犬と猫の性格の違いについて把握する
犬と猫は同じ動物であっても、特徴や性格、体質は全然違いますよね。しつけや行動面についても違うことが多いので、違いをしっかりと覚えておくといいでしょう。
–犬は社交的で集団での生活を好む–
犬はもともと集団生活で行動してきた生き物でした。野生時代の名残から、人間と暮らしていても「リーダーが誰であるか」を自分なりに位置づけます。
飼い主さんが自分のリーダーだと認識すると、きちんと従い生活をします。また、人間への忠誠心は高く、「自分が愛情を受けている」と感じるとしっかり全身で喜びを表現してくれます。
人間とのコミュニケーションも大好きで、飼い主さんが外出先から帰宅した時などには、しっぽをフリフリして溢れんばかりの喜び表現をしますよね。
社交性もあって、散歩時に他のワンちゃんに会うと挨拶をしたりする一面もあります。生活状況や個体差にもよりますが、とても社交的な動物です。
–孤独が大好き!ひとりぼっちでも全然気にしない猫ちゃん–
昔から、単独行動が多かった猫。そのため、基本的に「ひとりぼっちでも平気」というスタンスで、孤独でも平気です。だからと言って、人間のことが嫌いなワケではなく、飼い主さんに抱っこされたり遊んでもらうのが大好きな猫ちゃんも多いです。
「ツンデレ」という言葉がまさにぴったりで、「一人にして!」というツンツンした時もあれば、「かまってよ~」と飼い主に甘えてくるデレデレした時もあり可愛らしいです。
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犬を飼った後から猫を飼う場合ってどう?
このように、犬と猫の性格は対照的ですよね。一緒に飼っても大丈夫なのでしょうか。
–子犬と子猫を一緒に飼うケースは成功しやすい–
先ほどもお話ししたように、犬は集団生活に慣れています。飼い主さんと主従関係をはっきりしている中に、後から動物がやってきて飼い主さんが可愛がっているのを見ると「自分は先輩だから、何でも聞いて」というように面倒見がよくなるケースもあるとか。
ただし、猫の場合は「集団生活」に対しての意識が違っていて、すんなり受け入れてくれないのです。
とは言っても、実は生まれて間もない月齢の子犬と子猫の場合、まだ社会性が身についておらず、お互いを受け入れやすいと言われています。犬も猫も両方好きな人は、初めに子犬を飼って、その後に子猫を飼うのも良さそうですね。
–成犬と成猫ではケンカになりやすい?–
すでに社会性を身に付けている大人のワンちゃんは、その家での独自の暮らし方ができているでしょう。「新たな動物がやってきた」となると、それがストレスになるとも言われています。特に、成猫とではケンカになることもあります。
また、年齢がシニア世代の犬が新たな環境を受け入れるのは、かなりストレスの溜まることです。
大好きな飼い主さんが他の猫を可愛がっている様子を見ると、それが辛くてストレスにもなります。そして、吠えたり、うなったり、興奮したりという問題行動が増えるケースもあるので、あまり上手くいなかいことが多そうです。
犬と猫を同時に飼う時に注意したい点
以上から、社会性の身についていない頃の子犬と子猫の組み合わせは比較的暮らしやすそうということが分かりましたね。それでは、一緒に飼った時に注意したいポイントについて、みてみましょう。
–ペットフードに気をつける–
犬と猫には、それぞれのペットフードを与えるようにしましょう。そもそも必要な栄養分の種類が異なります。間違って与えないようにすることが大切です。間違って食べ続けると、栄養が偏ることが原因で病気を抱えてしまうリスクもあります。
–猫用のキャットタワーを置いてあげる–
猫は高いところへの登り降りで運動をします。キャットタワーを設置して、運動不足にならないように準備してあげましょう。また、犬は高いところまで登ってこられませんから、追いかけられるのがイヤな猫ちゃんの絶好のリラックススペースにもなります。
–それぞれのトイレや寝床を用意–
お互いがくつろげるような場所を準備しましょう。それぞれのサークルを準備して、一人になれる場所を与えてあげることがストレスの軽減に繋がります。
一緒に飼う場合は、このように気をつける点があることを理解して、先住犬の気持ちを考え、相性を見ながらなどの配慮が必要です。
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