犬はメロンを食べても大丈夫?
「うちの子がメロンを食べてしまったけど大丈夫?!」と慌てている飼い主さん、犬はメロンを食べても大丈夫ですので、安心してください
ただし種・皮は消化されず、消化器官を傷つける恐れがあるので、果肉だけを与えるようにしてくださいね。
メロンはウリ科の植物なので、スイカやキュウリと同じく水分補給として効果的です!
夏場に水分補給をしてくれずに困っている飼い主さんは、ウリ科の植物を与えてみるといいかもしれません。
また、メロンはカリウムを多く含んでいるので利尿作用があり、食物繊維も含まれているのでお通じアップも期待できますよ!
食べられるといっても、食べすぎると大変!
食べられる果物だからと言って、大量に与えてしまうのはNG!なんでも“ほどほどに”が大切です。
メロンは糖度が高く高カロリーなので、肥満の原因になります。肥満は寿命を縮めてしまうので飼い主さんがきちんと調整してあげてください。
また、腎臓・副腎が弱い・調子が悪い子には与えないようにしてください。
メロンが多く含むカリウムは通常、摂取し過ぎると腎臓・副腎で処理し、尿として体外に排出しますが、その機能が弱っていることで、調節できずに高カリウム血症に陥ってしまいます。
高カリウム血症は軽症の場合ほとんど症状はありませんが、濃度が急激に上がると舌の異常感覚・知覚過敏・四肢麻痺・筋力の低下・
嘔吐・下痢・不整脈・頻脈など、身体に様々な悪影響を及ぼします。
また水分が多く、単純に下痢をしてしまう子もいますので、1日20g程度にしておきましょう。(スプーンひとすくい分)
人間にとっては一口でも、小型犬にとっては結構な量です。
可愛い愛犬が体調を崩さないように、欲しがってもやめておきましょう。
メロンアレルギーの子が稀にいます
人間でもメロンを食べた後にのどがかゆくなる人はいませんか?
犬にも稀にメロンに対しアレルギーを持っている子がいるようなので、少しずつ与えるようにしましょう。
アレルギー症状としては
- かゆみ
- 発疹
- 充血
等の症状が見られた場合は、すぐに病院で受診するようにしましょう。
「少ししたら治るかもしれないから…」とアレルギーを軽視してしまうのはNG!
アナフィラキシーといって、アレルギー物質に対し過剰に反応してしまい、呼吸困難になってしまう場合も考えられますので、すぐに対処するようにしましょう。
犬が食べて良いフルーツ・悪いフルーツ
―食べても良いフルーツ―
◎バナナ…便秘解消や、白血球の活性化による免疫力の向上
◎もも…整腸作用
他にも、りんご・みかん・さくらんぼも食べられるフルーツですが、葉や種には犬にとって有害なものがありますので、どのフルーツも果肉だけを与えるようにしましょう。
―食べてはいけないフルーツ―
×ぶどう…嘔吐・下痢の他にも、後遺症が残ったり命を落とす危険性がある
×アボカド・プルーン・レモン・グレープフルーツ…中毒症状を引き起こす
拾って食べてしまう可能性もありますので、食べないようにしつけておくことも、健康で長生きするための愛情かもしれませんね。
まとめ
可愛い愛犬が欲しがっているとついつい「すこしだけ…」とあげてしまいそうになりますが、食べられるものなのか、食べてはいけないものなのか、逐一チェックする習慣を付けることが大切かもしれません。
食べられるものでも、アレルギーを持っている可能性があるので、少しずつ与えて様子を見ておくことも忘れないでくださいね。
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