えという説があります。また、「ここでウンチをしてもいいですか?」という確認の意味を込めているとも言われています。
–野生時代の名残–
そもそもワンちゃんはかつて野生で暮らしていました。野生では、オシッコやウンチも敵の目を気にしながらしなければならないんです。無防備な状態でのウンチです。そんな野生時代の本能的なものが、ワンちゃん達には備わっています。
ウンチの時に、リーダーである飼い主さんに「今からウンチをする!だから敵が来ないように見張っていて欲しい!」と訴えているとか・・・。ウンチをしている間に飼い主さんを見ることによって、自分の不安心を伝え守って欲しいというアイコンタクトを送っています。
リーダーとして信頼関係を結んでいる飼い主さんに対しての、ワンちゃんなりのメッセージなんですね。
また、ウンチをすれば敵に気づかれるという不安から「早くウンチを片付けて欲しい」というアピールであるとも言われていますので、ワンちゃんがウンチをした後には褒めながらすぐに片づけてあげるときっと安心するでしょう。
アイコンタクトは色んな意味で大事
愛するワンちゃんがウンチの時にこちらを見つめる、そして飼い主さんが見つめ返す。これってウンチに集中できないのでは・・・とも思ってしまうのが正直なところ。
しかし、上記のようにウンチをしている時に愛犬が見つめてくるのは、私達人間を「信頼できる人」と理解しているからと分かると、嬉しいですよね。ウンチに限らず、ワンちゃんが飼い主を見つめてアイコンタクトを取ってくる瞬間は多数あります。
そんな時に、犬がどう感じているかということを知ると、もっとワンちゃんのことが好きになるはず。これからの幸せな暮らしのために、愛犬の気持ちを考えながらコミュニケーションを増やしていきましょう。
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