まずは犬の聴力のすごさを知ろう!
あなたの家のワンちゃんは、私たちが気づくよりも早く家族の車の音を聞き取り吠えていたりしませんか?
また、インターホンを押すよりも早く来客の足音を聞き取って吠える、そんなことはありませんか?
犬の聴力が優れていることはわかっていますが、どのくらい私たちと違うのか調べてみました。
まず、犬の聴力は人間の4倍といわれています。
これだけでは少しあいまいなので、こんなたとえ方ならどうでしょう。
私たちが聞こえる距離の4倍遠い場所の音を聞くことができる。
しかも、低音はやや苦手ですが、高音域にいたっては人の3倍を超え、聞こえる音の強さは私たちの6倍も優れているというのです。
これだけ人と犬の聴力の違いがあれば、私たちが気づくよりも早く音を認識できるのも納得がいきますね。
そして、これだけ聴力に恵まれているから、大きな音に驚いてしまうのです。
掃除機が苦手な理由
犬が高音域を聞き取る能力に優れていることはわかったところで、掃除機が苦手な理由を解き明かしていきたいと思います。
実は、我が家の愛犬姉妹の妹も苦手とする掃除機は、大きな音を出しているだけでなく警戒に値する高音を発して動き回ります。時に、いきなり急接近してくるこの物体は、ただの脅威にしか映っていないかもしれません。ですから、その脅威に対して警戒して吠えたり怯えて逃げたりしてしまうのです。
しかし、犬は高音がきらい、というわけではありません。
なぜなら、しつけのときに叱るときは低い声を、褒めるときは少し高い声を出しませんか?
その時の姿を思い出してください。褒めればとても喜び、叱られれば落ち込む姿が浮かんだのではないでしょうか。このことから、犬たちは高音が苦手なわけではなく、音の高低や大きさを聞き取り判断しているといえるのです。
掃除機がこわくなくなる日はくるの? 改善方法を紹介します!
わが家の愛犬は掃除機をかけても吠えませんが、しっぽを巻いて逃げ出します。中にはパニック状態になるワンちゃんもいます。ここでは、いま、私がしていることで少し改善がみられたことをご紹介しますが、すべてのワンちゃんに対して効果があるとは限りませんので、方法のひとつとして活用してください。
こわくないよ、そっちにいくよ、ちょっとだけ近づくからね。
ゲージに入っていても、入っていなくても、そう話しかけながら、なるべく早く掃除機を通過させるようにしました。もちろん、追いかけるように掃除機を移動させるのはNGです。
その結果、現在ではダッシュで逃げることが減りました。
ゲージの中は、愛犬たちにとって絶対的なセーフティゾーンです。そこにいれば安心で安全、その鉄則は崩せません。ですから、声かけをしながら素早く掃除機を移動させます。もちろん、あまり接近もしません。
その結果、ゲージ内では掃除機が近づくと角で小さくなっていたり、落ち着きなくずっと動いていたりしましたが、現在は伏せをしたまま目で追う程度になりました。
さいごに
いかがでしたか?
掃除機で毛を吸われても平気というワンちゃんは珍しいようですが、飼い主としては、せめてこわくないということを教えてあげたいものですよね。
たとえば、掃除機を使うと吠えるこの場合、毎回のことだと飼い主さんもイライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、このときに叱ってしまうと、掃除機に対するイメージがますます怖いもの、悪いものになってしまいます。時間がかかるかもしれませんが、まずは優しく名前を呼んであげて安心させることから始めてみるといいかもしれません。
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