甲状腺機能低下症とは?
甲状腺機能低下症の詳しい原因は分かっていませんが、自己免疫疾患といって異物を排除するための免疫が自分の甲状腺をまちがえて攻撃してしまうという可能性が高いようです。
他には・・・
・遺伝的な要因。
・クッシング症候群
クッシング症候群も犬に多く副腎皮質ホルモンが出すぎてしまう病気です。
逆に出ない病気はアジソン病(副腎皮質機能低下症)といいます。
こちらは、犬には少ない病気だそうですが、我が家の犬が検査の結果で最初に疑われていたのは、アジソン病でした。
ちなみにクッシングやアジソンのような副腎皮質ホルモンを調整する薬はかなり高いです。
参考までに我が家の通う病院では一粒1000円でした。
その場合は病院で購入するよりも、ネットで買った方がお安いようです。
甲状腺ホルモンを調整する薬は一粒90円です。こんなにも違うのですね。
チラージンSという人間にも使われている薬を飲んでいます。
甲状腺機能低下症の検査と治療
血液検査をしてもらいましたが、一発で病名は判明しませんでした。
何度かの検査で、やっと「甲状腺機能低下症ではないか?」という診断が出ました。
我が家の犬の場合は、脳からは「甲状腺ホルモンを出しなさい」という指令は出ている・・・ということで、MRIでの検査は免れました。
T4とは・・・
総サイロキシンという数値が、基準値の0.9~4.4の間になるように薬の量を見ていく必要があります。
最初の検査の時、我が家の犬はこの数値が、0.5しかありませんでした。
どのくらいの投与でどの数値になるのか、3週間に1度の検査をして薬の量を調整します。
薬が多すぎると、亢進症の症状になってしまうそうです。
最初、1日に2粒から始まり、現在9週間。
その間に3回検査をして3粒、4粒と上げていき「5粒あげてみましょう!」という感じで経過をみていきます。
今ではT4は2.2まで上がってきています。
この薬を飲むことで免疫機能があがるので、皮膚の状態も良くなる子が多いと言われました。
現在は、お顔が前のようにベビーフェイスになりました!
元気いっぱいで、いっぱい遊びたいと思います。
尻尾の毛も生えてきて、全体の毛も艶がでてふさふさしています。
まとめ
犬の甲状腺機能低下症は、なかなか気づきにくい病気のようです。
暑いからとか寒いから、元気ないのかな?など毎日一緒にいると
そんなものかな?と見過ごしてしまいがちですが、少しでも上記の症状が
ありましたら、検査をしてください!
この病気になってしまうと、自力で甲状腺ホルモンを出すことが難しいので
生涯薬を飲み続けなくてはなりません。
薬の適量が決まっても定期的に検査をして、数値を見てあげる必要があります。
でも!きちんと投与をしていれば、怖い病気ではないそうです。
愛犬がずっと笑顔でありますように!
ライター/eriwan
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