1日のうちで1番暑い時間帯、13~16時頃かと思いますが、夏のその時間帯は気温30~35度くらいかと思います。気温がそのくらいあると、アスファルトの温度はもっと高く、50~60度にもなっています。そこを犬は裸足で歩くわけですから、犬にとってはまさに地獄であり、足もやけどしてしまいます。
これは、私には考えられませんが、地面が暑いとか、犬が熱中症にかかってしまうかもなどということを知らない飼い主さんが中にはいるということです。何も悪気はなく、毎日の日課だからと散歩していると思います。また、飼い主さんの都合でこの暑い時間帯しか行けないということで、散歩している方もいるようです。
散歩にいい時間帯は?
夏の散歩に適している時間帯は、早朝または日が沈んでからです。早朝でしたらお仕事前に行ける方も多いのではないでしょうか?もう9時頃には道が暑くなってしまうので、できれば5,6時をオススメします。犬もまだそれほど暑くないので、快適に歩き、健康的な朝を迎えられると思います。
朝が難しい方は、日が沈んでからがオススメです。道も少しは冷えてきますし、犬にとっては快適だと思います。私は毎朝6時頃行っています。真夏ですと、6時でも日が出て暑いときがあるので、なるべく早起きするように心がけています。
炎天下の中、散歩させるとどうなってしまうの?
もし、炎天下の中を毎日散歩していたら、犬はどうなってしまうのでしょうか?
実際、私も毎日15時頃、犬の散歩をしている方を見かけたことがあります。1年中、いつも同じ時間に散歩に行くのですが、やはり夏の炎天下の中では、犬は本当に辛そうで、歩くのもゆっくりでした。そして可哀想なことに、早いうちにその犬は亡くなってしまいました。炎天下の中の散歩は、間違いなく愛犬の命を危険にさらしているのです。また、下記のようなことも起こりやすくなります。
◆熱中症になる
これは、先ほど述べましたが、犬は地面との距離が近く、アスファルトの照り返しも強く受けます。このような状況はとても過酷で、犬もフラフラになってしまいます。
◆肉球がやけどしてしまう
アスファルトは60度くらいあります。そこを裸足で歩くということは、やけどしてもおかしくないですよね?実際、自分でアスファルトを触ってみればわかると思いますが、とてもじゃないですがここを裸足で歩くなんて、考えられません。
◆脱水症状が起こる
これも熱中症に繋がりますが、犬は足の裏で汗をかくため、自然と水分が蒸発して脱水状態になります。散歩中、こまめに水分補給をしないと体がフラフラしてきて倒れてしまいます。
まとめ
炎天下の中の散歩はとても危険ですし、犬の寿命も短くしてしまいかねない、ということがいえます。炎天下の中の散歩は動物虐待と思われても仕方ないと思います。人間でもこの時間帯は外に出たくないくらいとても暑く感じます。毛皮を着ている犬は、人間の何倍も何十倍も暑く、辛いのです。
それをしっかり理解し、犬の散歩の適切な時間帯に散歩に行ってあげましょう。愛犬の健康維持のためにも、これは飼い主がしてあげられる最低限の義務だと思います。
飼い主さんとのお散歩は犬にとってもとても楽しい時間だと思いますので、ぜひ、犬のために炎天下での散歩は避けてあげましょうね。
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