老犬を自宅でシャンプーする時は
老犬は、足腰が弱まりや筋力が落ちているので、シャンプー自体負担になる場合もあります。
また、トリミングサロンが好きではないワンちゃんだと、さらに精神的負担が加わることになり、老犬にとってはつらい状況になります。
トリミングに連れていけない老犬は、自宅でシャンプーすることになりますが、飼い主さんが洗うのが難しい場合は、出張サービスを行っているトリマーさんに来てもらうのもいいですね。
気になる出張トリマーさんの料金ですが、小型犬5000円〜大型犬10000円+出張費のところが多いようです。
トリミングサロンやサービス内容・老犬の状態や自宅の状況などによって料金は変わりますので、気になるお店がありましたら、頼む前に直接問い合わせてみるといいですね。
近くに出張トリマーさんがいない場合、自分で洗うしかありませんね。
自宅で老犬をシャンプーする時のコツをお伝えします。
自宅で老犬をシャンプーするコツ
老犬のシャンプーを自分で行う場合は、事前の準備が大切です。
*シャンプー前にすること
・浴室内を温めておきましょう
自宅のお風呂場でシャンプーする時は、前もって浴室内の壁や床にシャワーでお湯をかけたり、浴槽があればぬるめのお湯をはって、温度差を感じないようにしておきましょう。
老犬の体全体をブラッシングしておきましょう。
シャンプー時にスムーズに洗うことができますし、毛が抜けて浴室の排水溝がつまるのを防ぐことができます。
ブラッシング中に毛玉を見つけたら、ハサミなどで切っておきましょう。
老犬を洗い始めてから、シャンプーに使う道具を探すのはいけません。
スタート前に、必要な道具は用意しておきましょう。
犬用シャンプー剤・ブラシ・滑り止めのタオルやシート・タオル・ドライヤーなどの準備が必要です。
*シャンプー中の注意
用意が整ったら、老犬をシャンプーしましょう。
浴室の素材によっては、滑りやすくなってしまいます。
老犬の足元には滑り止めのマットやすのこ、バスタオルを一枚敷くようにしましょう。
いつも可愛がっている愛犬でも、シャンプー嫌いな子は暴れることもあります。
老犬の安全のためにも、濡れてもいい首輪とリードをつけてシャンプーしましょう。
シャンプー時は両手で支えた方がいいので、リードは水道の蛇口やドアノブなどしっかりした場所につなぐといいですね。
老犬を立ったまま洗うのは、体の負担もあったり不意に動いて、飼い主さんの足を踏んだりすることもありますので、できるだけ安定した姿勢で洗うようにしましょう。
スワレやフセで待たせて洗い、お腹側を洗うときだけ立たせるなど、老犬の負担ができるだけ少なくなるようにするといいですね。
シャンプー時の温度はぬるめのお湯にして、シャワーヘッドを老犬の体にくっつけるようにすると水はねも少なくしっかり洗い流せます。
顔が濡れるのを嫌がる場合は、シャワーで水をかけないで、スポンジなどでなでるように洗いましょう。
シャンプーは予洗いと本洗いの2度行い、毛先だけでなく皮膚の汚れもしっかりとるようにしましょう。
*シャンプー後
シャンプーが済んだら、温度差で冷えないように素早く体を乾かしましょう。
タオルドライの後、嫌がらなければドライヤーを使いましょう。
ドライヤーは体から30センチほど離して使い、火傷をしないように手早く動かして乾かしましょう。
まとめ
老犬を自宅でシャンプーする時のコツや注意点についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
老犬の体に負担がないように自宅でシャンプーして、いつまでも元気に過ごしてほしいものですね。
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