フレンチブルドッグの性格
フレンチブルドッグの性格を一言で表すなら「温和」という言葉がぴったり。とにかく明るくて、優しい性格なので、とても飼いやすい犬種です。ふだんは物静かで、見た目の通りのんびりとしている癒し系キャラです。
だからと言って、ぬいぐるみのようにおとなしい訳ではなく、甘えん坊で遊ぶのが大好きです。いつも飼い主さんに遊んで欲しくて、うずうずしています。また、見かけ以上に頭がよく、人の指示や気持ちをしっかり理解します。ですから、しつけが楽です。かまってちゃんの一面もありますが、わがまま過ぎると思われる前に、あきらめることもできます。
犬は、しっぽを見てご機嫌を判断することが多いと思いますが、フレンチブルドッグはしっぽが短く、しっぽから気持ちを読み取ることが難しいことも。その分、顔の表情が豊かで、悲しい・うれしい・怖いなどの感情が表情から読み取りやすいです。その豊かな表情は、愛嬌があって何とも言えないほどかわいいですね!
一方闘犬だったブルドックの血を受け継いでいるので、勇敢で用心深い面もあり、番犬としても適しています。飼い主さんを守るためなら、知らない人に果敢に飛びかかり、戦う勇気を持っています。反面、社交的な面もあり、飼い主さんの友人などに対しては、とても友好的です。初対面のお客さんへの、あいさつや感激が念入り過ぎて困ってしまう、ということもあるほどフレンドリーな性格です。
フレンチブルドッグの値段
フレンチブルドッグの販売価格は、平均20万円前後。だいたい15万円~30万円で売られていることがほとんどです。チャンピオン犬の子など、血統が良い犬になると50万円以上のフレンチブルドッグもいます。たまには10万円を切るようなお値段になっているケースもあります。
1匹ずついろいろな理由がありそれぞれ値段が違うのは、他の犬種と同じ。幼い犬ほど値段が高く成犬に近づくと安くなり、オスよりメスの方が高い傾向があるのも、他犬種と同じです。
フレンチブルドッグの毛の色と値段
フレンチブルドッグの場合、毛の色によっても値段が違ってきます。ちなみにフレンチブルドッグの毛の色は次の4種類に分けられます。
- フォーン(茶色っぽい金色のもの)
- クリーム(薄い黄色一色のもの)
- ブリンドル(黒い毛に他の色のしま模様がまんべんなくあるもの)
- パイド(白い毛にフォーンかブリンドルのあるもの)
人気の色ほど、値段が高いのですが、現在、一番人気の色はパイド、次にクリームなので、これらの色は高めです。珍しい色や柄のパイドとなると、かなり高値になります。ブリンドルは比較的お求めやすくなっています。
同じくらいのグレードのフレンチドッグを比較すると、パイドの値段は、ブリンドルの値段プラス3万円程度になります。どの色も、メスの値段は、オスの値段プラス2万円ほどになります。一つの目安として、ブリンドルのオスは17万円ほど、パイドのメスは22万円ほど。この値段も、ちょっとした模様の入り方や体の大きさなどで、大きく変わります。
フレンチブルドッグは出産が難しい?!
以上のように、フレンチブルドッグは毛の色により値段に幅がありますが、ペットショップなどで他の犬種の値段と比べると、毛の色と関係なく高いことが多いと思います。その理由の一つには、フレンチブルドッグの出産が難しいことがあげられます。出産が危険なので、出産数自体が少なく、出産のときには費用が高額になります。
フレンチブルドッグは頭が大きいので、出産は他の犬より大変で、帝王切開になることがほとんどです。自然分娩でも、人の手助けは必須。帝王切開の場合、手術代が5万円~10万円近くかかることが多いようです。この手間や、出産にかかる費用が考慮されるため、他の犬種よりも高くなる傾向があるようです。
まとめ
フレンチブルドッグは、人気の犬種なので飼いたい人が多いけど、出産が難しいから赤ちゃん犬は少ない。だから、良い犬が高い値段になってしまうのは、当然のことかもしれません。それでもかわいらしさにはまってしまって「どうしてもフレンチブルドッグがいい」という愛犬家がたくさんいます。家庭のムードメーカーになり、あなたをいつも癒してくれて、子どもの親友にもなれる性格の持ち主。そんなフレンチブルドッグのいる生活を考えると、値段のことは後回しにして、相性の良い犬を探す方が良いかもしれませんね。
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