これから、ずっと一緒に暮らしていくワンちゃん。
それがどんな気持ちであるかを私達人間が理解してあげなければなりません。ワンちゃんがどんな気持ちの時に、どんな行動をするかしっかり覚えておきましょう。
ボディランゲージで感情表現のワンちゃん
ワンちゃんは言葉が話せないのでボディランゲージで気持ちを表現します。そのため、自分の気持ちを体を使って人間に伝えようとしているのです。
しかし、人間が間違った解釈をしてしまうことでワンちゃんのしつけが上手くできなかったり、理解不足からワンちゃんとコミュニケーションが上手に取れなくなったり、様々な問題行動を起こしてしまうのです。
たとえば緊張が最大となっているワンちゃんに人間がさらに怒ってしまうと、ますます不安や恐怖を感じますよね。それで、どうしていいか分からずに吠えたり、噛んだりしてしまう場合もあるのです。
人間の理解不足から、このようなワンちゃんを問題視してしまいがちですが、人間がきちんと理解してあげることで回避できます。何となく「こうだろう」「ああだろう」と勝手に解釈せずにきちんと理解をしてあげたいものですね。
ワンちゃんの気持ちがわかりやすいしっぽ
ワンちゃんの気持ちはしっぽを見ると分かりやすいでしょう。特に「うれしい~」という時は、左右いっぱいにぶんぶん振って表現します。この振るスピードが速い時は、とにかく嬉しいといった状態です。
ご飯の時、ペットオーナー様が帰宅した時など、嬉しい気持ちをしっぽを使って最大限に表現します。
しっぽが丸まって足の間に挟まる時があります。この状態の時は、とにかく恐怖や不安を感じている時です。また、ご主人さまに従って抵抗しない意味も表します。お風呂の嫌いなワンちゃんが風呂場に連れていくと、しっぽを丸めたりするのはこのためです。
寂しい、不安という状況を表わします。
緊張している時です。
イライラして攻撃性が強くなっています。初めて会う犬に威嚇する時や、家の窓から見知らぬものが見えた時などにします。
ワンちゃんの表情やしぐさで気持ちがわかる
人間だったら「あくび」は眠いサイン。しかし、ワンちゃんは違います。ストレスを感じている時や緊張している時に、気持ちを安らげようとしているのです。
よく飼い主さんに怒られているワンちゃんは、あくびをしています。「怒らないで欲しい」という気持ちの表れです。
これもあくびと一緒で緊張、不安の表れです。人間の感覚と一緒にしていて、怒っている時にワンちゃんがこのしぐさをしたからといって話を聞いていないわけでもなく、反省している訳でもありません。不安や恐怖で気持ちがいっぱいの時です。適度なところで、怒るのを止めてあげたいものですね。
相手に対しての攻撃です。相手に対して威圧的な態度をとっています。
この行動は有名で「服従している」というポーズであることを知っている方も多いでしょう。
リラックスしている時や満足状態の時にこのようなポーズをとります。
鼻を時々なめている様子がありますが、これは緊張している時に落ち着かせようとしている様子です。あくびの時と似ていますね。
体の前方をかがめて、お尻を上げるポーズをします。これは、遊ぼうよというサインです。
ストレスをかかえています。寂しくて舐めている場合もありますが、暇を持て余してストレスとなっている時もあります。ただ、舐めすぎて皮膚を傷めてしまうこともあるので、このような様子を見たら気をそらしてあげるのもいいでしょう。
ワンちゃんのしぐさから気持ちを理解できれば、ワンちゃんとの生活も豊かになること間違いなし。
ぜひ理解するようにしてあげてくださいネ!