なぜ呼び戻しは必要なのか?
呼び戻しを覚えさせるということは、飼い主さんが愛犬を呼ぶと愛犬がそばに来てくれて嬉しいということだけではありません。犬が危ない場所に行ってしまいそうなときや、色んなトラブルや事故にあいそうなときに呼び戻しをする事によって、それらのトラブルや事故などを避ける事ができます。呼び戻しはとても必要なしつけなのです。
犬を呼んでも戻ってこない!なんて話を聞いたりしますが、それは犬が呼ばれて戻っても良いことなんてない!と思ってしまっているからです。呼ばれても戻るという事が習慣づいていないから、呼ばれても戻ってこないのですね。
呼び戻しは愛犬の命を守る大切なしつけなので、犬を飼うとまず最初に覚えさせたいしつけです。呼び戻しは簡単に覚えさせることができるしつけですので、ぜひ最初に覚えさせるようにしましょう。
呼び戻しの教え方は?
●室内での教え方
いきなり外で呼び戻しの練習をするのはよくありません。外の世界は犬にとって誘惑がいっぱいあり、集中力が切れてしまいます。まずは慣れている家の中で呼び戻しの練習を始めましょう。比較的、家の中では呼ばれたら近寄ってくるワンちゃんは多いです。呼んできちんとそばに来た時は大袈裟に褒めましょう。犬は褒められることが大好きなので、何回か繰り返していくうちに、すぐに覚えてくれるようになります。うまくいかない時は、オヤツを使ってみてもいいかもしれませんね。ちゃんと出来たらオヤツを与える、を繰り返していると、必ずワンちゃんは覚えてくれます。この段階で注意が必要なのは、呼び戻してそばに来たからといって、自分から犬を捕まえないことです。犬がそばに来ただけで捕まえてしまうと、犬は近寄ると捕まってしまうと思ってしまい、失敗に繋がるからです。絶対に自分から犬を捕まえにいってはいけません。
●室外での教え方
家の中で呼び戻しが出来るようになったら、次は外での練習の開始です。この場合、ノーリードではなく必ずリードはつけるようにしておきましょう。6m以上あるロングリードがしつけをしやすいです。そして犬が匂いを嗅いだりしている時に、ふいに愛犬を呼んでみて、ちゃんと呼び戻しに成功したらオヤツを与えるなどのご褒美をあげます。何度か繰り返しているうちに、犬は必ず覚えてくれます。そして呼び戻しに慣れたら、いつもの散歩コースなどに戻して、呼び戻しを試してみましょう。うまくいくようであれば、リードの長さをだんだん長くしていき、呼び戻しを徹底的に覚えさせましょう。
呼び戻しの教え方で大切なこと
愛犬を呼ぶ時は、飼い主さんは必ず笑顔で呼ぶようにしなければいけません。犬は飼い主さんの笑顔が大好きです!
笑顔で呼ばれていたら、犬は喜んで戻ってきてくれるはずです。声のトーンを高くすると、より良いです。そして犬を呼んだときは、必ず良いことが起こるようにします。犬を呼び戻しして、せっかく戻ってきたのに怒られてしまったらがっかりしてしまいますし、犬はもう戻ってきたくなくなってしまいます。ですので、犬を呼び戻しした時は絶対に怒ってはいけません。呼び戻しした時は、絶対に良いことが起こるようにしてあげましょう。そうすることにより、どんな場合でも呼ばれたら戻ってくるお利口な犬になっていきます。呼び戻しがうまくいかない時は、オヤツなどのご褒美で誘導しても良いのです。しかし、徐々にオヤツの回数は減らしていきましょうね。
何よりも愛犬との信頼関係が大切ですので、きちんと信頼関係を築いておくことも大事です。
愛犬に呼び戻しを覚えさせることは、愛犬の命を守ることにも繋がりますし、何と言ってもきちんとしつけがされている証拠です。犬を飼っている人の責任として、色んなトラブルから守るためにもきちんと呼び戻しはしつけておく事が大切です。きちんと呼び戻しを覚えさせて愛犬との信頼関係を築き、愛犬との楽しい生活を送れるようにしたいものですね。
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