フードをレンジで温める
特に体調の変化などは無く、ただ食べムラがあるなどの際に有効なのがこの方法です。
硬いままのフードでもレンジで少し暖めるだけでお肉の香りがふわっとして食欲増進効果を持ちます。
ただし、温めすぎるとワンちゃんや猫ちゃんがお口に入れた際にやけどをしてしまい、さらに食べてくれなくなってしまう可能性も充分にあるため、人肌くらいのほんのり湯気がのぼる程度に抑えておいた方がよいでしょう。
ふやかす
お腹の調子が悪かったり、お口が痛くて食べられない子には有効なのがこの方法です。
お湯でしっかりふやかしてあげるとにおいの効果も増し食欲増進してくれる子もいるでしょう。
お湯で軟らかくふやかしたフードをミキサーにかけたりしてすりつぶしてしまうと言う方法もあります。
市販のトッピングを用いる
ペットショップなどで市販されている「ふりかけ」のようなものを使用する方法です。
最悪鰹節や煮干しのようなものを粉末状にしてふりかけても良いでしょう。
ただし、この先もずっとトッピングがないと食べてくれなくなる可能性も秘めているため、要注意です。
また動物用のものを使用するのであれば問題ありませんが、人間の食べるものを使用すると塩分など過剰摂取になってしまうこともあります。
気を付けた方がよいでしょう。
市販の缶詰を用いる
やはり缶詰のご飯はお肉の風味も引き立ち美味しそうに感じる子が多いようです。
体調が悪いために食欲が減退している子に限っては、その子の目的に応じた缶詰の種類をきちんとチョイスしてあげることが大切です。
気をつける点としては、小型犬や少食な猫ちゃんなどは一度に食べきらないことも多く、数日に分けて与えがちですが、一度開封してしまうと含まれる油も酸化してしまい、ご飯の質が悪くなりがちなので、しっかりと保存すること、できるだけ早く食べきるなどの工夫が必要です。
また市販でなくても病院でも療法食の缶詰を販売していたりします。
療法食はおいしくないというイメージがつきがちですが、最近では嗜好性の高いものが作られていることもあります。
値段は少し高価になることもありますが、体の状態に応じたものをチョイスしてもらえる可能性もありますので、動物病院で相談してみても良いかもしれません。
手作りご飯にする
市販のものでなく手作りの軟らかくかつ良いにおいがするご飯を作る方法です。
ささみなどでおだしを取った後に白いご飯(すでに炊きあがっているもの)を加え、くたくたに煮込んだものを与えます。
味付けは一切必要ありません。
こちらも缶詰同様、一度作ったら保存が長期間できるわけではないので、極力はやめに食べきらねばならないという欠点があります。
以上が食欲を増進させる方法でした。
これらのことを試してみて、それでもだめならばやはり体調も悪い可能性があるので病院へ連れていくというある種の指標にできるとよいのではないでしょうか。
特に小さい子達は全く食べられないことによって、成長や代謝のエネルギー源となるカロリーが取れなくなってしまい体の状態が悪くなってしまったり、エネルギー源となる糖が足りなくなり、低血糖と呼ばれる状態に陥ってしまうことがあります。
また猫ちゃんも全く食べない日が何日も続くと代謝を行なう肝臓という臓器に障害が起こってしまったりすることがあります。
いつも通りの量を食べなくとも、少量口にしたり、固形のごはんでなくても、スープ状のものでもしっかりカロリーが取れるようであれば食べさせてあげれたら良いでしょう。
飼い主さんのご都合で、手作りまではできないという方、缶詰ばかり買っていられないという方、様々だと思います。
ご自身のやりやすい方法を出来る範囲でお試しいただけたらと思います。
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