夏の意外な食べ物、誤飲に要注意

2015.07.22

夏の意外な食べ物、誤飲に要注意

この季節になると「熱中症に注意」と良く言われる事ですね。 実は、この季節注意して欲しい事は、それだけではないのです。 今回は気をつけたい誤飲についてお話します。

誤飲にきをつけよう

この季節になると「熱中症に注意」と良く言われる事ですね。
実は、この季節注意して欲しい事は、それだけではないのです。
夏の季節、多く食べるものと言えば果物ですね。
この果物を直接食べる事自体も糖分が高いのでおすすめはあまりできませんし、その果物をもらえる=安全と思い、ゴミなどから実がついた種を飲み込んでしまう「誤飲」にも、注意をしなければいけない季節です。
また、飼い主さんが果物を食べている際に、気づかずに種を落として愛犬が飲み込んでしまうケースも少なくありません。
家の中で暮らしている、ワンちゃん達にとっては、飼い主さんが食べている食べ物はとても魅力的なのです。食べ物を狙っている、様子が見られる子も少なくないと思います。
そこで。
この季節の果物といえば「スイカ」ですが、「スイカ」には種があります。
種を落としても音も何もしない為に、飼い主さんの意識がないまま、種を飲み込んでしまい、個体差はありますが下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こす事もあります。
まだ、これですめば良いですが。
この他とても危険な種と言えば「桃の種」「マンゴーの種」などです。
この種を丸ごと飲み込んでしまう場合もあり、犬の大きさによっては腸に詰まり命の危険性すら出てきます。
そして、最悪な事にこの種はレントゲン検査ではあまり写ってこないことが多く、内視鏡やバリウム造影検査など精密検査が必要な場合が多いです。
最近では、梅の種を飲み込んでしまい内視鏡で取り除くワンちゃんが来院しました。
このケースは飼い主さんが気づいたので大事には至りませんでしたが、もし気づかず腸にまで種が流れると内視鏡では取れず、外科的手術もしくは手遅れになる所でした。

食べ物注意

気をつけよう夏の行楽地

また、花火大会などの「夏の行楽地」に出かけた時いわゆる外出時も注意が必要です。
道ばたに落ちている「焼き鳥のくし」や「小石」「硬貨」「腐った食べ物」「タバコ」などを飲み込んでしまう事もあります。たくさんの人がいる場所や、食べ物などを売っている場所は要注意ですね。
せっかく、愛犬と遊びに行ったのに、病院にかつぎこまれたのでは良い思いでではなくなります。ワンちゃんをケージなどから出す前に、必ず飼い主さんが何も落ちていないかチェックしてください。

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Dr.佐藤 貴紀

Dr.佐藤 貴紀

幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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