犬が偏食をしてしまうのは何故?
愛犬の偏食が激しくて、なかなかドッグフードを食べてくれず悩んでいる飼い主さんも多いでしよう。中には、ドッグフードを色々と変えたけど無理だったという人もいるかもしれません。
ここで考えて欲しいのは、愛犬がドッグフードを食べない原因を探ることです。その原因が分かれば、原因に合った対処を行うことができ、結果として偏食を直すことができる可能性が高まるからです。
犬の偏食で、最大の原因と言われるのが「おやつのあげすぎ」と言われています。トレーニングやしつけのご褒美としてあげる分には問題ないのですが、それ以外でも与えていると、犬はおやつをおやつと思わなくなるためドッグフードの味を好まなくなるのです。
また、私たち人間が食べるお菓子や加工食材などを与えることもやめましょう。嗜好性が高く、ドッグフードを食べなくなる要因になります。それに加え、飼い主さんと同じものを食べているという満足感から、ますますドッグフードを食べなくなるリスクが高まるのです。
犬の偏食を治すしつけ方法とは
それでは、どうすれば偏食はなくなるのでしょうか。ここでは、偏食の治し方を紹介していきます。
◼︎おやつをあげる回数が多い場合の治し方
まずは、おやつの回数を少なくしましょう。おやつでお腹が満たされてしまえば、当然ながらドッグフードは食べなくなります。通常、おやつは1日の摂取量カロリーの1〜2割が良いと言われています。しつけやご褒美以外でのおやつは控えるようにしましょう。
◼︎ドッグフードを食べない場合の治し方
普段あげているドッグフードを食べなかったり、新しいものに切り替えるとよく食べるのに、長続きせずすぐに飽きて食べなくなってしまう…。このようなケースも多いでしょう。この場合、飼い主さんはすぐにドッグフードを替えてしまいがち。しかし、ドッグフードはすぐに替えてはいけません。
新しいものをどんどん与えていくと、犬は「フードを食べないともっといいものをくれる」と思い、ますますドッグフードを食べなくなる可能性が高いです。もし、愛犬がドッグフードを食べなかったら、すぐにフードを取り上げてみるのも効果的です。そうすることで、お腹が空き食べてくれるでしょう。また、犬は、3日(成犬)くらいフードを食べなくても問題はないと言われています。お腹が空けば自然とフードを食べるようになるので、じっくり様子を見ましょう。また、新鮮味を出す意味で、フードのお皿を替えてみるのも良いでしょう。できるだけ、今与えているフードで食べてもらえるようにしましょう。
◼︎トッピングもひとつの手段
中には、トッピングでふりかけをかけたり、野菜や鶏肉をフードに混ぜて与えている飼い主さんも多いかと思います。いつも与えているフード+αで食べてくれるようであれば、それでも問題ないでしょう。もちろん、与えすぎるとトッピングなしのドッグフードを食べなくなる要因にもなるので、あくまで少量与えるのがポイントです。
犬の偏食が治らない場合は別の理由を考えよう
偏食の治し方を説明してきましたが、中には偏食ではなく病気による食欲不振の可能性もあります。そのため、もし3日ほど様子を見ても食べないようであれば病気を疑うのも大切です。その際には、食欲不振の他に何か他に症状がないかも考えましょう。排尿の回数や色、便の状態、飲水量など普段と少しでも異なる点があれば、獣医師に相談することをオススメします。
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