知っていますか?熱中症になりやすい犬種の特徴と予防とは

2016.08.17

知っていますか?熱中症になりやすい犬種の特徴と予防とは

まだまだ暑い時期が続いていますね。 熱中症は人間だけではなくワンちゃんにもかかります。その中でも特に熱中症にかかりやすい犬種がいるのをみなさんご存知でしょうか? 今回はその特徴と予防についてご紹介していきたいと思います。

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熱中症とは?

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暑熱環境下において身体適応の障害によりおこる状態、また脱水による体温上昇に伴う臓器血流の低下と多臓器不全などのことをいいます。
熱中症は、人間だけがかかるものではありません!暑さに強い人、暑さに弱い人など人間にも体質があるように、犬にも暑さに弱い犬種や強い犬種がいます。犬と暮らす上で季節の変化は、飼い主の生活と密接に関係します。人間は、汗をかくことによる気化により熱を下げようとしますが、犬は汗をかきません。パンティング(あえぎ呼吸)により、体温を下げようとしますが人間のような汗をかくというよりも、効果的に熱を下げることができません。
熱中症、昨今気温の上昇が激しい夏に耳にする機会も増えてきました。犬も熱中症になります。室内での熱中症が多いように、室内犬も例外ではなく熱中症にかかります。飼い主は、犬の健康を考えてあげる上で熱中症についても気を付けてあげなくてはなりません。


熱中症になりやすい犬種と特徴は?あなたの愛犬は?

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主に、熱中症になりやすい傾向がある犬種としては、短頭種犬があげられます。
短頭種犬とは、シーズー、ペキニーズ、パグ、ブルドッグ、ボストン・テリア、ボクサーなどです。体の構造的に呼吸がスムーズにしづらいため、夏など気温の高い時期は特に悪化しやすく、熱中症になりやすい傾向にあります。鼻から気管にかけての上部気道が狭いために、呼吸がしづらいためです。運動のあとなど舌を出して呼吸をしているように見えますが、呼吸自体は鼻呼吸であり、放熱には鼻からの呼吸が極めて重要です。短頭種犬は、呼吸不全のリスクも高いと言えます。
また、北国が原産の犬種などは、冬に強い体質のため、生まれつき被毛が厚く、熱中症になりやすい傾向にあります。
生まれつき熱中症にかかりやすい傾向にある犬種に加えて、肥満気味の犬も皮下脂肪の多さから熱が籠りやすく、気道の圧迫などにより呼吸機能の低下により熱中症にかかりやすい傾向にあります。呼吸をすることで体温調節も行うため、呼吸機能の低下は、熱中症のリスクになります。子犬や老犬なども呼吸機能の未発達や低下なども熱中症のリスクの一因です。

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