ストレスによりマウンティングを行う場合
犬がマウンティングを行う理由は上下関係の誇示など他にも様々ありますがストレスによって引き起こされることがあるという考えが広まっています。マウンティング行為は直接的にストレス発散につながるわけではなく、ストレスがかかった時に身体から出るストレスホルモンの影響で行ってしまうと言われています。犬がストレスを感じる理由はいろいろありますが例えば飼い主さんにかまってもらえなかったり、引っ越して環境がかわったりなどの原因が考えられます。多頭飼いの場合、新しく家族に加わった犬にマウンティングが多いこともストレスが強くかかっている状態であることから起こされやすい行動です。ストレスが溜まってマウンティングをしているのであれば、マウンティングを無理やりやめさせてしまうと他のストレス行動がでてくる可能性がありますので気を付けなければなりません。
マウンティングをやめさせる方法
マウンティングのやめさせ方はマウンティングを行う理由によって変わってきます。ストレスによって行われているのであればまずはストレスの原因を見つけ改善しできるだけ犬にストレスを与えないようにすることが大切です。ストレスがなくなることでマウンティング行為が緩和されることがあります。楽しさや興奮から行っている場合には徹底的に無視をするのが最適な方法です。思わず叱ってしまいそうになるのですが叱ってしまうことによって飼い主にかまってもらえたと犬が勘違いしマウンティングを行えば飼い主がかまってくれると思い習慣化してしまう可能性があります。マウンティングを始めたら一度だけダメと一言だけ言って犬の身体を引き離し行為を行っている間は無視し続けましょう。そうすることでマウンティングを行っても飼い主が喜ばないと学習し繰り返さなくなります。しつけには少し時間がかかります。犬の様子を長い目で見守りながら根気よくしつけをしていきましょう。また普段から待てや伏せなどの基本的なしつけがいつでもどこでも行えるようにしておく必要があります。どうしてもやめない場合には去勢・避妊手術を受けさせれば行為を行わなくなることがあります。
犬同士のマウンティングは止める必要がある?
犬同士の場合には交尾行動ではなくコミュニケーションの一環として行っている場合もあります。お互いがじゃれあっている状態で嫌がっていない場合には怒らずに見守ってあげましょう。しかし上と下が入れ替わらなかったり相手の犬が嫌がっている場合には呼び戻しを行いましょう。呼べば戻ってくるように普段からのしつけが大切になります。また多頭飼いされているおうちでは家族全員で順位を付けます。先住犬が基本的には上に立つことが多いのですが、後から来た犬や若い犬が力を付けて上位に立とうとしてマウンティングを行ったりします。これは犬同士が決めることなので、順位争いに飼い主が介入してはいけません。派手な喧嘩に発展しそうになった場合には家族のリーダーである飼い主が止めることも大切です。オス同士で行うことが多いのですが気の強いメスも行うことがあります。交尾行動と間違われやすいマウンティングですがこのように様々な原因と解決方法が存在します。行為自体に問題はほとんどないのですが家族に対して行わないようにしつけを行ったり発情期のメス犬に対して行わないように気を付ける、相手の犬の性格を見極めた上で遊ばせてあげると良いでしょう。
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